『Untrue ~少女たち~』
メインログ|雑談ログ
PC1:《バルカン》三本松 玉枝(
キャラシート
)PL:敗者T
PC2:《ラグドエッジ》欠淵 清志郎(
キャラシート
)PL:さささ
PC3:《テクリ・マカン》七釜戸 瑞城(
キャラシート
)PL:ぽぽ
PC4:《ノンクレジット》瀬名 詩郎(
キャラシート
)PL:めかぶ
GM:DT
【関連ログ】
『Unjustice ~幽霊たち~』
目次
プリプレイ
GM:では『Untrue~少女たち~』 始めていきます~
GM:自己紹介から参りましょう~ PC1の三本松さんお願いします
三本松玉枝:は~い。
三本松玉枝:【キャラシート】
三本松玉枝:三本松玉枝(さんぼんまつ たまえ)です。
三本松玉枝:レネゲイド研究者、在野の碩学、真実の探求者等々、胡散臭い肩書きを名乗る胡散臭いオーヴァード。所属は無し。
GM:怪し~
三本松玉枝:研究のために各地を回ってレネゲイドアイテムを漁り回っていますが、具体的に何をどう調べているのかは判然としません。
三本松玉枝:なのでどちらかと言うと知性面より、遺跡やお屋敷から宝物をゲットしていく習性の方が多少有名です。
GM:手癖が悪い……
三本松玉枝:野放図な振る舞いの源となっているのは、つよい協力型レネゲイドビーイングがついているからであり
GM:力があれば何してもいいっていうのかよ
三本松玉枝:本人もバッチリその頼り甲斐を認識しているので矯正されずに今日まで至ってしまっています。
三本松玉枝:性能としてはサンドシャードを軸にしたRCアタッカー。
三本松玉枝:強い武器を作って発射! オーバーロードでさらに倍!
GM:破壊踏み倒してる……
三本松玉枝:そういうやつです。100%を超えたら戦闘用人格によってもうちょっと強くなったりドッジが当てにできるようになったりもする。
三本松玉枝:よろしくお願いします!
GM:コンセなしリフレあり、なかなか珍しいアタッカー
GM:よろしくお願いします~
GM:三本松さんのハンドアウトはこれだよ~
PC1/三本松玉枝用ハンドアウト
シナリオロイス:ハク 推奨感情:P:親近感/N:猜疑心
居場所をなくしてどこかから流れてきたのか、誰かに売られたのか。
あなたは現在、あるコミュニティへと流れ着いた。
案内人のハクという女が言うには、ここは力ある女のみで構成され、どの勢力にもまつろわぬ女の園。
その中で仕事を任され、その最中。逃げ出した。行く宛はまだ見つかっていない。
GM:拾われて逃げます スピーディ
三本松玉枝:あたしを縛れるものなど存在しないぜ
三本松玉枝:後先考えずに頑張ります!
GM:がんばって未来を掴んでね
GM:次はPC2!欠淵さんお願いします
欠淵 清志郎:はい!
欠淵 清志郎:【キャラシート】
欠淵 清志郎:欠淵清志郎(かけふち・きよしろう)。28歳男性、フリーランスの『仲裁屋』をやっています。
欠淵 清志郎:要するにほぼ何でも屋なんですが、揉め事の仲介のためならなんでもします。実力行使とか、戦闘とか、あと暴力とかも辞さない。
欠淵 清志郎:ゆるいオールバックに銀縁眼鏡、着崩しスーツ、あと顔から身体にかけてでかい刺青が入っており、とても堅気には見えない感じの人です。
欠淵 清志郎:戦闘時にはこの刺青が勝手に動いて敵を攻撃するという寸法です。特別製です。
GM:ヤクザじゃん!
GM:顔にガッツリあるのこわすぎ
GM:動いてる……
欠淵 清志郎:おかげでまともな職につけません。
欠淵 清志郎:そう、敬語寄りのインテリヤクザみたいな雰囲気の人で、実際元鴻央会の構成員でした。
欠淵 清志郎:色々あって抗争で舎弟と相棒を亡くしており、そのどさくさでどうにか足抜けに成功、もう二度と戻りたくはないそうです。
欠淵 清志郎:なんか仲裁屋って仕事も元相棒の影響でやってることらしいですね。
GM:えらい 足を洗っていこう
欠淵 清志郎:元鴻央会なのでFH寄りにいましたが、今はちょっとそっちからは手を引きたい気持ちかな……。
欠淵 清志郎:UGNもそれなりにうさんくさいと思ってますが、仕事は受けたり一緒に働いたりはします。
欠淵 清志郎:ピュアウロボロスでDロイスは申し子。昇り龍の刺青というあんまり見ないエンブレムを使ってC値を下げ、セレリティで1ラウンドだけ2回C6RC攻撃をしていきます。
欠淵 清志郎:暴走型だし、エンブレム使ったラウンドは防具が意味をなさなくなるのでかよわい。
GM:刺青!
GM:めちゃくちゃノーフューチャーだ
欠淵 清志郎:どうせ避けらんないし……
欠淵 清志郎:社会は低いけど、技能と財産点がそこそこあるのでカバーできたらいいな。
欠淵 清志郎:そういう感じです。よろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします~!
GM:ハンドアウトはこれだよ~
PC2/欠淵清志郎用ハンドアウト
シナリオロイス:オード 推奨感情 P:尽力/N:猜疑心
あなたはヤクザ稼業から足を洗い、現在は『仲裁屋』を営むオーヴァードだ。
オードという偽名の女から、あなたはある依頼を受ける。
自分の同僚のギンという女に探られているような気がする、止めさせて欲しい、と。
不自然なほどの金を積み、わざわざ裏稼業の自分を頼ることに、きな臭いものも感じる。
GM:なんかきな臭い話に巻き込まれてもらいます
欠淵 清志郎:巻き込まれちゃう
欠淵 清志郎:まあでもお仕事ですしね……
欠淵 清志郎:頑張ってやっていきます
GM:お仕事頑張ってね
GM:お次はPC3!七釜戸さん!
七釜戸瑞城:【キャラシート】
七釜戸瑞城:七釜戸瑞城48歳。
GM:絵面がヤバい
七釜戸瑞城:UGNの特殊暗殺部隊RIPSの隊長をやってます。
GM:特殊暗殺部隊!
七釜戸瑞城:元々はフリーの殺し屋でしたがUGNに捕縛されアッシュレドリックに引き抜かれました。
七釜戸瑞城:滅茶苦茶強い殺戮衝動を持っていますが意思の力で抑え込んでいます。
七釜戸瑞城:理性が無いのは動物と同じくらいに思っているので。
GM:ヤベ~
GM:意志が高そう
七釜戸瑞城:意思があれば何でもできますからね~
七釜戸瑞城:高速思考の能力者ですが
七釜戸瑞城:思考の手順を飛ばす際にはコイン型のレネゲイドビーイングで裏か表かをやって即断します。
GM:かっこよ
七釜戸瑞城:どうでも良い事もこれで決めますね。
七釜戸瑞城:更生は意思型で情報回避調達を意思で行い
七釜戸瑞城:精神で射撃します。
七釜戸瑞城:そんな感じでよろしくお願いします
GM:つよ~
GM:よろしくお願いします~
GM:ハンドアウトはこちらになります
PC3/七釜戸瑞城用ハンドアウト
シナリオロイス:セイヤ 推奨感情 P:好奇心/N:脅威
君は特殊部隊RIPSを率いる人物だ。
今回のターゲットは、セイヤという男を中心としたコミューン。
それはガールズバーとしてのカヴァーを隠れ蓑にしたカルト団体であり、ドラッグの流通を行っているという。
君たちの部隊へのオーダーは、いつもの通りの、死
――ではない。彼らを“殺したことにせよ”。
GM:殺せじゃないんですって
七釜戸瑞城:え~ 衝動を持て余しちゃう
七釜戸瑞城:とは言えちょっといかがわしそうだし
GM:我慢しなさい 獣じゃないんでしょ
七釜戸瑞城:若い支部員二人はお休みにしそうですね
GM:そう なんかそういう方針ってことだとぽいかも
七釜戸瑞城:そうしましょう
GM:オッケー!じゃあ君の使える部下は一人ですね
GM:その一人。PC4の瀬名さんお願いします
瀬名 詩郎:はーい!一人の部下でーす
瀬名 詩郎:【キャラシート】
瀬名 詩郎:せな・しろう です。コードネームは"ノンクレジット"。
瀬名 詩郎:色素の薄い髪に上品な顔立ち、物腰柔らかな青年。
瀬名 詩郎:愛想は良く、冗談も言います。
瀬名 詩郎:元は魔術結社で製造された実験体で、言われるがまま破壊行為などに従事していましたが、
瀬名 詩郎:UGNが組織の解体に乗り出したと聞いて、保身のためにダブルクロスになってUGNに協力しました。
瀬名 詩郎:その後の身分も保証してもらった代わり、UGNイリーガルとして汚れ仕事を引き受けています。
瀬名 詩郎:生来から過激な戦闘を好んでおり、そういう仕事に携わるのは悪い気分じゃない感じです。
瀬名 詩郎:能力はブラックドッグ/サラマンダー。シザーリッパーという装甲値無視可能武器を用い、
瀬名 詩郎:暴走加速して単体攻撃を繰り出すだけというシステムになっています。
瀬名 詩郎:逆に言うとそれしかできません。情報収集は限りなくクソです。
GM:殺す気満々じゃんッ
GM:情報収集部隊じゃないからね 君たちは
GM:集まった情報を元に殺す人たち
瀬名 詩郎:こいつはさらに、その暗殺部隊の助っ人要員ですからね
瀬名 詩郎:ハハハ
瀬名 詩郎:そんな感じで、やたら顔の良い戦闘要員として、皆さんの間をヘラヘラうろうろできたら幸いです。
瀬名 詩郎:以上です。よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします~ 21歳の圧倒的最年少として頑張ってね
瀬名 詩郎:21歳最年少なの!?そうじゃん
GM:48,28,26,21
瀬名 詩郎:はえーー ダブルクロスとは思えない
瀬名 詩郎:最年少という言葉が三度の飯より大好き お任せください
GM:ご飯も好きになって
GM:ハンドアウトこれね~
PC4/瀬名詩郎用ハンドアウト
シナリオロイス:“エペイオス”成鐘水乃 推奨感情 P:好奇心/N:隔意
あなたは特殊部隊RIPSに協力するイリーガルだ。
今回のターゲットの集団のリストの中に、成鐘水乃という潜入エージェントの名前があった。
成鐘はメンターとしてあなたの表社会の復帰に協力した人物だったが、
追加で潜入した査察部員の報告によれば、彼女はもう潜入先に心酔しているという。
それどころか、UGNの情報を向こうに流していた疑惑もある、と。
GM:過去の女が匂わされます
瀬名 詩郎:えーー!!
瀬名 詩郎:いいんですか そういう感じのやつやっても
GM:どういう感じだったかは好きにしていいです ダーティなので
瀬名 詩郎:ワーイ 好きにやります!
GM:そんな感じでよろしくね~ トレーラーを貼って始めていきます
■トレーラー
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
その変わらない世界を維持するためには。
必要とされる行いもある。
ターゲットは少女たちの暮らすコミューン。
淫蕩の宴。儀式もて侍らすモントークの怪物。
アジールよりの声。
それは、救いをと求める仔羊の啼声か。
それとも、転落へと誘う女衒の魔声か。
我らは暗闇を歩くもの。
与えるのは真実ではない。
R.I.P――眠りという名の安らぎを。
Double Cross the 3rd edition『Untrue ~少女たち~』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:やるぞ~ よろしくお願いします!
瀬名 詩郎:やるぞ~!よろしくお願いします!
三本松玉枝:よろしくお願いします!
欠淵 清志郎:よろしくお願いします! やるやる!
七釜戸瑞城:よろしくお願いします!
【オープニング/七釜戸瑞城・瀬名詩郎】
GM:登場をお願いします。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (33 → 39)
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (36 → 45)
瀬名 詩郎:あ、エフェクトによる基本値+3が反映されませんでした 39→42です
GM:OK!
GM:【カジノバー コールサック】
GM:そこはバーをカヴァーとしたアジト。
GM:UGNの特殊暗殺部隊『RIPS』の城。
GM:そこの戸が叩かれ、一人の少女が入店した。
GM:客ではない。UGNの連絡員……つまりは。
GM:任務の連絡だ。彼らへと委ねられる。
七釜戸瑞城:読んでいた本を閉じ視線を少女に向ける。
ナナ:外はねした赤髪の少女。いつもの連絡員ではない。
瀬名 詩郎:ビリヤード台に腰かけ、キューを弄んでいる。
GM:普段の連絡員は、ゴシックロリータ風のドレス姿の少女だ。
瀬名 詩郎:「おや、マリカさんではないんですね」
瀬名 詩郎:いつもの連絡員の名前を出す。「どうりで彼女の迎えもなかったわけだ」
ナナ:「マリカさんはその……」
ナナ:「休暇です。夏季休暇」
ナナ:「今頃南の島でバカンスしてるんじゃないでしょうか」
七釜戸瑞城:「…そういう事もあるでしょう」
瀬名 詩郎:「あはは、良いな。彼女らしい理由だ」
七釜戸瑞城:「彼女のプライベートを詮索する気はありません」
七釜戸瑞城:「まあ、座りなさい」
ナナ:「失礼します」そそくさと座り。
ナナ:ノートPCを取り出して開く。「ターゲットの話をしても?」
七釜戸瑞城:「構いませんよ」
瀬名 詩郎:にこっと微笑んでいる。
ナナ:曖昧に笑み返して。「こちらです。バー『アン・トルエ』」
ナナ:「会員予約制のガールズバーですが……ここと同じです。それはカヴァー」
ナナ:「実情としては、小中規模オーヴァードコミュニティです」
七釜戸瑞城:「ふむ、UGNが管理していないという事ですね」
瀬名 詩郎:「FHセルでもないのかな、その言い方だと」
ナナ:「ええ。内偵調査の結果、彼等はビジネスを行っています」
ナナ:「ドラッグです。それも、普通のものではなく、オーヴァード用の」
瀬名 詩郎:「へえ」七釜戸さんに言う。「珍しいですね、オーヴァード用のドラッグなんて」
七釜戸瑞城:「…本来で言うなら一般人に影響がないビジネスに過度に関与する必要はないとは思いますが」
七釜戸瑞城:「確かに珍しいとは言えます」
ナナ:「……恐らく彼等は、勢力を問わずそれを流しています」
ナナ:「UGN、FH、その他のレネゲイド組織……」
ナナ:「UGNに納入されている薬品の一部も、彼等を流通元としているものがあります」
七釜戸瑞城:「困ったものですね」
七釜戸瑞城:「出所の不確な商品など、そもそも実用に足る信頼がありませんよ」
七釜戸瑞城:「いちいち確認して使用するわけにもいかないでしょう」
瀬名 詩郎:「しかし、ビジネスとしては成り立っているのでは」キューを弄びながら話を聞く。
ナナ:「中身に異常はありません。認可されているオーヴァード用の強化薬ですが」
ナナ:「最も大きな問題が一つ」
瀬名 詩郎:「ん?」
ナナ:「UGNは内偵調査を行いました」
瀬名 詩郎:「査察部でしたっけ。あそこも忙しそうな部署だ」
七釜戸瑞城:「必要な事はしていますね」
ナナ:「その潜入エージェントが、恐らく向こうに取り込まれた、と」
七釜戸瑞城:「…」
瀬名 詩郎:「…必要な事だけでは済みませんでしたね」
七釜戸瑞城:「なるほど、それは問題ですね」
ナナ:「後任によれば、彼女はこちらの情報を流していた疑いがある」
瀬名 詩郎:「それは非常に問題ですね」
七釜戸瑞城:「彼女…と言いましたね」
七釜戸瑞城:「ガールズバー経由というと」とリストを見ながら
七釜戸瑞城:「客ではなく、組織の内部に入り込む為の要員というわけですか」
ナナ:「コミューンのリストがあります」
ナナ:彼女がファイルを開く。そこには写真と簡単なプロフィールの名簿がある。
瀬名 詩郎:ナナさんの後ろに立って、パソコン画面を覗き込む。
ナナ:「彼女です。源氏名“アオイ”。“エペイオス”成鐘水乃」
瀬名 詩郎:「あ」
ナナ:「……何か?」
七釜戸瑞城:「どうかしましたか?」
瀬名 詩郎:瞬きする。「……知人です」
瀬名 詩郎:「数年前、前の所属からUGNに移る時にお世話になりました」
七釜戸瑞城:「つまり仕事はこなせる実績がある人物である、と」
七釜戸瑞城:「瀬名くん、君から見て彼女はどのような?」
アオイ:“アオイ”の写真も、数年の月日があるとは言え、君の知っている姿だ。本人で間違いないだろう。
瀬名 詩郎:「そうですね…、正義感もあり、仕事にも熱心な、品行方正なエージェントといった印象でした」
七釜戸瑞城:「なるほど」
瀬名 詩郎:「だからこそ取り込まれやすかったのかも、しれませんが」
瀬名 詩郎:「憶測の域を出ませんね」
七釜戸瑞城:「その情報から考えられる可能性を」
七釜戸瑞城:「坂萩くんや神峯くんが居るなら考えてもらう所ですが」
瀬名 詩郎:「ふ」
瀬名 詩郎:笑う。今はいない正規メンバーの二人だ。この時間、高校に通ってでもいるのだろうか。
七釜戸瑞城:「一つ、その外面がそもそも嘘で固められていた場合、一つ、何らかの窮地に陥り行動がとれない場合」
七釜戸瑞城:「一つ、何らかの能力で強制されている場合、一つ、何かの信念によって裏切った場合」
瀬名 詩郎:「いやあ、勉強になります」
七釜戸瑞城:「あとは…恋、という可能性もありえますが」
瀬名 詩郎:「少女らしい理由ですね」
七釜戸瑞城:「どれも憶測ですね」
瀬名 詩郎:「今のうちから探れるだけの可能性を探っておくことに意味がある、と」
七釜戸瑞城:「それで、我々に話を持って来たという事は」
七釜戸瑞城:「オーダーがある、可能性はそれによっても絞れます」
ナナ:「はい。オーダーですが」
ナナ:「『アン・トルエ』の元締めと思われるこの人物」
ナナ:画面に映る若い男の写真を指す。
ナナ:「セイヤ。彼を殺し ”たことにし” て下さい」
七釜戸瑞城:「面白い事を言いますね」 メガネを外す。
ナナ:「上の方針としては、この納入ルートをみすみす手放す気がないようです」
七釜戸瑞城:「打算、結構な理由です」
七釜戸瑞城:「組織は邪魔だが男の手腕は必要あるいは彼を殺せない理由が他にある」
ナナ:「ただ、そのまま残すことは出来ない」
ナナ:「UGNの情報が流出した可能性もあり、彼等はFHとも取引を行っている可能性が高い」
七釜戸瑞城:「そうでしょう。FHとつながりのある組織と取引する事は信用にかかわる」
ナナ:「頭はともかく、手足であれば折っても構わないので全面協力体制を築かせたい」
ナナ:「思惑はそんなところでは?」
七釜戸瑞城:「つまり」
七釜戸瑞城:「”彼”以外の処置は」
七釜戸瑞城:「我々に任せると」
ナナ:「はい」
七釜戸瑞城:「デリケートな内容になりますね」
瀬名 詩郎:「これは大変だ」一人ごちるように言って、笑みを浮かべる。
瀬名 詩郎:「僕の知り合いもいるようですからね、はは」
七釜戸瑞城:「今回は私と瀬名くんだけで構いませんか?」
ナナ:「ええ。“テクリ・マカン”の裁量におまかせします」
七釜戸瑞城:「坂萩くんと神峯くんにはまだ真っ当な仕事の経験を積ませる方が先でしょう」
七釜戸瑞城:「それに…潜入先が少し刺激が強そうだ」
瀬名 詩郎:「ふふ」PCの画面に表示された、カヴァーのHPを見る。極彩色が踊っている。
七釜戸瑞城:「出来ないとは思いませんが、その経験を今積む優先度は低い」
瀬名 詩郎:「ええ。立派な教育方針です」
七釜戸瑞城:「瀬名くんは大丈夫ですか?」
七釜戸瑞城:「もし気が引けると言うなら外れても構いませんが」
瀬名 詩郎:「ああ…」
瀬名 詩郎:「いえ、いえ。お気遣いは不要ですよ」
瀬名 詩郎:「七釜戸さんに頼まれてここに来た以上、引き返すことはいたしません」
七釜戸瑞城:「結構、大変良い答えです」
七釜戸瑞城:「頼りにしています」
ナナ:「では、その様に。後ほど、後任の潜入エージェントが合流します」
ナナ:「状況が整い次第、実行を」
七釜戸瑞城:「オーダー、確かに承った。とお伝えください」
瀬名 詩郎:ただただ微笑む。
GM:任務は受け取られ、状況が始まる。
GM:少女たちの運命は、既に天秤の上へと載せられた。
GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
瀬名 詩郎:シナリオロイスの“エペイオス”成鐘水乃さんに、好奇心:〇/不信感 で取得します
七釜戸瑞城:いったん保留します
GM:OK!
【オープニング/欠淵清志郎】
GM:登場をお願いします~
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (36 → 40)
欠淵 清志郎:うむ
欠淵 清志郎:さほど広くもない事務所の応接室。
欠淵 清志郎:インテリアは上品なものを選んだつもりだが、それでもどこか、部屋全体の煤けた空気は誤魔化せていない。
欠淵 清志郎:ソファには、脚を組んで座っている眼鏡の男が一人。この事務所の主だ。
欠淵 清志郎:苦笑をするような顔で笑っているが、それ以前に顔に大きく入った刺青があまりに目立つ。
GM:その机に、バン、とブランドの紙袋が叩きつけるように置かれる。
欠淵 清志郎:「おっと」灰皿が動いて灰が溢れたので、そもそもきちんと掃除をしていなかったことに気付く。
オード:色褪せたような髪色の、短髪ウェーブの女性。
オード:オード――偽名か源氏名だろう。彼女は君に依頼があるという。
欠淵 清志郎:「まあ、まあ。どうぞ落ち着かれて」
オード:「……あ」
欠淵 清志郎:こっそりと灰皿の灰をゴミ箱に捨て、にこやかに言う。
オード:「ゴメン。ちょっと乱暴だったかな……」
GM:紙袋が倒れる。札束がこぼれ出る。
オード:「とにかく、金はあるってことを言いたかった」
欠淵 清志郎:「いえいえ……と」
オード:「門前払い、されたくないから……」
欠淵 清志郎:「なるほど。なるほどね」眼鏡を軽く押し上げる。
欠淵 清志郎:「ならば余計なお世話を焼かせていただきますが、それはお話を伺ってからの方が良い」
欠淵 清志郎:「金に目が眩んでいい加減な受け方をする輩もいますしね」
欠淵 清志郎:さあ、と手で促す。
欠淵 清志郎:「門前払いなんてことはしませんともさ」
オード:じ、とその顔を見る。特に物怖じする様子はなく。
オード:「……ウチの店のオーナーと付き合ってて」
欠淵 清志郎:「ふむ」
オード:「付き合ってる?っていうか。女の子はたくさん居るんだけど」
オード:「その中の一番?みたいな。そういう感じなんだけど」
欠淵 清志郎:(『そういう』女の、男女関係のこじれ)
欠淵 清志郎:(一番、というのはまあ……まあいい)
欠淵 清志郎:「なるほど。大事にされていらっしゃると」
オード:「……うん。まあ……」前髪をくるくると弄んで。
欠淵 清志郎:「それが、何かトラブルでも」
欠淵 清志郎:「うちに駆け込むというのは、そういうことですよね」
オード:「ん。最近、新入りが入ってきて。ギン、ってやつなんだけど」
欠淵 清志郎:(……男女関係のこじれ。その程度であの札束?)
オード:「なんか……すごい調べられてる?感じで」
欠淵 清志郎:「不快で不安に感じられた、と」
オード:「セイヤにも……あ、えーっと。オーナー。オーナーにも擦り寄ってて」
オード:「うん。止めさせたいんだけど」
欠淵 清志郎:「なるほど、なるほど」
オード:「店はなんか……みんな仲良く~ってノリで」
欠淵 清志郎:顎をさする、その手の甲にも刺青は入っている。
欠淵 清志郎:「相談相手が見つからなかった。それで、依頼を、ということですかね」
オード:「うん。だからちょっと……止めろって言って欲しいの」
オード:「オーヴァードなんでしょ、あなた」
欠淵 清志郎:「……そのお嬢さんも?」
オード:「そいつだけじゃなくて、私も。だから、そういう人間にしか頼れない」
欠淵 清志郎:「なるほど、なるほど、なるほどね……」
欠淵 清志郎:どうしてわざわざ自分のような……『仲裁屋』などという怪しい事務所に訪ねてきたのか。
欠淵 清志郎:過剰な札束。筋は通った。
欠淵 清志郎:「『何らかの方法で』そのギンというお嬢さんに接触をし、調査を止めろと働きかける」
欠淵 清志郎:「ご依頼はそこまででよろしいですか」
オード:「うん。店には客として呼ぶから。うち、招待制で」
オード:名刺を取り出して置く。
オード:「パンピーとか、”役所”とか来ると困るからって」
GM:”役所”が含意するところは、恐らくUGN。
欠淵 清志郎:「ああ、それはそれは……」
欠淵 清志郎:「最初の関門はクリア。ありがたいことだ」
欠淵 清志郎:名刺を手に取る。
GM:バー『アン・トルエ』 オード とだけ書かれた、簡素なもの。
欠淵 清志郎:「私もあまり、お役所大好きというわけではありませんのでね」苦笑。
欠淵 清志郎:くるりと裏返し、また表返す。
欠淵 清志郎:(オーヴァードが複数名在籍する店?)
欠淵 清志郎:(後ろ暗いところがある、のか。UGNに見咎められては困るような)
欠淵 清志郎:(まあ、それはこちらの仕事とは別件としようか……)
オード:「あとそうだ。欲しい商品あれば、安くしとくけど」
欠淵 清志郎:「商品?」
欠淵 清志郎:ふと、素で聞き返す。
オード:「うん。”栄養剤”」
欠淵 清志郎:「……それは、特別効き目の良い品、という意味でしょうか?」
欠淵 清志郎:言外に意味を込めて。
オード:「うん。私たち向けの」
欠淵 清志郎:「それはそれは。欲しがる人は喉から手が出るほどでしょうな……」
欠淵 清志郎:「私はまあ、健康には気をつけているので。不要ですよ」
欠淵 清志郎:(……どんどん繋がっていくな。これは。そりゃあUGNには見られたくないだろう)
欠淵 清志郎:「オーヴァードなら、多少はわかるでしょう」とん、とこめかみの辺りを叩いて。
欠淵 清志郎:「ここの箍が外れた時、もう"栄養剤"どころじゃなくなる」
欠淵 清志郎:「それで十分」
オード:「そういうものなんだ……いつも使ってるから分かんないな」
欠淵 清志郎:「個人差はありますね。もちろん」
欠淵 清志郎:「まあ、優待サービスは結構。お話は伺いました」
オード:「うん。お願い……あ、それで足りる?」
欠淵 清志郎:「あとは、『予約』に関して日時を決められればと……」
オード:「相場分かんなくて適当に持ってきたけど」
オード:「あ、うん、設定するね」
欠淵 清志郎:少しだけ考えを巡らせて。
欠淵 清志郎:「もう少し節約をなさった方がいいですよ。多すぎます」
欠淵 清志郎:幾らかの札束を受け取る。話からすればこの程度の……。
オード:「……そうなんだ」
オード:「足りないのかと思った」
欠淵 清志郎:半分もあれば、足りるはずだろう。
欠淵 清志郎:(……その見込みだ。おそらくは……)
欠淵 清志郎:(ただし。慎重に。慎重に)
欠淵 清志郎:銀縁眼鏡のつるをこつこつと指で叩く。
欠淵 清志郎:(嫌な予感はする。……あまり、欲をかかない方が良さそうだ……)
欠淵 清志郎:それでも相場よりは多めの紙幣をさらりと改め、ふっと笑った。
欠淵 清志郎:「ご依頼、ありがとうございます」
GM:シーン終了。ロイス取得あればどうぞ。
欠淵 清志郎:オードに○有為/本当に大丈夫か?
欠淵 清志郎:で取得します。
GM:大丈夫かな……?
【オープニング/三本松玉枝】
GM:登場をお願いします。
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (37 → 45)
GM:【ガールズバー『アン・トルエ』】
GM:バーをカヴァーとした、オーヴァードの寄り合い所帯。
GM:君は現在、このコミュニティに身を寄せている。
GM:彼女らの対応は好意的で、衣食住が不自由なく提供されている。
GM:そして、今日は。
ハク:「ちょっと仕事をやってみない?」と、案内役の女に誘われている。
GM:バーの隅に座らされ、様子を見よと。
三本松玉枝:「しごとぉ?」
ハク:「そ、仕事」
GM:店の中では、数人の客がテーブルにつき会話している。
GM:女性との会話を楽しんでいる、という様子ではない。
GM:真剣な取引、といった雰囲気。
三本松玉枝:「ふぅむ」
三本松玉枝:上体を捻り、周囲を見回す。
ハク:「あ、お酌して楽しく金持ちとおしゃべりだと思ってた?」
三本松玉枝:「ちょっと思ってた」
三本松玉枝:「トークには自信があるからねえ」
三本松玉枝:けらけらと笑う。
三本松玉枝:見た目の上ではまったくそぐわない。ぼさぼさもさもさの小豆色の髪。Tシャツとジーンズの上から羽織った白衣。履き潰しかけたスニーカー。
三本松玉枝:どこぞの大学の研究室から数日ぶりに現世へ彷徨い出たような風体を、拾われてからずっと維持している。
ハク:「へ~見たかったなあ」
三本松玉枝:「でも、違うって言うと」
三本松玉枝:「何かね。あたし普通に働いたことないよ」
ハク:「いーのいーの。オーヴァードに普通なんて気にしてない」
ハク:「っていうかわざわざ拾わないし。真っ当な労働力が欲しいんだったらね」
三本松玉枝:「ほう。ぶっちゃけるじゃんか」両肘をテーブルに載せて身を乗り出す。
ハク:「うん。うちはね。薬を売ってるの」
ハク:「聞いたことない?“ゲイル”とか、“ハンマー”とか」
三本松玉枝:「あー」
三本松玉枝:「あるね。使ったこともある」買ったことはないが。
ハク:ブルーゲイル。シルバーハンマー。オーヴァードの能力を高める、レネゲイドドラッグの名称。
ハク:「そう。あれを売ってる」
ハク:「結構高値で捌けるからね、この手のは」
三本松玉枝:「へえぇー」
ハク:「まあでも、ただ売るだけならさ」
ハク:「別に誰がやってもいいんだけど……」
ハク:「お」裏口の戸が開くのを見る。
ハク:「セイヤだ」
セイヤ:セイヤ、と呼ばれた男が、バーカウンターに姿を見せる。
三本松玉枝:「ほん?」
三本松玉枝:(わあ、見るからに縁のない人種)
ユカリ:「えっセイヤじゃん!」
ユカリ:「珍し~」
スミレ:「えええ……おめかししてこればよかった……」
GM:金髪の少女。姉妹だろうか?
セイヤ:「よ。元気そうで何よりじゃん」
ユカリ:「ちょー元気!」
スミレ:「元気、ですっ」
ハク:「モテますね~相変わらず……」パタパタと手を振る。
セイヤ:「ん。その子は?新入り?」
三本松玉枝:「ども~。お邪魔してます」
ハク:「そ。仕事はこれからだけどね」
セイヤ:「ふ~ん……」まじまじと見て。「いいじゃん」
セイヤ:首筋に入れ墨のある、軽薄そうな青年。
セイヤ:「ちょっと磨く必要はあるかもだけど……そのへんの手はずは任すわ」
ハク:「おまかせあれ~」
三本松玉枝:「えっへへ。よろしくお願いします」
セイヤ:「……あれ」周囲を見渡す。「オードは?」
コガネ:「オードさん最近外してんスよ~」
コガネ:「なにしてんスかね」
コガネ:ボブカットの少女が答える。
セイヤ:「ふうん?」
GM:その時。
GM:客の一人が立ち上がり、ナイフを取り出して。
GM:セイヤに向けて突っ込んでくる。
三本松玉枝:特に反応せずに見ている。
GM:「セイヤ……!死に晒せッ!」
セイヤ:「……ネロ」
ネロ:「はいストーップ」酒缶片手に持った少女が立ち上がってそれを止める。
ネロ:「おっ客さーん困るよ~お店の中は~」団子髪の少女。
セイヤ:「助かる。時間ある時にゆっくりするわ」
セイヤ:「今日はこれで」そのまま彼はくるりと振り返って離れていく。
GM:「待ちやがれ……!」
ハク:「はいお客さんはこっちでいいことしようね」店の奥へと引っ張っていき。
ハク:君に手招きする。付いてきてと。
三本松玉枝:「……おっ。おおー」
三本松玉枝:ネロと呼ばれた少女とハクを見比べ、さも理解が遅れて訪れたような顔で。
三本松玉枝:「びっくりした」
三本松玉枝:立ち上がり、ひょこひょこと招きに応じる。
ネロ:「今度デートしてな~」セイヤに手を振って。「今日当番誰だっけ」
ハク:「ユカリとスミレだね」
ユカリ:「え~そだっけ~?」
スミレ:「そうだよう」
GM:ぞろぞろと隣の部屋に入る。そこはだだ広く、荷物の少ない倉庫のような。
ハク:「やってもらいたい仕事はこっちがあるんだよね」
ハク:「用心棒」
ユカリ:懐からタブレットのようなものを取り出す。
スミレ:懐からタブレットのようなものを取り出す。
GM:2人がそれを飲み、噛み砕く。
ユカリ:武器を取り出す。鎖で結ばれた二本の短剣。
スミレ:武器を取り出す。鞘入りの長刀。
ネロ:「まあこういう商売してるとね~」
ネロ:「俺が乗っ取ってやる!みたいなアホは絶えないわけよ」
三本松玉枝:「ふむふむ」
ネロ:「だから」
ユカリ:男の足元に滑り込み、腱を引き裂いている。
ネロ:「こうやって」
スミレ:鞘からひとりでに飛び出した長刀が、回転しながら男の首を撥ねた。
ネロ:「ヤる当番が必要なわけよ」
ネロ:「アンダスタン?」
三本松玉枝:「なるほどねえ」
三本松玉枝:「アンダスタン」
ネロ:「オッケー」
ネロ:「腕に自信は?」
三本松玉枝:「そうねえ」顎に親指と人差し指を添え、広がる血溜まりを覗き込むようにして。
三本松玉枝:「これより綺麗にも汚くもできるよ」
ユカリ:「へええ?」
スミレ:「……」
ネロ:「じゃあサブの仕事は問題なさそうだ」
三本松玉枝:「メインは?」
ハク:「これです」ケースに入った薬を取り出す。
ネロ:「ウチが仕入れてる原材料は質がバラバラでさ~」
ネロ:「調整しないといけないの。調合を、うまいこと」
ネロ:「効果が混ざるといけないから、一人一種類担当」
ネロ:「てことでそれ飲んで。限界まで」
ネロ:「大丈夫大丈夫。キモチ~よ」
三本松玉枝:「マジすか」
ネロ:「マジよ~、マジマジ」
コガネ:ガチャリ、とドアの鍵をかける。
三本松玉枝:「……限界になる前に聞いときたいんだけど」そちらを一瞥しつつ。
ハク:「何かな」
三本松玉枝:「お仕事とは何の関係が?」
ハク:「内製するとこからうちの仕事なの。企業秘密だけどねこれ」
ハク:「捌くだけならオーヴァードは要らないでしょ。用心棒だけなら傭兵でいい」
三本松玉枝:「そりゃそうね」
三本松玉枝:「つまり品質保証係か。生きた。ちゃんとしてるんだ」
ハク:「でしょ?優良企業なの」
三本松玉枝:「すごいねえ。自力でやってけるなりの理由があるんだな」
三本松玉枝:言いながら思考を回す。
三本松玉枝:「で」
三本松玉枝:──リスクが大きすぎる。殺人、というだけでも既にアウトだ。さらに品質の定かならぬ薬の実験台。
三本松玉枝:「……今までお世話になりました、って言ったら?」
ユカリ:「右取った~」右腕に組み付く。
スミレ:「左取りました」左腕に組み付く。
ネロ:「今更それは通らんでしょ~よ」
三本松玉枝:「オッオー……」
GM:組み付かれていて身体を動かせない。いや。
GM:それだけではない。
GM:全身に力が入らない。
GM:部屋の隅でなにか香のようなものが炊かれている。
ネロ:「これは商品じゃなくて」
ネロ:「ただぐてっとしていい感じになるやつ」
ネロ:「んじゃ行っとく?」ハクのケースから錠剤を受け取って。
ネロ:「お口開けられるかい」
三本松玉枝:「…………」
三本松玉枝:膝が折れる。腕を掴まれているせいで倒れることこそないものの。
三本松玉枝:「不覚……」
ネロ:「ほら~ 粘ってもいいこと無いよ~」
ネロ:「汚くなっちゃうよ。キレ~なまま気持ちよくなる方がいいでしょ」
三本松玉枝:「分かったよも~……」
三本松玉枝:「参りました。せめて殺さないで」あ、と口を開ける。
ネロ:「いい子だね~」指を口の中に突っ込んで、錠剤を口の中で捻り割る。
ハク:「大丈夫だよ~」
ハク:「一回飲めば、次が飲みやすくなるように混ぜものしてるから」
三本松玉枝:きつく目を瞑り、異物の感触に耐える。
三本松玉枝:(……頑張れ、あたしの体……!)
三本松玉枝:藁にも縋る思いでそう念じて。
三本松玉枝:こく、と喉を上下に動かす。飲み下した。
三本松玉枝:──しばらく変化は無い。
三本松玉枝:四肢には未だ力が入らないが、腹に落ちたものが溶ける感覚を経て、なお。
三本松玉枝:「……ん、これちゃんと出来て」
三本松玉枝:「んうっ!?」
ネロ:「来たかな」
ネロ:「ど~?」
三本松玉枝:「ヤバ──ヤバいってこれ」
三本松玉枝:体が熱い。鼓動がうるさい。
ネロ:「お腹のこの辺つつ~ッてあっついでしょ」下腹部に触れて。
三本松玉枝:「ぎぅうう……ッ……!」
ハク:「いやそれにしても……効きすぎじゃ」
ユカリ:「ヤバないこれ?」
スミレ:「ヤバいかも……?」
三本松玉枝:かつて興奮作用のある薬として服用したことがあるものの、数倍か数十倍かの効き目、だと思う。
三本松玉枝:全身が茹でられたように真っ赤に染まり、汗が噴き出して、垂れ落ちたそれが小さな水溜まりになって。
三本松玉枝:「やっ……ぱ」
三本松玉枝:「できてない! できてないってぇ!」
三本松玉枝:叫ぶ。
ネロ:「あ~うっさいな~……次行く?」
三本松玉枝:その音すらもほとんど聞こえない。両耳はそこに心臓があるみたいに脈打って、本来の役目を放棄している。
ハク:「いや、ちょっと待って……」
三本松玉枝:「ぐっ……ふ……」
GM:瞬間。それらが全て、一斉に“引く”。
GM:熱が全て失われて。深海に放り出されたような。
三本松玉枝:「…………ぁ」
GM:何も聞こえない。何も見えない。
GM:香水のような香りが消えていく。
GM:触れられているはずの両腕の感覚がなくなる。
GM:舌に残っていた、痺れるような甘さも。
GM:すべてが消えて。
GM:何もない。
三本松玉枝:(…………くそ。ごめん)
三本松玉枝:(バルカン)
三本松玉枝:姉妹が捕らえる両腕の合間で、女がくたりと脱力する。
ユカリ:「えっこれ……」
スミレ:「これって……」
ネロ:「……」
ネロ:「……死んでんじゃん。はーつっかえ」
ネロ:「コガネ。これとその男捨てといて」
コガネ:「え~……イヤッすよ汚いし……」
ネロ:「やれ」
コガネ:渋々と、二人分の死体を引きずって。
GM:アン・トルエの日常は今日も終りを迎えた。
GM:シーン終了です。
GM:死亡してしまいましたが……私にも情けがあります
GM:ロイスの取得を認めます 必要なら取得下さい
三本松玉枝:この状態からでも取れるロイスがあるんですか!?
三本松玉枝:ハク 優しくはあった/〇怨恨 で取ります。
三本松玉枝:以上で!
GM:恨まれてる
GM:OK!
ミドルフェイズ1/Undying
GM:三本松さんと欠淵さんの合流シーンになります。
GM:登場ダイスをお願いします。
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (40 → 45)
GM:振って下さい 死んでいても
欠淵 清志郎:生きているので振った
GM:振れてえらい
三本松玉枝:死は労働をやめる理由にはならん
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (45 → 47)
GM:ファイレクシア流再利用してね
GM:奇妙な感覚だ。
GM:心臓は停まっている。
GM:そのはずなのに、意識ははっきりとしている。
GM:まるで画面の外から見ているかのように、君はそれを知覚する。
GM:振動が止まる。
GM:バタン、と音がして、視界が開ける。
コガネ:「あ~マジでめんどくさいな~もう……」
GM:君の顔を、少女が覗き込んでいる。
三本松玉枝:(めんどくさいとは何だ、殺しといて)
三本松玉枝:文句の一つも言いたいが、口が動かない。
三本松玉枝:(どういう状況なんだろうなこれ……幽霊?)
GM:君は横倒しになっており、車の座席の後ろに寝かせられていた。
コガネ:「こっから二人バラして捨てて……」
コガネ:「ダルすぎ……」
GM:だんだんと、身体に熱が戻るのが分かる。
三本松玉枝:(うええ)
GM:恐らく、動かせる。問題なく。
三本松玉枝:(……?)
コガネ:「セイヤのお気にになったら変わんのかな~これ」
コガネ:「オードさんみたいに……」
三本松玉枝:(……)
GM:君の隣には、首の離れた男の死体がある。
GM:先程、あそこで見た襲撃者のもの。
コガネ:「……さっさとヤッて帰ろ」
三本松玉枝:投げ出されたままの体、半開きになった口と両目。
三本松玉枝:それを維持するように努める。
三本松玉枝:(……先にそっちやって、そっち)
コガネ:ポーチから注射器を取り出して、自分の腕に打つ。
三本松玉枝:(楽でしょ、途中までバラされてるんだから)
コガネ:「フゥーッ……」
コガネ:彼女の手が、メキメキと音を立てて鋭い鉤爪に変形していく。
コガネ:恐らくは、キュマイラの獣化能力。その腕には血走ったような赤い筋が見える。
コガネ:その手が男の死体を掴み上げた。
三本松玉枝:(店の薬で死んだやつが目の前にいるのによく使う気になるな)
三本松玉枝:(お、ラッキー)
コガネ:くるりと振り向いて、地面に置いて。
コガネ:押し付けるようにして、引きちぎり始める。
三本松玉枝:密かに拳を握る。力が集まる感覚を確かめる。問題ない。
三本松玉枝:(よし)
三本松玉枝:腕を持ち上げ、てのひらを女の背中に向けて。
コガネ:「は~……これ肉食べたくなくなんだよな~……」
三本松玉枝:紅蓮の火球をそこに放つ。
コガネ:「あぎっ……!」直撃する。
コガネ:「な……何!?」
三本松玉枝:「やっほ~」
コガネ:背を焼かれ、倒れ込みながら振り向く。
コガネ:「えっ、お前、なんで……!」
コガネ:「し……死んでたじゃん!」
三本松玉枝:立って手を振る。余った白衣の袖がぶらぶらと揺れる。
三本松玉枝:「生き返っちった」
コガネ:「ウッソだろ……」
コガネ:「えってかこれヤバいやつ……?」
三本松玉枝:「んっん~」
三本松玉枝:ぐるぐると手を回す。その先から続けざまに灼熱の球体が生じ、コガネを取り囲むように降り注ぐ。
コガネ:「……も、もっかい」
コガネ:「もっかい殺したら死んで……げっ」
三本松玉枝:「ヤバいねえ。けどあたし殺しはしない主義なんだ」
コガネ:「ヤバいやつ……」
三本松玉枝:火──ではない。
三本松玉枝:地に落ちた弾丸はぐつぐつと煮えたぎり、橙色の溜まりを徐々に広げる。溶岩めいた熱で女を包み込んで。
三本松玉枝:「なもんで」
三本松玉枝:「さらば!」
コガネ:「ヒッ……!」
三本松玉枝:だっと踵を返し、駆け出す。
コガネ:「あっ待……ああっ!」
コガネ:「ああ~っ!」
三本松玉枝:「病み上がりでやってられるかバカ! バ~カバ~カ!」
三本松玉枝:頭だけ振り向いて声を張り上げる。
三本松玉枝:「絶対お礼はしに行ったるからな~!」
コガネ:「やだ~……!」
GM:火に巻かれて、彼女は追ってこれない。
GM:ただ、君も万全というわけではない。
GM:薬の影響が抜けきらないのか、まだ、どこかおぼつかない。
三本松玉枝:「……げほっ。ぐぇぇ……」
三本松玉枝:(あぶな。調子乗ってぶちのめそうとしなくてよかった……)
三本松玉枝:ふらふらと、人気のない倉庫群の間を抜けていく。
三本松玉枝:(……港の方か、これ)
三本松玉枝:手近な壁に手をつく。ぐるぐると視界が回っているような気がする。走ったせいでまた薬の影響が出てきたのか。
三本松玉枝:「……て言うか」
三本松玉枝:「ほんとに生き返ってんだろうな、あたし……」
三本松玉枝:ぼやきながら、足を引きずるようにして。
三本松玉枝:ともかくこの場を離れるべく移動を続ける。
GM:そうして、歩き続け、歩き続けて。
GM:事務所を出て、彼女と店の下見にと案内を受けている最中。
オード:「……あれ」急に立ち止まる。
欠淵 清志郎:「何か?」一歩進みかけて戻る。
欠淵 清志郎:顔には大きな絆創膏を貼って隠しているが、刺青はあちこちはみ出している。
オード:「あそこ」指をさす。路地裏のゴミ捨て場。
GM:そこに女性が転がっている。
欠淵 清志郎:そちらに目をやる。匂いが酷いので普段は早足で通り過ぎるところだ。
欠淵 清志郎:「……行き倒れかな」
GM:ぼさぼさもさもさの小豆色の髪。Tシャツとジーンズの上から羽織った白衣。
オード:「あの人確か、こないだハクが拾ってきた……」
欠淵 清志郎:「おや。お知り合いで」
オード:「うん、お店の……」
オード:「なんでこんなとこいるんだろ」
欠淵 清志郎:「ふーん」少し考える。
欠淵 清志郎:「拾い直します? 少し運ぶくらいなら、サービスしますが」
欠淵 清志郎:何か仕事に役立つこともあるかもしれない、と考えて提案をした。
オード:「うん。ほっとけないし」
欠淵 清志郎:「では」つかつかと近寄っていく。
欠淵 清志郎:一応、しゃがんで肩を揺さぶる。蹴るのはやめておいた。
欠淵 清志郎:「生きてますか」
三本松玉枝:「…………う、ぅ」のろのろと顔を上げる。
欠淵 清志郎:「生きていた方がありがたい。警察は面倒なので」
欠淵 清志郎:「……と。良かった」これは面倒が省けたという意味。
欠淵 清志郎:明らかに堅気ではない顔が、ニヤリと笑って見下ろしている。
三本松玉枝:「吐きそう……」
欠淵 清志郎:「二日酔いですか」
三本松玉枝:「お酒なら良かったんだけどねえ……」
三本松玉枝:死人じみた面相でそんなことを言って。
三本松玉枝:「……お兄さんどなた? 良い人?」
欠淵 清志郎:(ああ、薬物を扱っているらしいからな……)なんとなく納得をし。
三本松玉枝:「助けてくださったりします……?」
欠淵 清志郎:「良い人です、と自分で言う人に助けられたいですか、あなた」
欠淵 清志郎:「まあ、良い人になってあげても構いやしませんけどね」手を差し伸べる。
三本松玉枝:「自称の時点で悪い人よりはマシかなって」大人しくその手に縋る。
三本松玉枝:小さい手。小柄な女だ。
欠淵 清志郎:「あなたの店の人間がほっておけないと」
欠淵 清志郎:オードを指す。
三本松玉枝:「んあ?」
欠淵 清志郎:「顧客の関係者だ。多少ならサービスで助けますよ」
欠淵 清志郎:多めにいただいたことでもあるし。
オード:「ちょっと顔見ただけだけど。覚えてないか」
オード:「オードです」
オード:「どしたの?こんなとこで」
三本松玉枝:「…………」眼鏡を弄り、眉間に皺を寄せて。
三本松玉枝:「グエェーーーーッ!?」
オード:「?」
欠淵 清志郎:「酷い声を出すな」
三本松玉枝:絞め殺される鳥めいて叫び、のけぞる。
三本松玉枝:「あわわわわ」
三本松玉枝:「ちょ、ちょっとお兄さん!」
欠淵 清志郎:「んん?」顔をしかめていたが、そちらを向く。
三本松玉枝:声を潜め、欠淵さんを離れた場所に引っ張って行こうとする。
三本松玉枝:力は弱い。
欠淵 清志郎:オードと女を交互に見て、仕方なく連れていかれる。
欠淵 清志郎:オードに軽く手を上げて、すぐ戻ると合図。
欠淵 清志郎:(暴れたらまあ、昏倒くらいならすぐできるだろ……)
欠淵 清志郎:(それにしても、まだクスリが抜けてないんじゃないのか?)
オード:手を上げて振り返して待っている。
三本松玉枝:ぐいぐいとゴミ捨て場(より悪臭のひどい方)へと連れ込んで。
三本松玉枝:「(ヤ、ヤバいっすよアイツ! アイツってかあの店!)」引き続き小声で。
欠淵 清志郎:「(落ち着いて)」小声で。
三本松玉枝:「……」
欠淵 清志郎:「(『アン・トルエ』のことですかね)」
三本松玉枝:「……!」
三本松玉枝:「(そう)」
欠淵 清志郎:「(ヤバいというのは?)」
欠淵 清志郎:複数のオーヴァードが在籍していること。どうやら人間関係に揉め事が発生していること。薬物を取り扱っていること。
欠淵 清志郎:こちらが持っているのは、それくらいの知識だ。
欠淵 清志郎:(あとは、オードの金回りが妙に良かった、か……)
三本松玉枝:「(悪いこた言わんので関わらない方が身のためなのです)」
欠淵 清志郎:「(ご忠告はありがたいんだが、もう仕事を受けてしまってるんですよ)」
三本松玉枝:「(……何の?)」
欠淵 清志郎:「(仲裁の)」恐らくは脅しも使うことになるだろうが。
欠淵 清志郎:「(まあ、あなたが店から遠のきたいなら別に止めやしませんがね)」
三本松玉枝:「(……ふむ)」
三本松玉枝:少し考え、やや落ち着きを取り戻した様子で続ける。
三本松玉枝:「(あのね)」
欠淵 清志郎:「(何か)」
三本松玉枝:「(お店は酒も女の子とのお喋りもナシ。あるのはメチャクチャ効くお薬だけ)」
欠淵 清志郎:「(……そこまで?)」
欠淵 清志郎:薬物『も』裏で取り扱っている程度と考えていたが。
三本松玉枝:「(だから行くにしても買わない方がいいってのと)」
三本松玉枝:「(あと、店で揉め事とか起こしたらたぶん死ぬ)」
欠淵 清志郎:「…………」じっと相手の様子を見る。
三本松玉枝:「(お兄さんがゴジラくらい強くなければ。百パー)」
欠淵 清志郎:「(ふうん……)」どうやらクスリをやって行き倒れていたらしい女。
欠淵 清志郎:「(あなたは、何かやったんですか)」
欠淵 清志郎:店の人間とは会いたくなさそうだった。怯えてすらいた。
三本松玉枝:「(された方なんだよお。被害者)」
三本松玉枝:「(売ってる薬、店の子たちが自分で使ってテストしてんの)」
三本松玉枝:「(あたしもそれやれって言われて、そしたら大外れで、死ぬとこだった)」
欠淵 清志郎:「(……繋がるなあ)」
三本松玉枝:「(……あいつはまだそれ知らないみたいだけど)」オードの様子を窺って。
三本松玉枝:「(繋がる?)」
欠淵 清志郎:「(依頼者の話とね)」
欠淵 清志郎:「(私は勝手にそこだけで星座を作ってたつもりが、外にも星がありやがる)」
欠淵 清志郎:「(その話、もう少し聞いてから動きを決めたい。ちょっと同行願えませんかね)」
欠淵 清志郎:言いながらも、少し威圧するように歩を詰める。
三本松玉枝:「…………」
三本松玉枝:間近に迫った偉丈夫を下から見上げる形になって。
欠淵 清志郎:「(なあに、怖くはないよ。ただの事務所です)」
三本松玉枝:グウウウウ。
三本松玉枝:お腹が鳴る。
欠淵 清志郎:「…………」
欠淵 清志郎:「(……出前くらいならまあ、出しますんで)」
欠淵 清志郎:「(ラーメンとピザと丼物。今なら選べますよ)」
三本松玉枝:「(お寿司は?)」
欠淵 清志郎:「(寿司か……まあ、いいでしょう。即決してくれれば)」
欠淵 清志郎:「3」
欠淵 清志郎:「2」
三本松玉枝:「行く!」
欠淵 清志郎:「1……了解」
三本松玉枝:「うっへへ。ゴチになりまぁす」にへ、とゆるい笑い方をして。
欠淵 清志郎:「オードさん、少々野暮用ができたので、一度事務所に戻ります」さりげなく声をかける。
オード:「あ、うん?」
欠淵 清志郎:「下見はある程度できましたから。彼女にも何か手伝ってもらえるかもしれませんし」
欠淵 清志郎:「ちょっと気まずいことがあったようなので、店ではあまり話題に出してほしくない、と」
オード:「ん、そうなんだ。分かった」
三本松玉枝:「ごめんねえ。よろしく」オードに手を振る。
欠淵 清志郎:「一旦預かりますが、あまりご心配なさらず」
欠淵 清志郎:「では」
三本松玉枝:「また今度~」
欠淵 清志郎:軽く会釈をして、ポケットに手を突っ込んで去っていく。
GM:シーン終了。ロイスあれば取得お願いします
欠淵 清志郎:三本松さんに○有為/不信感で取得します
三本松玉枝:欠淵清志郎 〇お寿司/心配 で取ります
欠淵 清志郎:そこなんだ
GM:寿司……w
三本松玉枝:おごられるのが嘘だったらタイタスにする
欠淵 清志郎:やばい
GM:そんなことでしないで
欠淵 清志郎:信用問題だし……
ミドルフェイズ2/Unity
GM:全員の合流シーンとなります。侵蝕率上昇をどうぞ。
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (45 → 51)
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (42 → 47)
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (45 → 52)
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (47 → 52)
GM:【オフィスカー 車内】
GM:RIPSの2人は現在、送迎の車を得て。
GM:UGNのアン・トルエへの潜入エージェントと合流している。
GM:“ブリッジ・アンド・トーチ”米内咲雨。
米内咲雨:「……一人のままだとどうしようかと思ってたんですよね~」運転しながら。
米内咲雨:「ホント助かります」
七釜戸瑞城:「その言い方だと、状況はあまり良くなさそうですね」
米内咲雨:「……完全に真っ黒ですねあそこは」
瀬名 詩郎:後部座席、七釜戸さんの反対端に座って、窓の外に視線を向けている。
七釜戸瑞城:「よくもまあ、そこまで放置されていたものです」
米内咲雨:「まあ、UGNには益もありますし」
米内咲雨:「先任は問題ないって言ってたんですよ」
瀬名 詩郎:「先任…“エペイオス”ですか」
米内咲雨:「あれはもうダメですね。完全に男に入れ込んじゃって」
瀬名 詩郎:「おや」少し笑う。「恋に落ちたパターンでしたか」
米内咲雨:「どうかと思いますけどね~ああいう男」
米内咲雨:「で、恐らくあれが。脅威度を低く見積もって報告していた」
瀬名 詩郎:「素敵な恋人に囁かれるまま、UGNの追及を避けようと立ち回っていたと」
七釜戸瑞城:「まだ憶測の範囲です」
七釜戸瑞城:「恋という物は、抗いがたい毒ではありますが」
七釜戸瑞城:「であるからこそ、潜入エージェントはある程度の耐性適正か、抵抗訓練を受けている」
瀬名 詩郎:「なるほど」七釜戸さんに横目を向ける。
七釜戸瑞城:「それを超えて魅力があった可能性もありますが」
七釜戸瑞城:「貴女から見てどうかと思うと言われる程度には」
七釜戸瑞城:「隙もあるのでしょう」
米内咲雨:「彼女は正規じゃないんですよ。元々」
米内咲雨:「小勢力程度に専門家を割くほどの懐事情じゃないですし」
米内咲雨:「その道のプロの仕事を求めるのは酷ではあります」
七釜戸瑞城:「ふむ、それはそもそも相手を甘く見て慣れない任務をあてがったUGNの責任でもある」
七釜戸瑞城:「懐事情と人手不足は致し方ないとはいえ、ね」
瀬名 詩郎:「厳しいご指摘だ」笑いながら言う。
米内咲雨:「でも、あなた達は専門家でしょ?」
米内咲雨:「その道の仕事のお手並みを拝見しますよ」
七釜戸瑞城:「できれば専門性を発揮せずに済ますべきなんでしょうが」
瀬名 詩郎:「そうですか? 僕なんか、それしかできないのに」
七釜戸瑞城:「私もそうですよ」
七釜戸瑞城:「我々が派遣された、という事実が」
七釜戸瑞城:「もはや、潜入でどうにかなる一線を越えたという事ですから」
米内咲雨:「どうにもなりませーん」
瀬名 詩郎:「ははは。じゃあ頑張って働かなくっちゃ」
米内咲雨:「それで、行き先なんですが」
米内咲雨:「オード、という女があの店に居ます」
米内咲雨:「この間、彼女のスマートホンに位置情報アプリを入れました」
米内咲雨:「彼女らは基本的に、店の上に住み込みです」
米内咲雨:「個別の接触は難しいですが……彼女だけは今出ている」カーナビに目的地を設定している。
七釜戸瑞城:「なるほど、彼女の立ち位置は?」
七釜戸瑞城:「こちらに引き込める可能性があるのか。人質としての価値があるのか」
七釜戸瑞城:「あるいは有用な情報を持ち得る立場か」
米内咲雨:「そうですね。ボスのお気に入り。懐刀」
七釜戸瑞城:「なるほど、良いでしょう」
瀬名 詩郎:「おや、恋に落ちた“エペイオス”は可哀想に」
米内咲雨:「いえ。織り込み済みのコミュニティですよ」
瀬名 詩郎:「それはそれは」
七釜戸瑞城:「捕縛を前提に、交渉が可能であればそちらを」
七釜戸瑞城:「できますね、瀬名くん」
瀬名 詩郎:「かしこまりました」
瀬名 詩郎:「捕縛を前提か」
瀬名 詩郎:「ええ、何とかします」
米内咲雨:「オードは、この事務所を訪ねている。まずはそれを探ります」
瀬名 詩郎:窓の外を覗き込む。
七釜戸瑞城:「何の事務所です?」
米内咲雨:「ええと……仲裁屋?」
米内咲雨:「まともな稼業とは思えませんね」
瀬名 詩郎:「ああ、元鴻央会の人がやってるらしいですよ」
七釜戸瑞城:「…鴻央会。場合によってはやっかいな相手だ」
米内咲雨:「……つまり、こちら側ですか?」
瀬名 詩郎:「そうですね。オーヴァードだと聞いたことがあります」
瀬名 詩郎:「…いえ、僕からはもう、これ以上の情報は出ませんよ」
瀬名 詩郎:「どうします、七釜戸さん。僕より七釜戸さんの方が交渉に向いてる状況になったかも」
米内咲雨:「荒事になる場合はお願いしますよ」
七釜戸瑞城:「そのようですね」
瀬名 詩郎:「あはは。若造が女の子を口説いている場合ではなくなってしまいました」
七釜戸瑞城:「初手からの殺し合いは余りにも理性が無い」
瀬名 詩郎:「そこですか」
瀬名 詩郎:「いや…まあ」「そうですね。ええ」
七釜戸瑞城:「元、というからには鴻央会を抜ける程度の良識はあるということです」
七釜戸瑞城:「それに、若い女性を口説く状況もあるかもしれませんよ」
瀬名 詩郎:「ええ、できると思って言ってます?」
七釜戸瑞城:「何事も、その状況になって見なければわかりませんよ」
七釜戸瑞城:と微笑みます
瀬名 詩郎:「いやはや」珍しく困ったような顔を浮かべる。「いつもいる若い子がいないからなあ」
瀬名 詩郎:「大変だ。このままじゃ僕が教育されてしまいます」
瀬名 詩郎:そう言って、車内から出て行く。
瀬名 詩郎:「殺し合いの方がよっぽど気楽ですよ」
七釜戸瑞城:「楽ばかりはできない、という事です」
七釜戸瑞城:車を降りる。
七釜戸瑞城:「危険を感じたら逃げて構いません」と米内さんに
七釜戸瑞城:「ここからは我々の領分です」
米内咲雨:「了解」パタパタ手を振る。
瀬名 詩郎:「良識あるやり取りを期待しています」七釜戸さんの後ろに控える。
七釜戸瑞城:「相手次第でしょう」
七釜戸瑞城:事務所の出入り口、窓、その他逃げられそうな場所を確認。
七釜戸瑞城:呼び鈴を鳴らします。
欠淵 清志郎:寿司を軽く食べていたが、その音にインターホンへと近付く。
欠淵 清志郎:「はい?」
欠淵 清志郎:カメラの向こうにいるのは……知らない顔だ。
三本松玉枝:「うや。お客さん?」
三本松玉枝:部屋の奥側のソファに位置を占め、出前の寿司に舌鼓を打っていたが。
欠淵 清志郎:「そのようで」手招きをして。
欠淵 清志郎:「ご存知の相手ですか」小声で。
三本松玉枝:「んー、知らない」確認し、首を振る。
三本松玉枝:今は白衣を脱いで、上半身は黒のTシャツ一枚。そうして見ると尚更に、単に小柄というだけではない、起伏のない貧相な体つきが浮き彫りになっている。
三本松玉枝:「てか顔怖いなこの人……入れるの……?」
三本松玉枝:「欠淵さんも怖いからセーフ?」
欠淵 清志郎:「話次第かな……」
欠淵 清志郎:「……何かあれば、そこに裏口がありますんでね」顎で示す。
三本松玉枝:「あーい」ソファに戻って食事を再開する。
欠淵 清志郎:「どちら様でしょうかね?」インターホンに向けて。
欠淵 清志郎:(大丈夫か……?)
欠淵 清志郎:絆創膏を剥がした頬をかりかりと掻く。刺青は堂々と表に出ている。
七釜戸瑞城:「…UGN所属の者です」
欠淵 清志郎:(……"役所")
三本松玉枝:噎せる。
七釜戸瑞城:「申し訳ありませんが、少々お伺いしたい事がありまして」
七釜戸瑞城:「お話を聞かせていただけるなら有り難いのですが」
欠淵 清志郎:「……ああ、それは」
三本松玉枝:(……その顔でUGN!? なんでなんでなんで!?)
三本松玉枝:(今は悪いことしてないのに!)
欠淵 清志郎:手近にあった、あまり見られたくない類いの資料を取り急ぎ引き出しに突っ込んで。
欠淵 清志郎:「……入れますよ。相手がUGNなら、揉め事を起こす方が面倒だ」
三本松玉枝:寿司桶を持って裏口の近くへ行く。
欠淵 清志郎:三本松さんにそれだけ言って、再度インターホンへ。
欠淵 清志郎:「お世話になっております。少々お待ちください、鍵を開けますので」
三本松玉枝:緊張の面持ちで入口を注視する。
瀬名 詩郎:「回っておきます?」裏口の方を見ながら言う。
七釜戸瑞城:「…いえ。相手に警戒感を持たせるべきではないでしょう」
七釜戸瑞城:「意識だけ向けておいてください」
瀬名 詩郎:「了解」
欠淵 清志郎:(……さて。最近はさほどぶつかったこともない。とすれば、今回の?)
欠淵 清志郎:疑念を抱きながら、そっと扉を開ける。
欠淵 清志郎:にこやか、というには苦笑のような顔をした、呪術のような刺青を入れた男が姿を現す。
欠淵 清志郎:「……どうも。中へ」
七釜戸瑞城:「ありがとうございます」
瀬名 詩郎:「失礼します」笑みだけは愛想が良い。
欠淵 清志郎:「いえいえ、お仕事ご苦労様です」
七釜戸瑞城:「お食事中でしたか。ご迷惑をおかけします」 寿司の匂いを感じた
三本松玉枝:「……」部屋の奥では小柄な女が、寿司桶を持って突っ立っている。
欠淵 清志郎:「ああ、こちらこそ失礼しました。タイミングがね。片付けます」
欠淵 清志郎:「彼女は、仕事の方の関係者で」
欠淵 清志郎:寿司桶をそっと受け取って、奥に置いておく。
七釜戸瑞城:(瀬名くん、彼女の事はご存知ですか?)部隊内で通じるサインで聞く
瀬名 詩郎:(いえ。初めて見ました。事務所に助手がいるという話も知りません)サインで返す。
三本松玉枝:「あっ」小さく声を洩らし、箸に掴んだままのトロサーモンを見る。
三本松玉枝:「……」もぐもぐ。
欠淵 清志郎:「たまたま今歓談をしておりましたが、問題があれば帰しますよ」
三本松玉枝:「ど、どうもー……」口をもごもごとさせながら会釈。
瀬名 詩郎:「いいですね、お寿司」のんびりと言う。
瀬名 詩郎:「こんにちは」笑みだけは愛想が良い。
欠淵 清志郎:「そうですね、五年ぶりくらいに注文しましたが」
欠淵 清志郎:「…………」
欠淵 清志郎:「お話とは?」
欠淵 清志郎:手で座るよう示す。
七釜戸瑞城:「オード、という女性の名前に心当たりはありますか」
欠淵 清志郎:「…………」目を細める。
欠淵 清志郎:「どうだったかな……」
欠淵 清志郎:「どういう方か覗えれば、思い出せるかもしれませんが」
欠淵 清志郎:自分もどかりとソファに座る。
七釜戸瑞城:(度胸があるタイプですね)
瀬名 詩郎:(どうされるんです?)
三本松玉枝:「……」そろそろと事務机に向かって動く。
瀬名 詩郎:にこっと三本松さんに微笑む。
三本松玉枝:(えっ何の笑顔……?)
欠淵 清志郎:(……さて。ここで。ピンポイントであの女、UGNに目をつけられている。店の方かもしれないが)
欠淵 清志郎:(あまり粘るのもよろしくないかな、これは。流れがわかれば長い方に巻かれるか……)
七釜戸瑞城:(ヤクザには独特の行動理念がある、さて)
七釜戸瑞城:(彼はどういうタイプか)
七釜戸瑞城:「ある店に所属している女性です」
七釜戸瑞城:「店の名は」
七釜戸瑞城:「『アン・トルエ』」
三本松玉枝:机の上に置きっぱなしの、ペットボトルの緑茶を開けて飲んで。
三本松玉枝:(あっ飲みたいのかな)
三本松玉枝:(でも口付けちゃったしな……)
欠淵 清志郎:「ああ、少し記憶にあるような気もしますね」
欠淵 清志郎:「何かしたんです? その彼女は」
欠淵 清志郎:「それとも……勤め先の方かな」
七釜戸瑞城:「ある程度の状況が理解できている、と」
七釜戸瑞城:「そう思ってよろしいですか」
七釜戸瑞城:「その答えは」
三本松玉枝:緑茶のボトルを持って指差し、いる? と瀬名さんにジェスチャーする。
瀬名 詩郎:瞬きした後、くすくす笑いながら、首を横に振る。
三本松玉枝:(ちがった……)少し肩を落としてボトルを置く。
瀬名 詩郎:ついでに彼女の後ろの裏口も確認している。
欠淵 清志郎:「……まあ、妙な隠し立てをしても仕方ありませんね、これは」
欠淵 清志郎:一枚の名刺を取り出す。
欠淵 清志郎:バー『アン・トルエ』 オード とだけ書かれた、簡素なもの。
七釜戸瑞城:「助かります」
七釜戸瑞城:といって椅子に座る。
欠淵 清志郎:「ここに来ましたよ。……ただ、UGNさんが動くような話を持ってきたわけじゃなかった」
欠淵 清志郎:「その時点ではね」
七釜戸瑞城:「先に言っておくと簡単に言えば我々の目的は店の方です」
瀬名 詩郎:自分は座らず、七釜戸さんの後ろに佇む。
七釜戸瑞城:「彼女は情報の足掛かりとして足跡を追っているにすぎません」
七釜戸瑞城:「依頼人に対する守秘義務はあると思いますが」
欠淵 清志郎:(『逃げられないぞ』か……上等)
欠淵 清志郎:「それに関しちゃ、こっちも事前の情報不足で困ってましてね」
欠淵 清志郎:「単なる痴話ゲンカと思っていたら、まあ、店がね……」
七釜戸瑞城:(ここで、狼狽したり敵意を向けて来ない、となると)
七釜戸瑞城:「瀬名くん、ここは話し合いで構わないでしょう」
七釜戸瑞城:「そちらのお嬢さんもお座りなさい」
欠淵 清志郎:「はは、最初からやり合うつもりなんざありませんよ」
瀬名 詩郎:「おや。かしこまりました」
瀬名 詩郎:素直に従って椅子に座る。
欠淵 清志郎:「三本松さんは……UGNさんとお話をするつもりは?」
三本松玉枝:「話し合いじゃ済まないかもしれなかったんだ……怖……」
三本松玉枝:とは言え、どうやら自分を捕まえに来たわけではないようなので少し落ち着いている。
七釜戸瑞城:「申し訳ない、こちらも時間があまりないので」
欠淵 清志郎:「穏便にやれればそれが一番、仲裁屋ですよ。うちは」
三本松玉枝:「まあいいや。あたしも関係あるぽいし」
三本松玉枝:ひょこひょこと歩いてきて再びソファへ。
欠淵 清志郎:「そう。店の話を聞きたがるんじゃないですかね、この方たちは」
七釜戸瑞城:いつの間にかコインを握っている。
瀬名 詩郎:面白そうにそれを見る。
七釜戸瑞城:(裏、話した方が早い)
瀬名 詩郎:(残念)
七釜戸瑞城:「貴女も店の状況を?」
欠淵 清志郎:(まあ、手持ちの情報とこの女の身柄と、全部売ればどうにかなるだろうとは思ったが……)
欠淵 清志郎:(ずいぶん殺伐としてるな、彼ら)
三本松玉枝:「おん」頷く。「拾われて、何日かあそこで過ごしてました」
七釜戸瑞城:「なら話が早い、身内の恥を晒すことになりますが。我々の潜入エージェントが取り込まれた可能性がある」
七釜戸瑞城:「そういう話を聞いて思い当たるふしはありますか?」
三本松玉枝:「えー。どんな人?」
瀬名 詩郎:「店では、アオイという名前で通していたようです。髪が長い…」
瀬名 詩郎:「20歳前後だったかな。それくらいの年齢の女性です」
三本松玉枝:GM、会ったことあるでしょうか?
GM:あ、無いです 見たこと無い
三本松玉枝:ありがとうございます!
三本松玉枝:「無いなあ。少なくとも話したことはない」
七釜戸瑞城:「差支えなければ、そちらの状況を聞きたいですね」
七釜戸瑞城:「店と関わり合いになりたくないのであれば、情報だけ頂ければこちらからは貴方達に特に何かするという事はありません」
欠淵 清志郎:「なるほど、なるほど」
三本松玉枝:「ふむふむ」
欠淵 清志郎:「私の方は、オードさんから依頼を受けていますから」
欠淵 清志郎:「急に引くとなると怪しまれる可能性がある」
欠淵 清志郎:「ギンという娘が嗅ぎ回ってくるからやめさせろ、という程度のものですがね」
欠淵 清志郎:「三本松さんは、どうです。酷い目に遭ったようですが」
三本松玉枝:「や、そうなんだわ。ほんと」肩を竦める。
三本松玉枝:「拾われて何日か面倒見てもらったまではいいけど」
三本松玉枝:「店で売る薬の実験台にされて、死にかけて、それで辛うじて逃げ出してきたの」
三本松玉枝:「って言うか一回死んだような気がする。もうちょっと起きるのが遅かったら魚の餌にされてた」
三本松玉枝:「ひどくない?」
瀬名 詩郎:「とんでもないビジネスですね、それは」
欠淵 清志郎:「効率が悪いことで」
三本松玉枝:「あの店の子はみんな自分たちで出来を確かめてるんだって。よくやるなーって感じ」
欠淵 清志郎:「私も勧められたな。"栄養剤"」
七釜戸瑞城:「何にせよ、その状況は異常です」
七釜戸瑞城:「我々としてはその店を放置する事は出来ない」
三本松玉枝:「でしょうねえ」
欠淵 清志郎:「そりゃあそうでしょうねえ」
瀬名 詩郎:「ふふふ」二人が同じことを言うのでくすくす笑っている。
欠淵 清志郎:「潰すんです? 店」
欠淵 清志郎:「UGNさんとしちゃあ、妙なクスリが出回ってるのは見過ごせんでしょ」
瀬名 詩郎:「見過ごせない、ですよねえ」
七釜戸瑞城:「本来はオーヴァードが自分で利用する範囲は自己責任です、が」
七釜戸瑞城:「強要を伴うとなれば別です、無辜のオーヴァードの安全は一般社会の安全につながる」
七釜戸瑞城:「裏に何らかの組織があるなら潰す方向になるでしょう」
欠淵 清志郎:「なるほど、立派だ」
三本松玉枝:「えらーい」
瀬名 詩郎:「あはは、褒められましたね」
欠淵 清志郎:「……こっちはもう少し情報を集めたい」
欠淵 清志郎:「あの依頼が結局そのまんまなのか、こっちがコケにされていたのか。確かめにゃならん」
欠淵 清志郎:「そこで、だ。少しの間相乗りをしませんか」
七釜戸瑞城:コインを弾く。
瀬名 詩郎:コインを目で追う。
欠淵 清志郎:「こっちも少しばかりはケンカができる。調べ物もまあ、まるでダメってほどじゃあない」
七釜戸瑞城:「貴方のメリットは何です?」
七釜戸瑞城:弾いたコインを握りながら。
欠淵 清志郎:「魂の安寧」
欠淵 清志郎:「あとは、衝動の解消」
七釜戸瑞城:「ふっ…」
七釜戸瑞城:「とても良い」
瀬名 詩郎:「おや」
瀬名 詩郎:「珍しいお顔で」
欠淵 清志郎:「コインの方はどうです?」
七釜戸瑞城:「自発的に衝動をコントロールしようと言う意思がある」
瀬名 詩郎:「耳が痛い話だなあ」
欠淵 清志郎:「ガス抜きってのはなんでも必要でしょう」
欠淵 清志郎:「閉じたコミュニティにもね」
三本松玉枝:「なんだか空気が焦げ臭くなってきたぞ」
七釜戸瑞城:「ええ、そうです。それに魂の安寧というのもいい」
七釜戸瑞城:手を開く、コインは表。
瀬名 詩郎:目を細める。
七釜戸瑞城:「ご協力いただけるなら、UGNから報酬が出るようにも取り計らいます」
欠淵 清志郎:「表か。普段はあまり縁のない方ですが」
欠淵 清志郎:ゆっくり、銀縁眼鏡の奥の目を笑顔にする。
欠淵 清志郎:「ひとまずは、それで」
瀬名 詩郎:「…では、こちらの話はまとまったとして」
瀬名 詩郎:視線を三本松さんに向ける。「そこのお姉さんは、どうされるんです?」
三本松玉枝:「んー」口元に指を当てて。
瀬名 詩郎:「どうも僕らは物騒なやり方もしそうですし。関わりたくないなら、ここで降りれるのではないでしょうか」
三本松玉枝:「あれ。店は解体するんだとしてよ」
三本松玉枝:「働いてる子たちはどうするんです?」
三本松玉枝:「あ、ちなみに彼女らも揉めた客を殺したり海に捨てたりしてるんだけども」
瀬名 詩郎:「あはは、物騒なやり方をしている同士ですね」七釜戸さんに。
七釜戸瑞城:「それぞれに必要な処置をします」
七釜戸瑞城:「救いようがあるかどうかは本人の意思次第でしょう」
瀬名 詩郎:「実力行使する場合もあるということで」
三本松玉枝:「UGN的な対応ってやつね」頷き。
三本松玉枝:「んじゃ協力します」
瀬名 詩郎:「即決ですか」
三本松玉枝:「もらえるんでしょ、お金」にへらと笑う。
七釜戸瑞城:「ええ、勿論」
瀬名 詩郎:「弾んでくれます」笑い返す。
三本松玉枝:「よっしゃあ」
三本松玉枝:「殺されかけた恨みもあるしねえ。頑張っちゃう」
瀬名 詩郎:「ではお姉さんも相乗りに追加ということで。紅一点ですね」
三本松玉枝:「視覚的にもな」
瀬名 詩郎:「ふふ」彼女の赤い髪を見てクスクス笑う。
瀬名 詩郎:「じゃあ…いかがです、皆さん」場にいる全員をぐるりと見回し。
瀬名 詩郎:「いい加減、名前を名乗り合いませんか」
瀬名 詩郎:冗談めかしてそう言った。
GM:シーン終了。ロイスの取得と購入が可能です。
GM:なお、このセッションでは
GM:薬品系アイテムの購入難易度が-5されます。何故か手に入りやすいようですね
欠淵 清志郎:何故か
瀬名 詩郎:なんでだろ~
三本松玉枝:そういうことってあるんだ
七釜戸瑞城:ドラッグストアでもあるのかな
欠淵 清志郎:ロイスは七釜戸さんに○相乗り/油断ならない で取得します
瀬名 詩郎:ロイスは七釜戸さんに取得するよ 七釜戸瑞城/信頼:〇/油断/ロイス
三本松玉枝:七釜戸瑞城 〇収入/恐怖 で
瀬名 詩郎:七釜戸さん大人気で嬉しい
七釜戸瑞城:協力者/欠淵 清志郎/共感○/隔意/ロイス
七釜戸瑞城:衝動のコントロールが好感度あがる
瀬名 詩郎:1dx とりあえず購入は応急手当
DoubleCross : (1DX10) → 1[1] → 0 (ファンブル)
瀬名 詩郎:www
瀬名 詩郎:ドラッグストアの場所わからなかった
三本松玉枝:ま、まあ1dだからそういうことも
欠淵 清志郎:購入は応急手当キット!
欠淵 清志郎:1dx+2>=8
DoubleCross : (1DX10+2>=8) → 10[10]+8[8]+2 → 20 → 成功
欠淵 清志郎:そんな?
瀬名 詩郎:盗られたのか?
欠淵 清志郎:2で割って瀬名さんにあげたかった
欠淵 清志郎:とりあえず所持しておきます
三本松玉枝:こちらもまずは応急手当キットかなあ
GM:そんなことする人がうちのパーティにいるんですか
GM:盗みの常習犯なんて……やめましょうよ!疑うのは!
三本松玉枝:薬品だからこれも-5される?
GM:されません 作ってないので
GM:包帯とかコミコミだろうし……
三本松玉枝:なかった……
三本松玉枝:3dx>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 6[1,5,6] → 6 → 失敗
七釜戸瑞城:勝負服
三本松玉枝:ぎゃん
三本松玉枝:失敗して以上!
七釜戸瑞城:原初の赤:マシンモーフィング
七釜戸瑞城:6dx+12>=14
DoubleCross : (6DX10+12>=14) → 10[5,5,6,7,10,10]+8[6,8]+12 → 30 → 成功
七釜戸瑞城:マシンモーフィングの達成値+2があるから32だったな
七釜戸瑞城:世界制服が狙えたな
瀬名 詩郎:やば……
三本松玉枝:固定値も強いけど出目も強い
瀬名 詩郎:スポーツカー買えるじゃないですか!
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を4増加 (51 → 55)
七釜戸瑞城:これで意思の達成値がさらに+1される
瀬名 詩郎:無敵になってしまう
ミドルフェイズ3/Understand
GM:次のシーンの判定について、事前に説明しておきます。
GM:情報判定をいずれかで実施可能です。
〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉
GM:これらはそれぞれ蓄積し、対応する情報判定に対して、
GM:消費することで情報を開くことが出来ます。
GM:また、登場侵蝕を振り直すことで再判定可能。
『アン・トルエ』 〈情報:UGN,噂話,裏社会〉9
|_??? 〈情報:UGN,裏社会〉6
|_??? 〈情報:裏社会〉11
|_??? 〈情報:UGN,噂話〉8
|_??? 〈情報:UGN〉7
|_??? 〈情報:噂話〉9
|_??? 〈情報:UGN,噂話,裏社会〉4*5
GM:内訳はこんな感じです ガンガン出て溜めてガンガン開けましょう
GM:登場する方は登場ダイスをお願いします。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (47 → 57)
瀬名 詩郎:ワオ
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (52 → 62)
欠淵 清志郎:うわ
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (52 → 62)
三本松玉枝:マジ?
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (55 → 57)
欠淵 清志郎:全員は免れた
三本松玉枝:さすが支部長……
瀬名 詩郎:さすがです…
GM:じゃあ早速やってみましょう 技能を選んでロール!
三本松玉枝:こちらは情報技能はUGNのみ。コネとかもないのでそのまま振っていくぞ
七釜戸瑞城:一番皆が苦手なのはどれですかね
欠淵 清志郎:自分はUGNと裏社会がいけます
瀬名 詩郎:誰もコネ:噂好きの友人は持ってないのかな 僕は技能+1だけあります
欠淵 清志郎:自分も+1だけあります<噂話
瀬名 詩郎:でも僕ら1dx組
欠淵 清志郎:そうなの。他はコネがあるが
三本松玉枝:低くなりそうなのは噂話で、汎用性が高いのはUGNという感じ?
欠淵 清志郎:だから自分が裏社会メインでやるといいかなとは思ってました<コネと+2あり
瀬名 詩郎:三本松さんはUGNをお願いしたいですね
瀬名 詩郎:消去法になるけどそしたら僕もUGNかな
七釜戸瑞城:じゃあ噂話でいこうか
欠淵 清志郎:それがよさげ!
GM:ごりごりやってこ
欠淵 清志郎:ダイボもついちゃったしね
三本松玉枝:では改めて情報UGNで判定!
三本松玉枝:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 9[3,4,5,9]+1 → 10
瀬名 詩郎:では振ります 情報:UGN コネあり
瀬名 詩郎:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[4,5,9] → 9
欠淵 清志郎:では、〈情報:裏社会〉で判定します。コネ:情報屋使用してダイス数+2、計4個
欠淵 清志郎:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 7[3,5,7,7]+2 → 9
七釜戸瑞城:シーン継続で調達にも乗るからオリジン:レジェンドも使っちおう
七釜戸瑞城:生き字引&コンセで後腐れなく一気に稼ぐ
七釜戸瑞城:7dx7+19
DoubleCross : (7DX7+19) → 10[1,4,5,9,9,9,10]+10[2,3,3,8]+1[1]+19 → 40
GM:ヒエ……
瀬名 詩郎:ヤバ
三本松玉枝:桁が違う
欠淵 清志郎:うわすごい
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を5増加 (57 → 62)
UGN:19 噂話:40 裏社会:9
GM:こうなりました……何……?
瀬名 詩郎:現状で買えるだけ買ってみます?
欠淵 清志郎:噂話をガンガン消費していこう
瀬名 詩郎:情報項目 残りがどれくらい必要なのかパッとわかんないや
GM:使ってみたほうがわかりやすいかも
欠淵 清志郎:最初の一個は開けないとわかんないことが多い
GM:あ、財産点についてですが
GM:今回自分が判定した技能に対してはつぎ込んでもOKです
三本松玉枝:なるほど
瀬名 詩郎:はーい
欠淵 清志郎:では、自分が判定した裏社会に財産点2使用して11にします。
GM:OK!
欠淵 清志郎:残り5点!
UGN:19 噂話:40 裏社会:11
GM:何か開けたい項目はあるかな?
GM:使う技能と一緒に教えてね
瀬名 詩郎:では、まず『アン・トルエ』 〈情報:UGN,噂話,裏社会〉9を噂話で空けたいです
GM:OK!開示します。
『アン・トルエ』
ガールズバーをカヴァーとして、レネゲイドドラッグの流通を行っている。
顧客はUGN・FH及びその他大小のレネゲイド勢力。
セイヤという男をトップに、オーヴァードの女性のみで構成されている。
最近は警察にもマークされており、手をこまねいていてはトラブルになるのは必然。
GM:オーヴァード組織に警察の手が入るのは、どちらに転んでも面倒になりそうということです。
GM:以下の情報項目が開示されます。
【済】『アン・トルエ』 〈情報:UGN,噂話,裏社会〉9
|_◇ドラッグ 〈情報:UGN,裏社会〉6
|_◇セイヤ 〈情報:裏社会〉11
|_◇“エペイオス”成鐘水乃 〈情報:UGN,噂話〉8
|_◇“ブリッジ・アンド・トーチ”米内咲雨 〈情報:UGN〉7
|_◇オード 〈情報:噂話〉9
|_ その他メンバー(ランダム) 〈情報:UGN,噂話,裏社会〉4*5
GM:◇が必須項目です
GM:今こう
UGN:19 噂話:31 裏社会:11
瀬名 詩郎:現段階で、単技能で空けられるものを空けていきたいと思います
瀬名 詩郎:◇セイヤ 〈情報:裏社会〉11、◇“ブリッジ・アンド・トーチ”米内咲雨 〈情報:UGN〉7、◇オード 〈情報:噂話〉9はいけるかな
GM:では、米内、オード、セイヤの3つについて各技能消費で開示します。
三本松玉枝:ワオワオ
欠淵 清志郎:うおー
七釜戸瑞城:イエイイエイ
セイヤ
守屋錆也……という名もおそらく偽造戸籍。出身は鴻央会系丁生組の流れを汲む。
このコミュニティのフィクサーと思われる男。
元々レネゲイドドラッグの流通に通じており、UGNやFHを始めとした各勢力と取引をしているという。
だが、彼自身にUGNやFHのコネクションがあるとは思えない。
軽薄そうな風体だが、物腰柔らかな優男。常に複数の女性の影がある。
シンドロームはブラム=ストーカー/ウロボロス。
“ブリッジ・アンド・トーチ”米内咲雨
UGNの査察エージェント。
成鐘が既にその役割を果たしていないと判断され、
追加の潜入要員としてコミューンに潜入している。与えられた源氏名はギン。
シンドロームはノイマン。
コミュニティでの対応ドラッグはシルバーハンマー。
侵蝕と引き換えに筋力強化を果たすレネゲイドアイテム。
オード
セイヤのお気に入りを自称する女。事実、彼はオードを特別視しているようである。
戦闘ローテから外されているようで、何か特別なポジションに置かれていることは確か。
ギンに監視されているといい、その影響排除を欠淵に依頼した。
シンドロームはエンジェルハィロゥ/ハヌマーン。
対応ドラッグはブラスギアス。
侵蝕と引き換えに隠密性能を飛躍的に高めるレネゲイドアイテム。
GM:蓄積値はこうなりました
UGN:12 噂話:22 裏社会:0
GM:残りはこんな感じ
【済】『アン・トルエ』
|_◇ドラッグ 〈情報:UGN,裏社会〉6
|_◇“エペイオス”成鐘水乃 〈情報:UGN,噂話〉8
|_【済】セイヤ
|_【済】“ブリッジ・アンド・トーチ”米内咲雨
|_【済】オード
|_ その他メンバー(ランダム) 〈情報:UGN,噂話,裏社会〉4*5
GM:……?
GM:これもう……
GM:だいたい開く……?
瀬名 詩郎:あとUGNが5あれば完了する気がします
瀬名 詩郎:いや5もいらない…? 2…?
三本松玉枝:2か
三本松玉枝:じゃあ財産点入れちゃおうか
欠淵 清志郎:パネエ
瀬名 詩郎:かっこよ お願いします
欠淵 清志郎:いけー
七釜戸瑞城:金イズマネー
GM:総数は足りてるけど
GM:技能の噛合で2要るというわけ
三本松玉枝:財産点で情報:UGNの達成値を+2します。手持ちのおかねが4→2に。
GM:はい……
三本松玉枝:で、全部開けられるはず!
GM:2~3回出てもらうつもりだったのに……
GM:全部空きます……
ドラッグ
それ自体は、UGNでも採用されているオーヴァード用の強化薬。
ただ仕入れているだけでなく、各ドラッグに担当を付け、内部で“調整”“品質確認”を行っているようである。
その手段は、精製前の成分を服用させる、人体実験まがいのもの。これが明るみになれば通常ルートでUGNで正規認可されるはずもない。
担当のスタッフは、ドラッグに対応した色にちなむ源氏名を付けられているようである。
また、FHにしか回していない薬品も一部混ざっている。FH寄りのビジネス企業。
“エペイオス”成鐘水乃
セイヤ一派の調査のために潜入したエージェント。アオイという名を与えられていた。
異常なしの定時連絡のみを返しており、支部に戻っていない。
査察官の米内からの報告によれば、既にセイヤ個人に入れ込み、UGNの捜査情報を提供していた疑いがある。
シンドロームはバロール/サラマンダー。
対応ドラッグはブルーゲイルだったようだ。
侵蝕と引き換えに運動能力を増大させるレネゲイドアイテム。
GM:で、後はその他メンバー5人。
ネロ
背丈の低い少女。会計担当であるようである。
シンドロームはノイマン。
対応ドラッグはブラックアビス。
大侵蝕によるレネゲイド活性をもたらすレネゲイドアイテム。
ユカリ
スミレの姉。バウンサーの役割を果たしていると思われる。
シンドロームはブラックドッグ/ノイマン。
対応ドラッグはパープルテンプター。
侵蝕と引き換えに再生力を増強するレネゲイドアイテム。
スミレ
ユカリの妹。バウンサーの役割を果たしていると思われる。
シンドロームはモルフェウス/ノイマン。
シンドロームは対応ドラッグはヴァイオレットエフェクトという未確認試薬。
主にFHに流通していると思われる。
ハク
案内人をしている女性。スカウトの役割を果たしていると思われる。
シンドロームはソラリス。
対応ドラッグはホワイトフェノミナ。
過剰な対象狭窄状態を治癒するレネゲイドアイテム。
コガネ
新入りと思われる女。隙が多い。
シンドロームはキュマイラ。
対応ドラッグはゴールドビーストという未確認試薬。
主にFHに流通していると思われる。
GM:情報は以上です。
GM:事務所内。君たちは”対象”の店の調査結果を突き合わせている。
GM:机の上には、捜査資料……だけではない。
GM:桶がある。追加の。
瀬名 詩郎:「いやあ、わざわざ追加でとっていただいて」ニコニコしながら甘んじている。
欠淵 清志郎:「一日に二回寿司なんて、豪勢な真似は初めてですよ……」
欠淵 清志郎:割り箸を割って、玉子から。箸の持ち方は雑だ。
三本松玉枝:「お寿司おいし~」先程と変わらないペースで食べている。
米内咲雨:「全然捜査費として計上できる範疇だと思いますけど……」小声。
米内咲雨:「余計なこと言わなくていいか」
七釜戸瑞城:「時間の無い時に早く食べられるという点では、十分有用です」
七釜戸瑞城:煮穴子を一口。
米内咲雨:「外に食べに出なくてもいいですしね」
米内咲雨:マグロの赤身をとってシャリから外してネタだけ食べている。
欠淵 清志郎:「親睦も深まる……ってほどのもんでもないですが」
欠淵 清志郎:もぐもぐと食べながら話す。
七釜戸瑞城:「贅沢というほどではないでしょう、高級店で時間をかけて食べるわけではない」
欠淵 清志郎:「贅沢ですよ」
欠淵 清志郎:「一人で黙々と食うものでもないでしょう、寿司は」
七釜戸瑞城:「そうですか」
三本松玉枝:「あー、勿体ないことしてる」米内さんの食べ方を見咎めて。
三本松玉枝:「名字がお米なのに……」
瀬名 詩郎:「しかし、楽しく歓談しているわけにもいきませんからね」アジを醤油につけている。
米内咲雨:「太るじゃないですか、お米」
米内咲雨:「付いてるからもうこれ以上要らないんです~」
七釜戸瑞城:「一人で酒を傾けながら良い物を食べるというのも良いものです」
欠淵 清志郎:「なるほど、なるほど。それこそ贅沢だな」
欠淵 清志郎:「まあ、それだけのリターンがあると見込んで、こっちは用意をしました」
七釜戸瑞城:「贅沢に溺れてしまってはいけませんが、贅沢の仕方を知らなければ出来ない仕事もある」
三本松玉枝:「えー。じゃあもらお」返答を待たずに箸で取って食べる。
米内咲雨:「酢飯だけ食べるんですか……?」
三本松玉枝:「おいしいよ?」
瀬名 詩郎:「している場合なのかもしれないな」首を傾げる。
七釜戸瑞城:と言いながら集めた資料を机の上に
七釜戸瑞城:「店の実態と名簿です」
欠淵 清志郎:「……出があまり良いところではなくてね。知らないことも多い。今ひとつ学びましたよ」
欠淵 清志郎:「それはそれは」
米内咲雨:「遺漏はないと思います」資料を見て。
米内咲雨:「全員がオーヴァードというのが、かなり厄介なところですけど」
三本松玉枝:「よく集めたもんだ」咀嚼しながら書類を覗き込む。
三本松玉枝:「オーヴァードも情報も」
瀬名 詩郎:「店の実態はすでに我々が共有した通り、お上品なものとはいえないのですよね」
米内咲雨:「少なくとも、UGNで同じ手法で内製は出来ないでしょうね」
米内咲雨:「技術だけ吸い上げられない」
三本松玉枝:「FHさんなら行けそうだけどね」
三本松玉枝:「てかそっち寄りなのか。実際」
欠淵 清志郎:「……トップはうちの古巣関係、と」
米内咲雨:販売ドラッグのリストを出す。2枚。
米内咲雨:「うち用と余所用です」
米内咲雨:その種類には開きがある。
欠淵 清志郎:「商売熱心だことで……」
欠淵 清志郎:「贔屓があったわけですね。明確に」
欠淵 清志郎:「"会"の流れならそうなるのも道理」
七釜戸瑞城:「UGNサイドの顧客としてはおおっぴらにFH製品は使えない、という理由もあるでしょうね」
瀬名 詩郎:「ご存知でした?こういうドラッグ」三本松さんにリストを見せる。
三本松玉枝:「モノは知ってる。あそこで売ってることは直前まで知らなかった」首を振って。
欠淵 清志郎:「なんだか、試す羽目になったってものは?」
欠淵 清志郎:「ありそうですかね、この中に」
米内咲雨:「一人一つ、担当がついてます」
米内咲雨:「すでに居るメンバーのものは投与しないでしょう」
三本松玉枝:「んん~」眼鏡の奥の目を細める。
三本松玉枝:「……実際どういう効果だったのかはわかんないよ」
三本松玉枝:「説明されなかったし。気持ちよくなる~としか」
三本松玉枝:「んで飲んだら死んじゃったし、あの子らもそれでびっくりしてたし」
三本松玉枝:「失敗作とかじゃないんかなあ」
瀬名 詩郎:「その話を聞くに、お店の少女たちも十分な知識を与えられていないような気がしますねえ」
瀬名 詩郎:「やっぱり、このセイヤくんがよほどの色男なのかな」冗談めかして言う。
七釜戸瑞城:「しかし、女性にもそれぞれ立場がある、全て平等というわけにはいかないでのでは?」
欠淵 清志郎:「……"サクリファイス"」とんとん、と眼鏡の縁を指で叩く。
欠淵 清志郎:「少しだけ聞いたことがあります。仮死に近い状態にまで飛ぶ、とか」
欠淵 清志郎:「また凄いものを押し付けられましたね」三本松さんに。
三本松玉枝:「そんなのあんの?」
欠淵 清志郎:「噂程度ですよ」
欠淵 清志郎:「それこそ確かに、店の人間もきちんと知らずに投与したんだろうな、と想像がつきます」
欠淵 清志郎:「UGNさんが真似できるような手際じゃないな」
欠淵 清志郎:「……立場。オードって女は、自分が一番のお気に入りだと言ってましたが」
瀬名 詩郎:「ああ、あるんですねえ。やっぱり」寿司をつまみながら笑う。
欠淵 清志郎:「で、ギンって娘が嗅ぎ回って困る、と」
米内咲雨:「ああ」
米内咲雨:「私ですねそれ」サーモンのネタだけ食べながら。
欠淵 清志郎:「……そんなような気はしてたんだ、さっきから」
米内咲雨:「彼女の立ち位置だけ、まだちゃんと掴めてないんですよね」
米内咲雨:「重点して探ってたんですけど。露骨だったかな」
三本松玉枝:「ほーん」残されたシャリの部分をさらって食べる。
七釜戸瑞城:「いえ、どちらにせよ事態は進行していました」
七釜戸瑞城:「多少露骨でも情報は得られるうちに探った方が良い場合もある」
七釜戸瑞城:「現に今裏どりとして貴方の情報は有用だ」
米内咲雨:「……逆に言えばです」
米内咲雨:「彼女の招待、というのは向こうも無碍には出来ない」
米内咲雨:「新参の私が作っても怪しまれたでしょうから、僥倖だと思いますよ」
欠淵 清志郎:「予定通りに店に向かえと」
三本松玉枝:「なるほろ」甘エビを尻尾ごと食べながら。
欠淵 清志郎:「向こうさんも驚くだろうな。依頼した相手がUGNとズブズブなんだから」苦笑する。
欠淵 清志郎:「……舐めた真似をされたんじゃあ困りますから。やるこたやりますが」それから、ふと目から笑みが消える。
欠淵 清志郎:ガリだけ取って、しゃくしゃくと噛む。
瀬名 詩郎:「やること、ですか。彼を行かせて、僕らはそれを見守ると?」
七釜戸瑞城:「ただ見守るわけではありません」
七釜戸瑞城:「こういった大袈裟な囮は相手の目を誘導できる」
瀬名 詩郎:「ははあ」ペットボトルの緑茶片手に笑う。
七釜戸瑞城:「もとより警戒されるのです」
七釜戸瑞城:「ならば、より警戒させればいい」
七釜戸瑞城:「一人くらい同行者を増やしても問題ありません」
欠淵 清志郎:「人類の盾、でしたっけねえ」茶をごくりと飲んでから。
欠淵 清志郎:「UGN、知ってる人間がいないでもないが、あなた方はどうも……」
欠淵 清志郎:「その盾、後ろ手にナイフでも仕込んでそうだ」
瀬名 詩郎:「ふふふ」くすくす笑う。
瀬名 詩郎:「言われてますよ、七釜戸さん」
七釜戸瑞城:「悪い事ではないでしょう、そういう盾を用意しているというのは」
欠淵 清志郎:「頼り甲斐がある、って意味ですよ。こっちは盾も何もないから必死なんだ」
瀬名 詩郎:目を細める。
三本松玉枝:(……また焦げ臭い気配……)
瀬名 詩郎:「では、欠淵さんには三本松さんを連れてお店に乗り込んでいただくと」
三本松玉枝:鉄火巻きを半分かじった状態で固まる。
三本松玉枝:「わはひ?」
瀬名 詩郎:「そういう理解でいたのですが」
七釜戸瑞城:「彼女は顔が割れていますからね、意表はつけるでしょうが」
七釜戸瑞城:「少々敵を煽る事になりますが」
三本松玉枝:「そっ、そうよお」慌てて両手を振って。
米内咲雨:「事を起こす瞬間に見せるべき、と」
三本松玉枝:「死んだはずって思われてるし、生き返ったのももしかしたら伝わってるかもだし」
三本松玉枝:「あとやり返しに行くって言っちゃったし……コガネって子に……」
瀬名 詩郎:「威勢が良いですね」
瀬名 詩郎:「いいなあ」
三本松玉枝:「いいのか?」
米内咲雨:「まああれは下っ端ですから」
米内咲雨:「上にも黙ってるんじゃないですか?失敗したことは」
三本松玉枝:「んまあ、そんな気はしてたけど」
欠淵 清志郎:「オードには多少の口止めはしましたがね。まだ効いていればいいが」
三本松玉枝:「……どうすんです? 隊長」七釜戸さんを見て。
三本松玉枝:「行って即暴れろってならやれないこともなくはあるけど……」
七釜戸瑞城:「暴れたいですか?」
三本松玉枝:「最終的には暴れたい」
三本松玉枝:「でもなんか、あるんでしょ、そちらは」
三本松玉枝:「調べることとか、誰は逃がしちゃダメとか」
七釜戸瑞城:「相手の目を引ければ構いません」
七釜戸瑞城:「手は二つ」
七釜戸瑞城:「貴女が堂々と乗り込む、元より欠渕さんは招かれた客だ。無碍にはできないでしょう」
七釜戸瑞城:「もう一つは、欠渕さんと私か瀬名くんが乗り込み。タイミングを見計らって出てきてもらえれば」
七釜戸瑞城:「それなりに相手の動揺を誘える」
七釜戸瑞城:「そのくらいの差です、どちらが好みですか?」
七釜戸瑞城:「煽るか、驚かすか」
三本松玉枝:「はー……」感嘆を溜息で表して。
三本松玉枝:「んー。じゃあやっぱ欠淵さんのすぐ後くらいに行くか」
三本松玉枝:「サプライズは滑るとしょんぼりしちゃうからねえ」
七釜戸瑞城:「良いでしょう。十分です」
三本松玉枝:「そんで適当に暴れて騒ぎを起こす」
三本松玉枝:「殺しはしない。それでオケ?」
七釜戸瑞城:「…とりあえずは」
七釜戸瑞城:「騒ぎに乗じるのは問題ないですね?瀬名くん」
瀬名 詩郎:「ええ、そのタイミングで乗り込みます」
七釜戸瑞城:「では、欠渕さんその手筈でお願いします」
欠淵 清志郎:「了解」
欠淵 清志郎:マグロをごくんと飲み込む。
米内咲雨:「私は先に戻っています。背中から刺す準備でもしていますよ」
瀬名 詩郎:「あはは、物騒だ」
三本松玉枝:「あたしも白衣取ってこよ」
三本松玉枝:「欠淵さん洗濯機ありがと~」
欠淵 清志郎:「どういたしまして」
瀬名 詩郎:「(しかし)」リストを眺める。「(彼女に会ったら、どうしようかな)」
GM:シーン終了。ロイスの取得と購入が可能。
GM:購入については今回が最後となりますが
GM:代わりに2回判定していいです
三本松玉枝:セールだ
瀬名 詩郎:このタイミングでジェネシフトを行うことは可能でしょうか?
GM:あ、大丈夫ですよ!
欠淵 清志郎:やった
瀬名 詩郎:よかった 1個だけ上げよう
GM:余裕で情報突破したからって……
七釜戸瑞城:1シーン一回の購入エフェクトは1回だけ…ですかね
瀬名 詩郎:ジェネシフトします
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (57 → 67)
瀬名 詩郎:何?
欠淵 清志郎:ジェネシフト、うーん、ミドルはマイナー空くし1個かな
欠淵 清志郎:ジェネシフトします!
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (62 → 64)
GM:ガッツリ行ってる
欠淵 清志郎:あっこのやろう
三本松玉枝:明暗
七釜戸瑞城:マシンモーフィングがなければ調達はゴミ
GM:どっちも暗の反応してない?
三本松玉枝:そうかも……
GM:あっそれは一回でお願いします
GM:>モーフィング
七釜戸瑞城:武器が一個しか買えなさそうだな
七釜戸瑞城:フルオートショットガン
七釜戸瑞城:マシンモーフィング
七釜戸瑞城:6dx+21>=20
DoubleCross : (6DX10+21>=20) → 9[2,3,3,8,8,9]+21 → 30 → 成功
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を4増加 (62 → 66)
三本松玉枝:えーっとでは こちらはロイスは保留にしまして
三本松玉枝:購入一度目、ブルーゲイルを狙います
三本松玉枝:4dx>=15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 9[5,7,7,9] → 9 → 失敗
三本松玉枝:失敗……! 二度目も同じく
三本松玉枝:4dx>=15
DoubleCross : (4DX10>=15) → 9[3,4,4,9] → 9 → 失敗
三本松玉枝:おのれーッ 以上
瀬名 詩郎:ロイス2枠ありますが保留にします
瀬名 詩郎:2dx>=8 応急手当
DoubleCross : (2DX10>=8) → 10[1,10]+2[2] → 12 → 成功
瀬名 詩郎:ヨカッタ
欠淵 清志郎:ともあれロイス残り1枠は保留
欠淵 清志郎:購入は、二個目の応急手当キットをまず
欠淵 清志郎:2dx+2>=8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 6[2,6]+2 → 8 → 成功
欠淵 清志郎:よしよし、所持
欠淵 清志郎:二回目は、ミドル戦闘があるならボデマ買っとこう。手配師つかいます。
七釜戸瑞城:あ
七釜戸瑞城:武器買うの失敗した場合に
七釜戸瑞城:買ってほしい~
欠淵 清志郎:おお!
欠淵 清志郎:お手伝いしますよ そんなに得意ではないが
七釜戸瑞城:とりあええずショットガンを買うチャレンジ
七釜戸瑞城:2dx+1>=11
DoubleCross : (2DX10+1>=11) → 10[9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
七釜戸瑞城:買えました
瀬名 詩郎:あ!よかった
三本松玉枝:強い
欠淵 清志郎:やった!
欠淵 清志郎:じゃあ予定通りボデマ、手配師使用
欠淵 清志郎:5dx+2>=12
DoubleCross : (5DX10+2>=12) → 8[1,3,4,6,8]+2 → 10 → 失敗
欠淵 清志郎:財産点2使用して購入、装備
欠淵 清志郎:残り3点。以上!
瀬名 詩郎:奇跡起きてフルオートショットガンいけないかな やってみま~す
瀬名 詩郎:2dx>=20
DoubleCross : (2DX10>=20) → 10[6,10]+2[2] → 12 → 失敗
瀬名 詩郎:だめだった~
七釜戸瑞城:ロイスもとっちゃおう
七釜戸瑞城:同行者/三本松玉枝/度胸はある○/不安
三本松玉枝:やった 褒めてもらえた
七釜戸瑞城:部下/瀬名 詩郎/頼りになる○/不安
七釜戸瑞城:以上で
瀬名 詩郎:わーい N感情不安だ
瀬名 詩郎:あー こっちも取得しておこうかな
瀬名 詩郎:三本松玉枝/威勢がいい:〇/不安/ロイス これで取得します
瀬名 詩郎:改めて以上!
欠淵 清志郎:ロイス追加で!
欠淵 清志郎:瀬名さんに○相乗り/こいつも油断ならない
欠淵 清志郎:以上で!
ミドルフェイズ4/(Undercover's Past)
GM:瀬名くんの回想シーンです。登場侵蝕は不要。
瀬名 詩郎:出ます!
GM:喫茶店「汽水域」
GM:大橋のたもとに佇まいを見せる、喫煙可の喫茶店。
GM:その窓際。外を臨める4人席に、少年が座っていて。
GM:そこにもう一人。女性が歩き寄ってくる。
瀬名 詩郎:陽光が、色素の薄い柔らかな髪を照らしている。
瀬名 詩郎:素肌を覆うような露出の少ない格好。窓の外をぼんやりと見ている。
成鐘水乃:「ごめんね~、遅れた……!」
成鐘水乃:ゆるっとウェーブした長髪の、華美な雰囲気の女性。
瀬名 詩郎:「いえ、いえ」穏やかに微笑む。「成鐘さん、今日もお忙しいんですか」
成鐘水乃:「ちょっと仕事がね~……なんて」
成鐘水乃:「これも仕事か!」あは、と笑う。
瀬名 詩郎:「ふふ」くすっと笑う。「恐縮です」
瀬名 詩郎:「成鐘さん遅いから、勝手に頼んじゃいました」
成鐘水乃:「いいよいいよ~頼んでてよ」
成鐘水乃:「こっちの仕事ってことなんだから経費降りるし。一番高いやつでいいよ」
瀬名 詩郎:「なんでしたっけ。覚えたんです、えっと」
瀬名 詩郎:「無礼講?」
成鐘水乃:「ちょっと違うけど……まあでも」
成鐘水乃:「無礼講でいいのはそうかな」
成鐘水乃:「かしこまんなくっていいから、いくつか聞かせて?」
瀬名 詩郎:「はい」にこやかな微笑みを浮かべる。
成鐘水乃:「あなたの近況。復学は希望せず就職を、って話だったよね」
瀬名 詩郎:「言いました」
成鐘水乃:「うちで事務所借りられることになった。そこを好きに使っていいよ」
成鐘水乃:「1年くらいかな。稼げるようになったら、自分で維持費払ってもらうことになっちゃうけど」
瀬名 詩郎:「でも、1年は面倒見てもらえるんですね」
瀬名 詩郎:「さすが、手厚い対応だなあ」
成鐘水乃:「ほんとはもうちょっと見たいんだけどね~」
成鐘水乃:「どうしても、限られてきちゃう。人もお金も」
瀬名 詩郎:「十分、お世話してもらってると思いますよ」
瀬名 詩郎:「成鐘さんは優しいから。足りないように感じてしまうのかもしれませんが」
成鐘水乃:「……そう?お世辞でもそう思ってくれるなら喜んじゃうけど」
瀬名 詩郎:「どうぞ喜んでください」
成鐘水乃:「わーいっ」冗談めかして。「でも、本当にいいの?」
瀬名 詩郎:「ん?」注文したコーヒーを手にとりながら。
成鐘水乃:「学校」
瀬名 詩郎:「行った方がよかったですか?」
成鐘水乃:「ん~、行きたくないのを強制はできないし、絶対に行ったほうがいいとも言い切れないけど」
成鐘水乃:「私達みたいな人達はね。根ざした日常が必要なわけじゃない」
瀬名 詩郎:「所属を変えてから、それ、すごく口うるさく言われました」
成鐘水乃:「はは。もうくどいか」
瀬名 詩郎:「でも、成鐘さんも同感なんですね」
瀬名 詩郎:「学校っていうのは、根差した日常にちょうどいい?」
成鐘水乃:「まあね。人とのつながりを結んでいける環境がいいな~ってのはあって」
成鐘水乃:「学校はやっぱり、同年代の子が多いじゃない。根ざしやすいってのは確かにある」
成鐘水乃:「でも別に学校じゃなきゃダメってわけでもない」
瀬名 詩郎:「ふむ」
成鐘水乃:「職場でもいいわけだしね。例えば」
瀬名 詩郎:「職場…」
瀬名 詩郎:「職場をつくります。僕の」
成鐘水乃:「うん」
瀬名 詩郎:「そこを新たな日常にして、根差す、をする」時々日本語があやしい。
瀬名 詩郎:「それを見て、成鐘さんが安心してくれればいいわけだ」
成鐘水乃:「うん、そういうこと」
成鐘水乃:「私を安心させてくれたまえよ」
成鐘水乃:「させてくれないとめんどくさいお姉さんとの面談が終わらないぞ?」
瀬名 詩郎:「かしこまりました」楽しそうに笑う。
瀬名 詩郎:「めんどくさくありませんよ、成鐘さん」
成鐘水乃:「ほんと?今気使わせてない?」
瀬名 詩郎:「全然」
成鐘水乃:「ならいいや」
瀬名 詩郎:「ふふ」
瀬名 詩郎:「安心させられなかったら、成鐘さんとの面談も終わらない」
瀬名 詩郎:「それはそれで、僕はかまいませんけどね」
成鐘水乃:「そう。私の仕事が……ほえ」
成鐘水乃:「お?口説きか?」
瀬名 詩郎:「? わからないです」首を傾げる。
成鐘水乃:「違うんかい……」
瀬名 詩郎:「口説いたら、どうなります?」
成鐘水乃:「どうなるかな~」
成鐘水乃:「多少は意識とかするかも?」
瀬名 詩郎:「意識」
瀬名 詩郎:「僕を意識するということですね」
成鐘水乃:「この人は自分をこう思ってるのかな~っていうのはさ」
成鐘水乃:「相手側にも影響を与えるわけじゃない」
瀬名 詩郎:「なるほど」
成鐘水乃:「そういうこと。そういうのこそがさ、つながりってこと」
成鐘水乃:「一方的じゃなくてね」
瀬名 詩郎:「お互いに、ええと」
瀬名 詩郎:「思いやる」
瀬名 詩郎:「ですね」
成鐘水乃:「そう。思いやる!」
瀬名 詩郎:「はい」ニコっと笑う。
成鐘水乃:「ふふ」
成鐘水乃:「私の仕事は順調だ」
瀬名 詩郎:「恐縮です」
瀬名 詩郎:「成鐘さん、は」
瀬名 詩郎:「いつも楽しそうですよね」
成鐘水乃:「ん?そう?」
瀬名 詩郎:「仕事が好き?」
成鐘水乃:「あー……そうだな」
成鐘水乃:「全体的にはあんま好きじゃないけど」
成鐘水乃:「この仕事は好き」
瀬名 詩郎:「どうしてですか?」
成鐘水乃:「いつでも、戻っていいんだよ~って言えてるみたいで」
成鐘水乃:「なんか。そういうのの手助けをするのはさ」
成鐘水乃:「かっこいいじゃん?」
瀬名 詩郎:「なるほど」
瀬名 詩郎:「戻っていい」独り言のように繰り返す。
成鐘水乃:「なんか一個でも誇れる所があればさ」
成鐘水乃:「仕事としては上々だよ」
瀬名 詩郎:「そういうものですか」
成鐘水乃:「そういうもの」
瀬名 詩郎:「覚えておきます」
成鐘水乃:「うん。覚えておいて」
成鐘水乃:「そういう一つ一つが、君を作るんだから」
瀬名 詩郎:鷹揚に頷く。
瀬名 詩郎:(……戻っていいんだよ、の手助け。戻っていい、日常、根差す、手助け……)
瀬名 詩郎:目の前の人が話す言葉はときどき難しい。何かを、当然のように持っているものと思って、話しかけてくる。
瀬名 詩郎:(……でも、僕は優等生で、彼女の仕事は順調)
瀬名 詩郎:(ならいい)
瀬名 詩郎:そうやって微笑んで、楽しいおしゃべりは続く。
ミドルフェイズ5/Unwavering
GM:ミドル戦闘が起きそうな気がします
GM:全員登場を推奨。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (67 → 70)
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (64 → 74)
欠淵 清志郎:おっと
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (62 → 70)
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (66 → 71)
GM:バー『アン・トルエ』
GM:指定した時間に訪ねれば、オードが顔を出す。
オード:「……あ、いらっしゃい」
欠淵 清志郎:「どうも。約束通りに」
欠淵 清志郎:顔には一応絆創膏。いつもの着崩したスーツ。
GM:店は入口と、恐らくは従業員用の裏口の2つ。
オード:「今日来てるよ。あいつ。ギン」
欠淵 清志郎:じろりと出入り口を確認する。
欠淵 清志郎:「そりゃあ、きっちり仕事ができますね……」
オード:「うん。それとなーく、渡りつけるから……あ、でも、そのね」
オード:「セイヤも居るの。今日」中に招き入れながら。
オード:「彼には知られないようにやりたい」
欠淵 清志郎:「……内輪揉めを知られたくないと」
欠淵 清志郎:「まあ、そうでしょうねえ」聞いた話がその通りなら、筋は通る。
オード:「欲しい薬の種類で」
オード:「担当があるから。詳しい話聞きたいって言えば、個別に釣り出せるよ」
欠淵 清志郎:(自分をお気に入りのボス猿に、揉めているところを見られれば幻滅もされかねない……か)
欠淵 清志郎:(本当にそうなのか……は、まだ判断がつかないな)
欠淵 清志郎:「ギンさんの担当は」聞いてはいるが、確認をする。
オード:「うん?えっとね」席へと案内する。
欠淵 清志郎:ポケットに手を突っ込んだままついていく。
オード:「これ。“ハンマー”」メニューを取り出して、指差す。
GM:周囲はたしかにバー……だが。
GM:酒はほとんど置かれていないし、供されても居ないように見える。
GM:そういう物件を使っているだけ、という風情。
オード:「筋力強化剤。結構売れ線だし怪しまれないと思う」
欠淵 清志郎:「……最初の依頼の時のイメージとは、だいぶ違いますね」ぐるりと見回して。
オード:「私の“ギアス”なんかは人気ないし……」
欠淵 清志郎:「わかりました」内心で少し笑う。
欠淵 清志郎:どちらも、自分には必要のないものだ。
オード:「あ~。お酒?」
オード:「前はやってたんだけどね。クスリ売る店で気分良く飲めないってさ」
欠淵 清志郎:「酒に女。きつい照明。そういう印象でしたが。本当にこちら一本なんだな」
欠淵 清志郎:「いや、これは雑談です。気にしないで」
オード:「一途なの」冗談めかして。「あ、あいつね、ギン」
オード:くい、と顎で指す。
欠淵 清志郎:「……ああ」
欠淵 清志郎:「なるほど、ね」目を細める。
欠淵 清志郎:当然、知っている。
ギン:目が合うとにこやかに手を振る。
欠淵 清志郎:「……さて、では本題に入りましょうかね」
三本松玉枝:その時。
オード:「ん。本題……」
三本松玉枝:「おらあ邪魔するぜ!」
三本松玉枝:ばあん、と入口の扉が蹴り開けられる。
三本松玉枝:四角く切り取られた共用通路に、白衣を着た小柄な女の姿。蹴った片足を上げたそのままの姿勢で。
三本松玉枝:「よくも殺しやがったなあたしをよお~!」
オード:「……あれ?」
オード:「気まずいって……」
オード:「殺し?」
ユカリ:「お前は……!?」
スミレ:「な、なんで……!?」
欠淵 清志郎:「気まずいから、来るのに時間がかかったそうで」何も驚いていない。
三本松玉枝:ずかずかと中に踏み込む。掲げた腕の先にミニチュアの太陽めいた球体が生じる。
三本松玉枝:それを。
三本松玉枝:「ぶっ、飛ばす!」
三本松玉枝:適当なテーブルへ投げつける。炸裂する。
コガネ:「ギャーッ!」
コガネ:「ほ、ほんとに来やがった!」
三本松玉枝:調度を粉砕し、火の粉を飛び散らせ、飛び散ったその先でさらに引火する。
ユカリ:「おいコガネッ!テメーなんか知ってんのかッ!」
スミレ:「どういうことなんですか、これ……!あの人、確かに」
スミレ:「死んだじゃないですか!」
三本松玉枝:(あ、そう。マジで知らないんだな)
オード:「死んだ?どういう……」
欠淵 清志郎:「"サクリファイス"」
欠淵 清志郎:「ではないかと、推察してますね。あんた方、もう少し売り物に警戒をした方がいい」
ユカリ:「オードはいいから!セイヤ連れて逃げろ!」
オード:「え、うん……?」店の奥に駆けていく。
三本松玉枝:「余裕こいてんじゃねーぞコラーッ!」さらに火球を形成しながら。
欠淵 清志郎:「……さて」オードには逃げられたな、と思いながら立ち上がる。
ユカリ:「“サクリファイス”……?いや、んなはずは……」
ユカリ:「薬シクりやがったのかネロのやつ……?」
スミレ:「後です。責任は後……」
欠淵 清志郎:「なはずがあろうがなかろうが」
スミレ:「ネロとコガネの始末は後です。先にこの女を」
欠淵 清志郎:「こっちは面倒なことに巻き込まれて」
コガネ:「あ、あたし始末されるんスか!?」
コガネ:「被害者なのに!」
三本松玉枝:「被害者はこっちでしょうが!!」
欠淵 清志郎:「イライラしてんだよ」
欠淵 清志郎:ダン、と床を強く踏む。
三本松玉枝:(……ワオ)
ユカリ:「黙ーってろトーシロが!テメーからバラすぞ!」
欠淵 清志郎:「バラしたきゃバラせばいいですが。こっちはその倍にしてやる」
スミレ:「お姉ちゃん、落ち着いて……」
スミレ:「見られた時点で全員の決まりでしょ」
欠淵 清志郎:「オーヴァードだからって、くっつくのにはさぞ時間が要るでしょうって具合に」絆創膏を引っ剥がす。
三本松玉枝:「はーん。ほーん。勝てると思ってらっしゃる。結局仕事しなかったもんなあたし」
三本松玉枝:「あたし達が……いや」
三本松玉枝:「オマエたちごときあたしだけで十分。尾っぽを踏まれた虎さんもいるようですし?」
三本松玉枝:「始末のされ方だけ選ばせてやんよ。綺麗にか汚くかどっちかになあ!」
GM:裏口に向かう男女の姿がある。
オード:「セイヤ、こっち……」
セイヤ:「心配性だな……いつもの襲撃だろ?」
セイヤ:「見物してりゃあいいのに」
オード:「なんか様子が違うの……いいから来て」
オード:裏口の扉を開けて、外へ――
七釜戸瑞城:「いつもと様子が違う…そう感じ取れるくらいには」
七釜戸瑞城:「勘が鋭い」
瀬名 詩郎:裏口を塞ぐように立っている。二人。
瀬名 詩郎:「こんばんは」
オード:「……」
オード:「……こんばんは。誰」
七釜戸瑞城:「名前を聞きたいですか?」
オード:「……ごめん。私が悪かった」
オード:「何の用?」
七釜戸瑞城:「そちらの男性に用があります」
七釜戸瑞城:「貴女には、特に」
セイヤ:「今度はどこの差し金なんだか」
七釜戸瑞城:「心当たりが多すぎるほどに手を広げすぎましたね」
瀬名 詩郎:「…」七釜戸さんの傍らで、二人を眺める。
セイヤ:「またどこぞのヒットマンだろ。今依頼主を売りゃ許してやるぜ」
瀬名 詩郎:「いいのかな。高いですよ、すごく」笑いながら言う。
セイヤ:「額によっちゃ雇い返してやってもいい。俺は平和主義なんでね」
セイヤ:「いるんだよお前らみたいな連中は、ゴロゴロ」
七釜戸瑞城:「大人しくご同行頂けるなら悪いようにはしません」
セイヤ:「ハア……」と溜息を吐く。
セイヤ:「で?どこ」
七釜戸瑞城:「UGNです」
セイヤ:「……」
セイヤ:「オード」
セイヤ:「お前ネロ達呼んでこい」
オード:「え、セイヤは……」
セイヤ:「こいつらとお話があるんでね」
セイヤ:「俺のお願いだ。聞いてくれるよな」
オード:「う、うん……セイヤが言うなら……」
オード:その姿が、不意にかき消える。
オード:瞬間、君たち二人の間を、なにか僅かな熱のようなものが通り過ぎようとする。
瀬名 詩郎:即座に片手を出し、その熱を逃がさず掴む。
瀬名 詩郎:「担当薬品は、隠密性能の向上でしたか」
GM:輪郭がゆらぎ、オードの姿が現れて。
瀬名 詩郎:瞳がうっすらと青く明滅し、魔法陣が浮かぶ。
瀬名 詩郎:「まだ、あなたとお別れの挨拶もしていないですから」
瀬名 詩郎:微笑をたたえたまま、彼女を片手に抱き留めている。
オード:「……ヤバい相手だと」
オード:「思ったんだ。思った」
オード:「セイヤ、気をつけて」
GM:その姿が崩れていく。
瀬名 詩郎:「おや」
GM:分身による欺瞞の上から、光学の迷彩をかけていた。
GM:本物は、逆だ。裏口の突破ではなく、
GM:店の入口側に逃げ去った。
瀬名 詩郎:「やはり、口説くのは苦手のようです」感触のなくなった手をやんわりと握りしめる。
セイヤ:「人の女口説こうとしてんじゃねえよ」
瀬名 詩郎:「はは、正論」
瀬名 詩郎:「逃げられました。すみません」
七釜戸瑞城:「構いませんよ」
七釜戸瑞城:「話の邪魔にならないようにしたのでは」
瀬名 詩郎:「話、ですか」
セイヤ:「俺らを潰して得があるのか?お前らに」
セイヤ:「よく考えて仕事をしたらどうだ」
七釜戸瑞城:「得はありませんが、残しておくと不都合がある」
七釜戸瑞城:「プラスを出すだけが仕事ではないんですよ」
七釜戸瑞城:「マイナスを消すというのも立派な仕事だ」
セイヤ:「成程。いいこと言うな、オッサン」
セイヤ:「俺のこれからの仕事がそうなわけだ」
セイヤ:「得しねえもんな」
瀬名 詩郎:「交渉決裂ですね」
瀬名 詩郎:「良いですか、そろそろ?」
七釜戸瑞城:「多少の強硬手段は仕方ないですね」
七釜戸瑞城:「構いません、やりましょう」
瀬名 詩郎:「ふふ!」楽しそうに笑う。
GM:ミドル戦闘を開始します。
七釜戸[8] 瀬名[9]
5m
セイヤ[7]
5m
ユカリ[8] スミレ[9] コガネ[3]
5m
欠淵[8] 三本松[5]
GM:エンゲージはこんな感じ
GM:勝利条件は敵の全滅。
GM:ではやっていきましょう
GM:セットアップから。
三本松玉枝:なし!
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎:コンボ『滲め』。《螺旋の悪魔》自分対象に攻撃力+18。侵蝕3上昇。暴走します。
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を3増加 (74 → 77)
瀬名 詩郎:コンボ『可動』。《加速装置》《ヴァジュラ》。行動値+12。9→21になり、暴走します。侵蝕率5上昇。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を5増加 (70 → 75)
七釜戸瑞城:なし
ユカリ:なし
スミレ:《剣の王城》。日本刀を作成しモルフェウスエフェクトでの攻撃力を増加。
コガネ:なし
セイヤ:FHエンブレム「ラストラン」を使用。
セイヤ:ラウンド中ダイスを+10個、攻撃力を+10して暴走。
セイヤ:《極限暴走》《背徳の理》。暴走をトリガーに判定ダイスを増加。
セイヤ:首輪に手をかける。
セイヤ:そこからブスリ、と針が突き刺される。
セイヤ:「フウウウ…………!」
セイヤ:「やり合おうや」
瀬名 詩郎:「ああ、良いですね」瞳の青が澄み渡り、魔法陣がより鮮やかに明滅する。
欠淵 清志郎:……欠淵清志郎に、ドラッグは必要ないし意味もない。
欠淵 清志郎:自前の侵蝕を高め、励起する。衝動を解き放つ。それだけで。
欠淵 清志郎:目の前の風景がゆらゆらと滲み出す。……脳が揺さぶられる。
欠淵 清志郎:「……やり合う?」
欠淵 清志郎:「違うねえ。蹂躙だよ、こっちの」にい、と獣のように笑った。
GM:イニシアチブ。瀬名君の手番から!
瀬名 詩郎:はい!
瀬名 詩郎:マイナーで5m前進。セイヤくんと同じエンゲージに。
七釜戸[8]
5m
セイヤ[7] 瀬名[21]
5m
ユカリ[8] スミレ[9] コガネ[3]
5m
欠淵[8] 三本松[5]
瀬名 詩郎:メジャー。コンボ『灯火』。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》。
瀬名 詩郎:セイヤくんを対象に、単体の白兵・装甲値無視攻撃を行います。
瀬名 詩郎:もし複数の防具を使用している場合、最も装甲値の高い防具の装甲値を無視します。
GM:ヤダ~
瀬名 詩郎:(5+1)dx8+8
DoubleCross : (6DX8+8) → 10[2,3,3,4,5,8]+5[5]+8 → 23
瀬名 詩郎:ヌッ 微妙
セイヤ:暴走中。リアクション不能。
瀬名 詩郎:そうじゃん よかったー
瀬名 詩郎:ダメージいきます
瀬名 詩郎:3d10+26+1d10
DoubleCross : (3D10+26+1D10) → 17[8,5,4]+26+8[8] → 51
瀬名 詩郎:うまくいけば装甲無視51ダメージです
セイヤ:《赤河の支配者》。ダメージを軽減します。
瀬名 詩郎:なにー
セイヤ:51-1d10-12
DoubleCross : (51-1D10-12) → 51-8[8]-12 → 31
セイヤ:31点受けました。結構ヤバいかも。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を4増加 (75 → 79)
GM:演出どうぞ!
瀬名 詩郎:「獣が鳴いていますね」冗談のように言って、上背の下に隠していた刀を抜く。
瀬名 詩郎:鋏が割れたようなデザインの、武骨な刀。
瀬名 詩郎:『灯火』 呟いてその刀身を撫でれば、青い炎が揺らめく。瞬時、姿がかき消え、
瀬名 詩郎:次の瞬間にはセイヤの目の前に殺到し、低い姿勢から刀を振り上げて身を斬ろうとしている。
セイヤ:「……!」
瀬名 詩郎:(どう出る)
セイヤ:結晶のように、血の障壁が展開される。
瀬名 詩郎:刀から青い炎が噴き上がる。血の障壁ごと引き千切るように切り裂く。
セイヤ:「チッ……!」身体を引き裂かれ、その身体が。
セイヤ:超速で増産された血の結晶で、再び繋ぎ止められて繋がる。
瀬名 詩郎:「さすがに、伊達ではないようで」男の間合いに入ったまま、嬉しそうに笑う。
GM:オーヴァードとしての力か、もしくは。既存品とは、一線を画す薬効なのか。
瀬名 詩郎:(どっちかを調べるのは)
瀬名 詩郎:(僕の領分ではないしな)
スミレ:スミレの手番。
スミレ:マイナーでバイオレットエフェクトを使用。RC攻撃のダメージを+1d10。
スミレ:メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》《サンドシャード》《スキルフォーカス》《虚構のナイフ》。
GM:choice[瀬名,七釜戸,三本松,欠淵]
DoubleCross : (CHOICE[瀬名,七釜戸,三本松,欠淵]) → 七釜戸
GM:怖いおじさん狙おう
七釜戸瑞城:こっちか
瀬名 詩郎:あー!こら!
スミレ:8dx7+9
DoubleCross : (8DX7+9) → 10[2,3,4,4,7,7,8,10]+10[1,3,3,7]+3[3]+9 → 32
七釜戸瑞城:100%超えてないけど避けてみるかー
七釜戸瑞城:ドッジ コンボ『カード・シャッフル』 原初の緑:死者の肉体+リフレックス
七釜戸瑞城:判定前にエンブレム リーダーズマーク
七釜戸瑞城:7dx8+18>=32
DoubleCross : (7DX8+18>=32) → 7[2,4,4,5,5,5,7]+18 → 25 → 失敗
七釜戸瑞城:うーんダメ
七釜戸瑞城:つよw
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を4増加 (71 → 75)
スミレ:4d10+1d10+27 装甲有効
DoubleCross : (4D10+1D10+27) → 28[4,6,8,10]+9[9]+27 → 64
GM:ダメージダイス高……
七釜戸瑞城:リザレクトします
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (75 → 85)
七釜戸瑞城:おっと結構上がっちゃったな
スミレ:懐からタブレットのようなものを取り出し、噛み砕く。
スミレ:武器を取り出す。鞘入りの長刀。
スミレ:「次にセイヤさんを狙ってくるのは、この人……!」
七釜戸瑞城:「なるほど、これは」
スミレ:鞘からひとりでに飛び出した長刀が、回転しながら襲いかかった。
七釜戸瑞城:避けようとするが避けきれない
七釜戸瑞城:「力を増しているのか…」
GM:異常に直前で加速したような。
七釜戸瑞城:突き刺さった長刀を引き抜き投げ捨てる
GM:あるいは、それも急激な増幅の力なのだろうか。
七釜戸瑞城:「殺意は十分」
スミレ:「首、取れなかった……!」
三本松玉枝:「勇気あるなあ」その様を見、他人事のように。
三本松玉枝:「あたしなら絶対狙わん。あの人は」
GM:行動値8組の手番です。
欠淵 清志郎:先に動かせていただきます
欠淵 清志郎:まずマイナーで全身、ユカリたちのエンゲージに移動します。
欠淵 清志郎:前進
七釜戸[8]
5m
セイヤ[7] 瀬名[21]
5m
ユカリ[8] スミレ[9] コガネ[3]
欠淵[8]
5m
三本松[5]
欠淵 清志郎:メジャー、コンボ『祈れ』。《餓えし影》《コンセントレイト:ウロボロス》侵蝕3上昇。
欠淵 清志郎:単体RC攻撃で対象はセイヤ。
欠淵 清志郎:命中判定します
欠淵 清志郎:8dx7+4
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[2,2,3,3,4,8,8,10]+4[2,4,4]+4 → 18
欠淵 清志郎:ちっさ
瀬名 詩郎:かわいい
欠淵 清志郎:暴走しててよかった……
セイヤ:ヘヘッ
セイヤ:そうだぜ
欠淵 清志郎:ダメージ出しますぜ
GM:ちょっとおまち!
欠淵 清志郎:おっとっと
スミレ:《砂の結界》《砂の祝福》。セイヤをカバーリング。
欠淵 清志郎:ああん?
GM:ダメージをどうぞ。
欠淵 清志郎:仕方ない……
欠淵 清志郎:2d10+21
DoubleCross : (2D10+21) → 11[8,3]+21 → 32
欠淵 清志郎:うーん、ダメージダイスの少なさ
スミレ:あっでもそれでも倒れるんですね。こいつは耐久は紙なのだ
欠淵 清志郎:まあよかったとしよう!
スミレ:戦闘不能です。
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を3増加 (77 → 80)
GM:演出を!
欠淵 清志郎:励起されたレネゲイドが全身に巡る。とはいえ、使うのは『表面』だけだ。
欠淵 清志郎:ずるり、と見えている範囲……顔から首元の刺青の、黒い色素だけが抜け落ちた。
欠淵 清志郎:抽象的なトライバルパターンは、ほとりと床に落ち、小柄な犬の姿に変わる。
欠淵 清志郎:「……"ラグドエッジ"。今の俺の通り名ですが」
欠淵 清志郎:どこか遠くを見る目で、誰に言うともなく。箍が外れたように震えて、凶暴に笑って。
スミレ:「……違う」
スミレ:「こっちだ……!」
欠淵 清志郎:店の備品の椅子を思い切り蹴り飛ばした。同時に前へと突っ込んでいく。
スミレ:「セイヤさんを、狙ってくる!」
欠淵 清志郎:それを合図にしたように、犬が駆け出す。あまりにも疾く、獰猛に。
欠淵 清志郎:……狙いには、少々遅くとも。
欠淵 清志郎:だが、それも良い。今は気分が良い。
欠淵 清志郎:「昔はもっと、ありふれた短いあだ名だった」
欠淵 清志郎:「"狂犬"ってね。体の良い捨て駒、使い走りだったんですよ」
欠淵 清志郎:黒い顎が、大きく開く。紋様の集まりであるだけの存在には、確かに質感がある。
スミレ:ばっと、その道行きを遮るように体を滑り込ませて。
欠淵 清志郎:「……あんたと、同じかな」
欠淵 清志郎:がつん、と牙が降りた。
瀬名 詩郎:向こう側から突進しようとし、阻まれた男を見て目を細める。
スミレ:「あぐっ……!」
セイヤ:「スミレ……!」
欠淵 清志郎:「何番目ですかね、この子は」
欠淵 清志郎:「『都合の良さランキング』では」
欠淵 清志郎:犬に貪られた身体を見下ろす。
セイヤ:「……何番までだったら許されると思ってんだ?」
セイヤ:「ねえよ。例外なく、贖え」
欠淵 清志郎:「許されたいとでも? 俺が?」
七釜戸瑞城:コインを弾く。
瀬名 詩郎:「ふ」
七釜戸瑞城:(表、このまま押すか。盾が何枚あったとしても全て撃ち抜けばいい)
GM:七釜戸さんの手番へ。
七釜戸瑞城:マイナーでコンボ『裏か、表か』オリジン:レジェンドで精神の達成値+6
七釜戸瑞城:メジャーでコンボ『ドラム・ロール・スロット』コンセ+コントロールソート+マルチウェポン
七釜戸瑞城:対象はセイヤさん
七釜戸瑞城:8DX7
DoubleCross : (8DX7) → 10[1,1,1,3,5,8,10,10]+10[2,6,9]+4[4] → 24
セイヤ:暴走、リアクション不能。
GM:ダメージをどうぞ。
七釜戸瑞城:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 13[4,5,4]+10 → 23
GM:そのダメージは……耐えられません。
GM:復活もなし。倒れます。
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を9増加 (85 → 94)
GM:演出を!
七釜戸瑞城:ショットガンを素早く二丁取り出す
七釜戸瑞城:視線を定め。
七釜戸瑞城:引き金を躊躇なく轢く。
七釜戸瑞城:散弾の雨がセイヤに降り注ぐ。
七釜戸瑞城:それは、セイヤが欠淵に応えた一瞬の間だ。
ユカリ:「あっクソ……!」
セイヤ:「がっ……!?」
七釜戸瑞城:「戦いは、常に進行しています。次の相手を見るべきでしたね」
七釜戸瑞城:くるりとショットガンを回転させホルスターへ。
三本松玉枝:(うわ。エグい)
セイヤ:「クソが……!」立ち上がろうとするが起き上がれない。
コガネ:「これヤバくないスか……」
瀬名 詩郎:「…」眼前の敵が倒れたのを確認し、店の内部へ視線を動かす。
ユカリ:「そう思うなら殺れよ!キリキリ!」
七釜戸瑞城:「まだ、続けますか?では、こちらも続けます」
七釜戸[8]
5m
瀬名[21]
5m
ユカリ[8] コガネ[3]
欠淵[8]
5m
三本松[5]
ユカリ:ユカリの手番。
ユカリ:マイナー意味ないなこいつ……マイナーなし。
ユカリ:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》《アタックプログラム》。
ユカリ:使用武器はアームブレード2本。至近の欠淵さんを攻撃。
欠淵 清志郎:来ると思ったあ
ユカリ:8dx7+14
DoubleCross : (8DX7+14) → 10[3,3,4,5,8,8,10,10]+10[3,4,6,9]+10[7]+1[1]+14 → 45
欠淵 清志郎:暴走中です
ユカリ:じゃあそのまま死ねーッ
欠淵 清志郎:うおー
ユカリ:5d10+16
DoubleCross : (5D10+16) → 26[7,2,7,3,7]+16 → 42
欠淵 清志郎:装甲8で耐えきれず、リザレクトします。
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (80 → 90)
欠淵 清志郎:おまえ まあいいや
欠淵 清志郎:HP10で復活
ユカリ:懐からタブレットのようなものを取り出す。
ユカリ:噛み砕き、飲み込み。武器を取り出す。鎖で結ばれた二本の短剣。
ユカリ:「テメーはさ~~~」
ユカリ:「やったよなあスミレをよ」
欠淵 清志郎:笑いながらそれを見ている。元より、避ける余力はない。
ユカリ:「死刑決定」
欠淵 清志郎:「ハハ」
ユカリ:高速で駆け出し、二刀でずたずたに引き裂き抜ける。
欠淵 清志郎:「……ッ」
ユカリ:「死にさらせッ!」
欠淵 清志郎:「オーヴァードの死刑はキツいよなあ……」
欠淵 清志郎:ズタズタになった上着と、修復される身体を見ながら。
欠淵 清志郎:「何遍死にゃあいいんですかね、俺は」
欠淵 清志郎:ダン、と地面を蹴りつける。
コガネ:「ユカリさんの攻撃でまだ動くんすかこいつ……!」
コガネ:「化け物じゃん……!」
GM:三本松さんの手番へ。
三本松玉枝:はーい
三本松玉枝:マイナーで《オリジン:レジェンド》《氷炎の剣》《地獄の氷炎》。
三本松玉枝:精神の達成値を+10しつつ、攻撃力20の武器を作成します。
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を7増加 (70 → 77)
GM:ヤバいの作ってる……
三本松玉枝:でもって、それを使ってメジャーで《サンドシャード》。
三本松玉枝:ユカリちゃんとコガネちゃんを対象に射撃攻撃!
三本松玉枝:4dx+15
DoubleCross : (4DX10+15) → 9[4,4,5,9]+15 → 24
三本松玉枝:9が頻繁に出る
ユカリ:ユカリはアームブレードでガード。
コガネ:コガネはドッジ
コガネ:9dx+1>=24
DoubleCross : (9DX10+1>=24) → 10[1,1,2,3,4,6,8,10,10]+8[1,8]+1 → 19 → 失敗
コガネ:チッ……
三本松玉枝:がんばらないで
三本松玉枝:ダメージ!
GM:がんばるよ 生きぎたないから
GM:ダメージを!
三本松玉枝:3d10+20
DoubleCross : (3D10+20) → 13[7,2,4]+20 → 33
三本松玉枝:諸々有効です
GM:あっコガネはちょうど死ぬな……哀れなピュアキュマイラ
GM:ユカリは生き残りますが結構死にかけ。
三本松玉枝:ヌヌ
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を4増加 (77 → 81)
GM:演出どうぞ!
三本松玉枝:「さーって。ちょっとまだ色々足りてないからさ」
三本松玉枝:いっぱいに伸ばした両腕の先、灼熱に燃える珠を掲げる。赤と橙の色彩を、マーブル模様に入り混じらせ、高温で大気を揺らめかす。
三本松玉枝:それは武器だ。同時に卵でもある。
三本松玉枝:──極小の恒星の表面を破り、切っ先が無音の産声を上げる。深紅に熱され、鋭くぎらつき、ふたつ、みっつ、宙へと浮かび、数え切れぬほどに次々と。
三本松玉枝:一本が人の腕ほどの楔。それが──果たして何本か。女の頭上に渦を巻き、魚群の如く回遊する。
ユカリ:「……あ?」
三本松玉枝:「こいつが“あたし”一人ぶん。綺麗で居たけりゃ」
三本松玉枝:腕を、
三本松玉枝:「これで参っとけ!」
三本松玉枝:振り下ろす。
コガネ:「……!」とっさに飛び退き、逃れようとするが、足を取られる。
コガネ:「があっ……!?」
三本松玉枝:女二人をその内に巻き込んで、破壊の驟雨が降り注ぐ。
ユカリ:「ぐっ……!」こちらは剣でしのごうとして、弾かれる。
三本松玉枝:下手に動かなければ、直撃するのは一つか二つ。そのぶん広範囲に降り注ぎ、逃げ場を潰し、床も壁も砕く攻め手。
瀬名 詩郎:「派手だなあ」少し先に広がる光景に思わず呟く。
瀬名 詩郎:「お店がぼろぼろだ」
七釜戸瑞城:(あれを受ける方はたまったモノではないな)
欠淵 清志郎:「いい花火だ」
ユカリ:「ああ”あ”……っ!熱づっ……!」
ユカリ:「この、このアマッ……!」
ユカリ:「殺す、殺してやるッ!」
コガネ:「……」既に痛みに気絶したのか動かない。
三本松玉枝:「あら生きてる。死なれても困るんだけどさ」
三本松玉枝:「ちょっと加減しすぎたかしら。うはは」
ユカリ:「舐めやがって……!」
七釜戸瑞城:「戦意があるだけ大したものですが、それも薬物でブーストされた感情かもしれませんね」
三本松玉枝:言う間にも、体積を減じた球体に、どこからともなく銀砂が流れ込む。再び──より大きく、紅蓮の宝珠が膨らんでいく。
GM:1ラウンド目終了、2ラウンド目へ。
GM:セットアップ。
七釜戸瑞城:なし
ユカリ:なし。
三本松玉枝:なし!
欠淵 清志郎:今回はなし
瀬名 詩郎:《加速装置》の効果が切れて行動値が9に戻りました。ヴァジュラの効果は引き続き継続中です。
瀬名 詩郎:使用エフェクトはなし!
七釜戸[8]
5m
瀬名[9]
5m
ユカリ[8] 欠淵[8]
5m
三本松[5]
GM:ではイニシアチブは、瀬名くんの手番から。
瀬名 詩郎:はーい!ではマイナーで5m更に前進。ユカリ・欠淵エンゲージに行きます。
七釜戸[8]
10m
瀬名[9]
ユカリ[8] 欠淵[8]
5m
三本松[5]
瀬名 詩郎:メジャーで、コンボ『灯火』。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》。
瀬名 詩郎:ユカリさんに攻撃。
ユカリ:来なっ
瀬名 詩郎:(5+1)dx8+8
DoubleCross : (6DX8+8) → 10[2,6,6,7,8,9]+10[4,10]+3[3]+8 → 31
ユカリ:ガード!
瀬名 詩郎:よしよし
瀬名 詩郎:ではダメージ!
瀬名 詩郎:4d10+26+1d10
DoubleCross : (4D10+26+1D10) → 12[5,1,4,2]+26+3[3] → 41
瀬名 詩郎:うわっ ダイス目低!
ユカリ:あっもう全然ダメだ!
ユカリ:その攻撃でHP0。倒れます。
瀬名 詩郎:よかった!
GM:敵の全滅により、戦闘終了です。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を4増加 (79 → 83)
欠淵 清志郎:わーい
三本松玉枝:やった!
GM:演出どうぞ~
瀬名 詩郎:三本松さんの紅蓮の宝珠が再度攻撃を放つ前に、ユカリが反撃体勢に移ったのを見やる。
瀬名 詩郎:直後、背後から少女の元に踊りかかった。片手に握る刀がひらめく。
ユカリ:「殺……は」
瀬名 詩郎:短剣を握る手首を切り払い。
ユカリ:「え」
三本松玉枝:「ぉあ?」
瀬名 詩郎:「事態は既に進行している、そうですので」
瀬名 詩郎:横腹に回し蹴り。
ユカリ:「がふっ」
ユカリ:それきり倒れ伏して動かなくなる。
瀬名 詩郎:「……すみません、彼女、殺気が満々だったので」
瀬名 詩郎:三本松さんに言う。「お邪魔でした?」
三本松玉枝:「あっいえ助かりましたありがとうございます……」反射的に敬語になる。
欠淵 清志郎:「はは、は」ようやく少し笑いが収まってくる。刺青が顔に戻る。
三本松玉枝:(……ヒュッて来た。ヒュッッて)
三本松玉枝:倒れたユカリにやや気の毒げな視線を向けて。
瀬名 詩郎:「ああ、邪魔じゃなかったなら良かった」
欠淵 清志郎:「疾いですねえ、さすがだ」
瀬名 詩郎:「ありがとうございます。皆さんもお疲れ様でした」微笑む。
欠淵 清志郎:「やっぱりそちらさん、単なる盾ってだけじゃあないみたいで」ほっと息を吐き。
欠淵 清志郎:「お疲れで済みますかね。これで全員じゃないんでしょう?」
三本松玉枝:「あ、そうか」
七釜戸瑞城:「店内に一人向かいましたね」
七釜戸瑞城:「とはいえ、お二人の力で速やかに制圧できたのは幸いです」
七釜戸瑞城:(特に彼女の能力はちょうどいいな。店を破壊すれば生死不明の状況を作りやすい。今回のオーダーには向いている、か)
欠淵 清志郎:「暴れただけですがね。UGNさんほど精密には動けない」
七釜戸瑞城:「思ったより戦闘要員が多かったので助かりましたよ」
三本松玉枝:「うへへ。それほどでもない? ある?」
瀬名 詩郎:「ありますよ。お見事でした」
三本松玉枝:「お、おう」仰け反りながらこくこくと頷く。
欠淵 清志郎:「そう、派手にぶち壊して、良い気分でしたよ。こっちも」
ギン:「お疲れさまでした。ここからどうするんです?」
三本松玉枝:「えーっと、なんだっけ」
三本松玉枝:「他の子らは多分上にいるけど。ここで何か探し物とかある?」
七釜戸瑞城:「証拠を集めます、正確な店の実態と関わった組織の情報を確認し、後は流出を避ける為に破棄します」
七釜戸瑞城:「この店の組織形態を模倣した粗悪店舗が増えても困りますので」
欠淵 清志郎:(……精密。なるほど、精密だ)思考の動きが多少は戻ってきたのを感じる。
三本松玉枝:(粗悪店舗……)
ギン:「……オーダーは販路の維持では?」
七釜戸瑞城:「勿論維持です、ですがこの手の組織をある程度整理するときに」
七釜戸瑞城:「半端に事情に通じた人間が脱走し、模倣した組織を立ち上げるのが」
七釜戸瑞城:「一番面倒です」
欠淵 清志郎:「そちらはお任せしますよ。こっちゃオードに話を聞きたいくらいだし」
欠淵 清志郎:「拘束くらいなら手伝いますがね。また暴れられても困る」
ギン:「成程。薬品庫はあっちです」
ギン:「で、こっちが……」
ギン:「処刑部屋」
GM:三本松さんが連れて行かれた部屋だ。
三本松玉枝:扉を見て小さく身震いする。
瀬名 詩郎:「物騒だなあ」
欠淵 清志郎:「いい響きだことで」特に感情を込めず。
七釜戸瑞城:「ギロチンと同じですね、一度でも使えばあとは使わずとも在るだけで威圧効果が出る」
七釜戸瑞城:「裏切りに対する抑制ねらいでしょう」
ギン:「現役バリバリでしたけどね、ギロチン」
七釜戸瑞城:「他には?」
ギン:「ヤードの方に顧客名簿と金庫に売上」
ギン:「鍵は指紋式です。そこで倒れてる男で行けるんじゃないですかね」
七釜戸瑞城:「彼はどのみち拘束する必要がありますので連れていきましょう」
瀬名 詩郎:「了解です」セイヤの方に向かっていく。
GM:ここで、知覚で判定してみて下さい。
七釜戸瑞城:むむ
七釜戸瑞城:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 6[1,2,6] → 6
三本松玉枝:ムッ
三本松玉枝:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[4,4,9]+1 → 10
瀬名 詩郎:なんだなんだ~
瀬名 詩郎:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 6[4,5,6]+1 → 7
欠淵 清志郎:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 8[2,5,7,8] → 8
GM:では、三本松さんが最初に気づく。
GM:ドアから覗く処刑部屋に、なにか光るものが落ちている。
三本松玉枝:「ぅえ」
瀬名 詩郎:「? どうしました」振り向く。
欠淵 清志郎:「あ?」
三本松玉枝:手近に居た瀬名さんの服の袖を引き、そちらを指差す。「あのー。なんか落ちてる」
瀬名 詩郎:「なんか?」袖を引かれたまま、部屋の中を覗き込みます。
欠淵 清志郎:「落ちてる? これも証拠ですかね」
欠淵 清志郎:だとしたら自分は少し離れて見ていようと、目だけ凝らす。
GM:落ちているのは、イヤリングだ。
GM:乾いた血がついている。さくらんぼのようなデザイン。
瀬名 詩郎:「……」瞬きする。
GM:瀬名くんにはあるいは、古い見覚えがあるかもしれない。
GM:お気に入りだと言っていた。当時の彼女は。
瀬名 詩郎:部屋の中に入り、それを拾い上げて戻ってくる。
瀬名 詩郎:「女性もののアクセサリーですね」
瀬名 詩郎:「七釜戸さん、米内さん。これ、“エペイオス”の私物かもしれません」
七釜戸瑞城:「…見覚えがあるという事ですね」
瀬名 詩郎:「ええ」血が付着したそれを見せる。
欠淵 清志郎:(……処刑部屋。現役バリバリの)
瀬名 詩郎:「気に入っていると言ってた覚えがあります」
三本松玉枝:「えっ。それがなんであんなとこにあんの」
七釜戸瑞城:「米内さん、なぜこれがここにあるか解りますか?」
ギン:「……本当に彼女のものなんです、それ?」
ギン:「ありふれた装飾品に見えますけど」
瀬名 詩郎:「確証はないですね。可能性を言っているだけですから」
欠淵 清志郎:(そりゃあ……恐らくは……)さすがに言葉には出さずに見ている。
GM:外を慌ただしく駆ける音。
オード:「セイヤ……!」バン、と店のドアが開けられる。
オード:「……!」
欠淵 清志郎:「おっと、お帰りなさい」
オード:「何、これ……」
ネロ:「うえっ!?マジ?」
三本松玉枝:「やべ」火球は消してしまったままだ。
ハク:「ひどいものですね……」
欠淵 清志郎:「ちょうど良かった、こっちゃ事実関係をあなたにあれこれ確認したかったんですがね」オードに。
オード:「確認したかったじゃない……!」
オード:「聞きたいのはこっち!」
オード:「なんで、こんなこと!」
七釜戸瑞城:「何を」
七釜戸瑞城:そちらを見る。
七釜戸瑞城:「聞きたいと?」
オード:「……なんでセイヤが倒れてるの?」
瀬名 詩郎:「倒したからですね」
ネロ:「お前ーら何モンだ」
七釜戸瑞城:「それを知って、貴方達が落ち着くと言うのなら答えますが」
瀬名 詩郎:片手に握っていたイヤリングを懐にしまい込む。
ハク:ネロを手で制す。「お待ちしてましたよ」
ハク:「これでこのコミュニティのボスは逮捕されて、ここは壊滅ですよね」
ハク:「これより先は、そちら優先でやらせてもらっていいですよ」
ハク:「向こうにしか卸してない薬品も回しましょう」
オード:「ハク……何の話をしてるの」
オード:「あいつら、セイヤを……!」
ハク:「んー。許してあげませんか。きっと不幸な行き違いですよ」
三本松玉枝:「……ってか、あの。おーい」白衣に覆われた手を振って存在をアピールする。
三本松玉枝:「化けて出てきたのに反応薄くない? あとキミそんな感じだったっけ」
ハク:「あっ。本当に生きてたんですね」
ネロ:「えっマジで生きてる……なんでだよ」
七釜戸瑞城:「運営の実態は、いつから貴女に?」
ハク:「最初からです」
三本松玉枝:「なんでほんとに皆して意外そうにすんだよ……不安になるだろ……」
欠淵 清志郎:(セイヤがセイヤが……と。どうもな。本気でそれだけの奴だったのか? オードは)
ハク:「錆也は錆色(ラスト)の担当ですし」
七釜戸瑞城:「なるほど」
ハク:「あっ、御存知ないですよね。FH製の強化薬ラストランは」
ハク:「こちらもラインナップに加えますよ。よりよい関係を築きたいので」
七釜戸瑞城:「そういう物があったとして、私からは特に興味をそそられる物ではありませんが」
七釜戸瑞城:瀬名くんの方を見る。
瀬名 詩郎:「僕ですか?」見られる。
瀬名 詩郎:「やだなあ、ドラッグなんて怖いもの、やらないですよ」
瀬名 詩郎:「他お二人にもご意見をうかがっておきます?」
三本松玉枝:「いや死んだし」ぶんぶんと首を振る。
欠淵 清志郎:「クスリなんざ何も怖くはありませんが」
欠淵 清志郎:「だからこそ、別にやる意味もないな」
瀬名 詩郎:「だ、そうで」くすくす笑う。
瀬名 詩郎:「…興味をそそられているのは、そうですね」
瀬名 詩郎:「アオイという女性はどちらに?」
ハク:「……あ~……」
ハク:「“欠勤”してますね」
瀬名 詩郎:「それ」
瀬名 詩郎:「戻ってくる見込み、あるんですか?」
ハク:「まあ、辞めちゃう人も多いですからね」
ハク:「引き止めませんよ。店には」
オード:「ちょっと待ってよ……!」
オード:「話が、全然、見えないんだけど!」
欠淵 清志郎:「……あんたは。セイヤの一番のお気に入りだと。特別だと」
欠淵 清志郎:「何も、知らなかった?」
オード:「何もって、なにを」
欠淵 清志郎:「ギンをどうにかさせようとした理由だとか、ですよ」
オード:「え?」
欠淵 清志郎:「え?じゃねえんだよ。本気で男のことしか考えてなかったのか?」
オード:「何、その言い方……!」
欠淵 清志郎:「参ったな……いや」
欠淵 清志郎:「すいませんね。いっそほっとしましたよ」
欠淵 清志郎:「今回どうも、裏で動いてる奴が多すぎてね。あんたみたいな人がいてもいい……まあ」
欠淵 清志郎:「俺は散々引っかき回されましたがね……」顔を顰める。
七釜戸瑞城:「さて、困りましたね」
七釜戸瑞城:「ハクさん、でしたか」
ハク:「オードは置いておきましょう。こちらの提案は受けてもらえますかね」
ハク:「はい。ハクです」
七釜戸瑞城:「これからは名実ともに組織の経営を行う」
七釜戸瑞城:「そういうご提案で間違いありませんか?」
ハク:「ええ。ああ、別に他の名代でもいいですよ」
ハク:「ネロにでもしておきますか?」
ネロ:「ハクさんマジで表出る気ねーのな」
七釜戸瑞城:「まあ、貴女は人望がなさそうだ。組織を運営するなら二番手で居る方が良いでしょう」
ハク:「今悪口言いませんでした?」
七釜戸瑞城:「支配している気分を味わうのに丁度いいのでしょう、その辺りがお似合いです」
瀬名 詩郎:「ふ」ひっそり笑っている。
七釜戸瑞城:「我々を手玉に取って気分良く過ごしたい、という気持ちは理解しますが」
七釜戸瑞城:「残念ながら、私達は交渉担当ではないので」
ハク:「UGNの交渉プロトコルにでもあるんです?」
ハク:「相手を挑発せよとか。それ、悪手だと思いますけど?」
七釜戸瑞城:「貴女の選択肢は我々に従うか否か、の二択しかありません」
ハク:「半身をくれてやったから手を引けと言ってるんですよ」
ハク:「犬が勝手にそれ以上の餌を求めていいんです?」
オード:「くれてやったって……」
オード:「ハクがセイヤを襲わせたってこと?」
ハク:「あーはいはい。言葉の綾ですって。あいつらが愛しのセイヤくんを襲った悪いやつですよ」
瀬名 詩郎:「…しかし、先に我々に手を出したのはそちらでは?」
瀬名 詩郎:「もう一度お聞きしましょうか。アオイという女性の行方」
ネロ:「ウッゼ……」
ネロ:「バラした。満足?」
瀬名 詩郎:「なるほど」
オード:「殺したの……?」
オード:「アオイちゃん、店休んでるだけだって……」
瀬名 詩郎:七釜戸さんを見る。「出しゃばりました。すみません」
ネロ:「お前マジで信じてたのかよ……」
三本松玉枝:「……そりゃあたしが会ったことないわけだ」
七釜戸瑞城:「構いません」>瀬名くんに。
欠淵 清志郎:(さーて。ギンの問題はもう、こうなっちゃ立ち消えだな。オードは何も知らない。本当に蚊帳の外のお嬢さんだ)
欠淵 清志郎:(で、店の件はこっちは全くタッチする気なし。UGNのカンに触っても困る)
ネロ:「いやそうか。戦闘ローテ外されてたもんな」
ネロ:「本当に何も知らねーでお綺麗に居たんですね」
ハク:「ネロ。お行儀が悪いですよ」
オード:「……」
欠淵 清志郎:「…………」
七釜戸瑞城:「勝手に、と言われましたが」
七釜戸瑞城:「我々へのオーダーにおいて、セイヤ氏以外への”処置”は一任されています」
欠淵 清志郎:しばし考えながら黙って見ている。
欠淵 清志郎:(頃合いを見て帰るか? しかしなあ……)
七釜戸瑞城:「そこで、こういうのはどうですか」
七釜戸瑞城:コインを弾く。
ハク:「聞こうじゃない」
瀬名 詩郎:コインを目で追う。
欠淵 清志郎:弾く音に、ふと思考を止める。
七釜戸瑞城:コインを相手に見えないようにキャッチする。
七釜戸瑞城:「このコイン、裏か、表か」
七釜戸瑞城:「当てることができたなら、貴方の提案に乗りましょう」
ハク:「天下のUGNは、運命論者でも務まるんですか」
七釜戸瑞城:「それくらいのギャンブルをする度胸もなしでUGNと交渉で渡り合う事はできませんよ」
ハク:「……」
ハク:「……表」
七釜戸瑞城:手を開ける。
七釜戸瑞城:裏。
七釜戸瑞城:「残念でしたね」
七釜戸瑞城:「運も人望も無い貴女に」
七釜戸瑞城:「組織の運営は務まりそうもない」
ハク:「……イカサマですよね」
三本松玉枝:「乗った後で言う?」
ハク:「……まあ、そうですね。されていたのであれば」
ハク:「そもそも乗る気がなかったということですから」
ハク:「どう転んでも決裂ですか。残念です」
七釜戸瑞城:「まだ、こちらに従うという選択肢がありますが?」
ハク:「ご冗談は一度にして頂けませんと」
ハク:「若い娘にはうんざりされますよ」
ハク:ぱん、と指を鳴らす。
GM:ぞろぞろと目の虚ろな少女たちが乗り込んでくる。
欠淵 清志郎:「……オードさん」それを見てから、ゆっくりと声をかける。
オード:「……」
欠淵 清志郎:「ずっとお綺麗でお気楽だったあんたは、どうします?」
欠淵 清志郎:「……こう言っちゃなんだがね。俺は……」
欠淵 清志郎:「だからこそ、あんたにはそのままでいてもらいたいよ」
欠淵 清志郎:「外を見な」
オード:「……」首を横に振る。
欠淵 清志郎:「そう」
オード:「気楽じゃない。セイヤについてくって決めてた」
欠淵 清志郎:「『不真実』を取るんだな」
オード:「違う。私にとってはこれが真実」
オード:「セイヤを利用して切り捨てようとしてる、ハクたちは許さない」
オード:「だけど」
オード:「セイヤを傷つけたあなた達も、許せそうにない」
オード:「だから」
欠淵 清志郎:「……仕事に関してはまあ、言い訳のしようもない。殴り合ってケリをつけようか」
オード:「どちらにも報いを受けさせる」
欠淵 清志郎:「…………」
欠淵 清志郎:「なるほど、なるほど」
欠淵 清志郎:「あんた、俺が思ってたよりだいぶ怖い女で」
欠淵 清志郎:「いい女だよ」
ハク:「……セイヤが、恐らく私に対抗して抱え磨いた駒」
ハク:「厄介なのが敵になりますね」
瀬名 詩郎:「…しかし、あなたも災難ですね」会話の後ろで、手近にいる三本松さんに囁くように言う。
瀬名 詩郎:「事態がどんどん大きくなっている。巻き込まれただけなのに」
三本松玉枝:「思ったよりだいぶ災難だったわ」数度頷く。
瀬名 詩郎:「ふふふ」
三本松玉枝:「一人で来てたらもれなくもう一回死んでたなこれ。キミたちと一緒になれたのが不幸中の幸い」
瀬名 詩郎:「…良いですね、その姿勢」
瀬名 詩郎:「モチベーションは何です? 金稼ぎ? 敵討ち?」
三本松玉枝:「えーっと。敵討ち?」
瀬名 詩郎:「ご自身の」冗談めかして言う。
三本松玉枝:「あとはまあ、あれ」
瀬名 詩郎:「はい」
三本松玉枝:「ちゃんと生き返れてんのかどうかも、確かめないとね」少しぎこちなく破顔する。
瀬名 詩郎:「…なるほど。死ぬとそういう不安に襲われるんですか」
三本松玉枝:「これはなんとなく聞くんだけども」
三本松玉枝:「お兄さんさ」
三本松玉枝:「殺した相手が生き返ったことってある?」
瀬名 詩郎:「……」
瀬名 詩郎:「どうでしょう」
瀬名 詩郎:「少なくとも、僕は三本松さんが死者だとは思っていませんし」
瀬名 詩郎:「殺した相手が生き返るなら、アオイさんがその辺からふらりと現れればいいなと思います」
瀬名 詩郎:「彼女には、個人的にお世話になっていたので」
三本松玉枝:「……」笑みを消して目を逸らす。
三本松玉枝:「あたしも災難だけど、それでも二つだ」
三本松玉枝:「敵討ちと、確認」
三本松玉枝:「三つあるそっちのが、大変かもね」
瀬名 詩郎:「三つ?」
三本松玉枝:「お仕事。敵討ち。あと──なんて言うんだ」
三本松玉枝:「粛清?」
瀬名 詩郎:「あはは!」笑う。
瀬名 詩郎:「どうでしょうね。今、ここにいる僕は、ただの助っ人です。…ここにいるモチベーションは」
瀬名 詩郎:「仕事。それだけです」
瀬名 詩郎:「ですから、三本松さんに、僕の分の敵討ちもお願いすることにします」冗談めかして言う。
三本松玉枝:「オッケ」
三本松玉枝:「一緒のお寿司を食べた仲なんだ」
瀬名 詩郎:「ふふ。ありがとうございます」
三本松玉枝:「頑張るよ。そちらさん流に」
瀬名 詩郎:「ええ。我がチームの流儀は、組織を害する不利益の排除」
瀬名 詩郎:「Requiescat in pace。……迅速に済ませましょう」
GM:シーン終了。ロイスの取得が可能。
GM:また、家探しの結果として、応急手当キットを人数分お渡しします。
GM:好きに使用して下さい。
欠淵 清志郎:やったー
三本松玉枝:ブルーゲイルキットは?
GM:ないです 担当居ないし
三本松玉枝:買えなかったのも頷けてしまうんだよな
欠淵 清志郎:ロイスは満杯なので、応急手当キットを使用したいです。手持ちにも2個ある
欠淵 清志郎:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 6[1,5]+10 → 16
瀬名 詩郎:三本松玉枝/威勢がいい:〇/不安 感情変更します。⇒ 尽力:〇/不安/ロイス
欠淵 清志郎:手持ちのをさらに使用します。
欠淵 清志郎:2d10+16
DoubleCross : (2D10+16) → 5[4,1]+16 → 21
欠淵 清志郎:なんかしょぼいぞ!
三本松玉枝:ロイス!
三本松玉枝:瀬名詩郎 〇連帯感/脅威 で取って以上です!
欠淵 清志郎:一旦隊長の回復具合を見てちょっと待機!
七釜戸瑞城:セイヤ/まだマシ○/隔意/ロイス
瀬名 詩郎:まだマシw
三本松玉枝:あ、こちらはHP満タンなので必要な人に差し上げますね
瀬名 詩郎:こちらもです~ ふたつ余ってます
欠淵 清志郎:ロイス感情だけ変更します。オードへの感情を○いい女/怖い女
欠淵 清志郎:あ、N優勢だ
欠淵 清志郎:いい女/○怖い女
七釜戸瑞城:装甲もないので 回復はそこまで重要じゃないですね
七釜戸瑞城:使いたい人が居れば譲ります
欠淵 清志郎:じゃあ自分の手持ちは使っちゃいます
欠淵 清志郎:2d10+21
DoubleCross : (2D10+21) → 7[3,4]+21 → 28
欠淵 清志郎:お、ちょうど満タン。以上!
七釜戸瑞城:自分の分使おう
七釜戸瑞城:10+1d10
DoubleCross : (10+1D10) → 10+9[9] → 19
GM:回復量は2d10わよ
七釜戸瑞城:ほんとだ
七釜戸瑞城:19+1d10
DoubleCross : (19+1D10) → 19+4[4] → 23
七釜戸瑞城:じゃあ一個残ってるのかな
三本松玉枝:こちらが一個と
瀬名 詩郎:こちら2個!
七釜戸瑞城:余ってるなら貰いますね
瀬名 詩郎:3個余ってるので使ってください
GM:めちゃある
三本松玉枝:どうぞ~
七釜戸瑞城:じゃあもらおう
七釜戸瑞城:23+2d10
DoubleCross : (23+2D10) → 23+16[8,8] → 39
瀬名 詩郎:出目がよすぎる
七釜戸瑞城:まだ二個残ってるのに全快したw
七釜戸瑞城:以上で
瀬名 詩郎:以上です!
クライマックス/Untrue
GM:クライマックス。全員登場。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (83 → 85)
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (90 → 92)
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (94 → 99)
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (81 → 83)
GM:衝動判定をお願いします。難易度9。
瀬名 詩郎:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 7[1,4,5,7] → 7 → 失敗
瀬名 詩郎:暴走しました!
瀬名 詩郎:2d10+85
DoubleCross : (2D10+85) → 9[1,8]+85 → 94
GM:まさか暴走してしまうとはね
欠淵 清志郎:たいへんだ!
欠淵 清志郎:6dx+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 8[1,2,2,3,6,8]+1 → 9 → 成功
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を2d10(→ 7)増加 (92 → 99)
三本松玉枝:5dx+5>=9
DoubleCross : (5DX10+5>=9) → 10[1,7,8,9,10]+9[9]+5 → 24 → 成功
三本松玉枝:83+2d10
DoubleCross : (83+2D10) → 83+14[8,6] → 97
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を97に変更 (83 → 97)
瀬名 詩郎:ヤバ
七釜戸瑞城:8dx+13>=9
DoubleCross : (8DX10+13>=9) → 10[3,3,3,5,5,9,10,10]+6[6,6]+13 → 29 → 成功
瀬名 詩郎:ヤッバ
三本松玉枝:今回は意志力で勝てるかと思ったのに……
七釜戸瑞城:勝負服と一品のってるので
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を2d10(→ 16)増加 (99 → 115)
欠淵 清志郎:大成功
GM:固定値ありすぎ
米内[8]
|
5m
|
七釜戸[8] 瀬名[9]
三本松[5] 欠淵[8]
|
5m ―5m― オード[12]
|
ハク[4] ネロ[8]
カラーレス[6]*3
GM:MAP配置はこうです
GM:米内はGMが操作します。
GM:カラーレスについては、
ハク:「……この子達は、“カラーレス”と呼んでいます」
ハク:「薬に適合できなかった哀れな子たちの再利用」
ハク:「意外と、使い所はあるんですよ」
三本松玉枝:「ウー」顔を顰める。
瀬名 詩郎:「…死ぬこともできなかった子達のようですね」
オード:「そんなのまで……いや、関係ない」
オード:「まとめて楽にしてやる」
欠淵 清志郎:「壁か、鉄砲玉か。なるほどねえ」
七釜戸瑞城:「構いません、適時対処してください」
瀬名 詩郎:「了解」
GM:勝利条件は敵対勢力の全滅。
GM:オードは無差別攻撃を行ってきます。
GM:では、戦闘開始です。
GM:セットアップから。
七釜戸瑞城:なし
ネロ:なし
三本松玉枝:なし!
欠淵 清志郎:コンボ『滲め』。《螺旋の悪魔》自分対象に攻撃力+21。侵蝕3上昇。暴走します。
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を3増加 (99 → 102)
ハク:なし
瀬名 詩郎:コンボ『可動』。《加速装置》《ヴァジュラ》。侵蝕率5上昇。行動値+12。9→21になります。暴走中。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を5増加 (94 → 99)
オード:なし
GM:“カラーレス”もなし。
米内咲雨:《常勝の天才》。
米内咲雨:対象はハク、ネロ、カラーレス3体。
三本松玉枝:おやおや
瀬名 詩郎:あれれ~?
欠淵 清志郎:ふーん
米内咲雨:「じゃあ、やりますか」
米内咲雨:そう言うと銃を構えて、抜き撃つ。
米内咲雨:敵に向けてではない。
米内咲雨:4人へ向けて。
瀬名 詩郎:刀身から吹き上がる青い炎が障壁のように広がる。
米内咲雨:「おっと」
瀬名 詩郎:「…それはこっちの台詞で」
欠淵 清志郎:「……UGNさんは、あれですかね。こういうシチュがお好きなんです?」ぐい、と首のネクタイを緩めて外す。
欠淵 清志郎:「こっちは、敵と決めりゃあどこまででも噛みつきに行きますがね。それでOK?」
欠淵 清志郎:米内さんを見ながら。
七釜戸瑞城:「裏切りに生きる者にとって一番の才能は、状況を見極めて勝ち馬に乗る事です」
米内咲雨:「んー。今からなかったことになりません?」
七釜戸瑞城:「ここで状況を読めなかった時点でダブルクロスとして失格ですね」
欠淵 清志郎:「見ちまったもんは見ちまったからね」眼鏡の銀色の縁を、とんとんと叩く。レンズに度は入っていない。
欠淵 清志郎:「そいういうこった。もう」ぞわ、と衝動が全身を駆け巡る。
欠淵 清志郎:「遅えんだよ」
米内咲雨:「美味しいとこだけ食えればよかったんですけどね」
欠淵 清志郎:「寿司と同じに?」
三本松玉枝:「ぐええ。やっぱそうなのかい」
三本松玉枝:数日この店で過ごした自分がアオイに会ったことがなく、すなわちきっとその前に彼女は殺されていて。それがUGNに伝わっていない時点で、予想はできたことだったが。
瀬名 詩郎:「いやあ、みなさん察しが良いことで」
米内咲雨:「ええ。要らないものはぽい、と」
米内咲雨:「ああ、送っておきました。彼らの戦闘データです」アントルエの面々に声を掛ける。
米内咲雨:「それ使って突いて下さい」
ハク:「十分です。雇った甲斐はありましたね」
瀬名 詩郎:「三本松さん、さっき伝え忘れたことなのですが」
瀬名 詩郎:「粛清は仕事の一部分に過ぎません」
三本松玉枝:「……うん」
七釜戸瑞城:(ここでしゃあしゃあと、他人に責をなすりつけてこちらに付くくらいの厚顔さがあれば)
七釜戸瑞城:(信用はともかく使える駒として生き延びるくらいはできただろうに)
七釜戸瑞城:(欲にかられましたね、理性的な判断を下せない時点で自ら運を手放した)
三本松玉枝:「残念だよ咲っちゃん。元の自分を捨てたってわけだ。お米と同じく」
三本松玉枝:「お米と同じく!」
米内咲雨:「……はあ。こっちが元ですが……」
米内咲雨:「炭水化物ばっか食べてるとそんなセンスになるんですかね」
三本松玉枝:「魚ばっか食ってると悪口が上手になっちゃうんですか~?」
瀬名 詩郎:「威勢が良いなあ」楽しそうに笑う。瞳孔の青が澄んでいく。
GM:イニシアチブ。瀬名君の手番から。
瀬名 詩郎:マイナーで5m前進し、カラーレスやネロちゃん達のいるエンゲージに入ります。
瀬名 詩郎:メジャー。コンボ『灯火』。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》。
米内[8]
|
5m
|
七釜戸[8]
三本松[5] 欠淵[8]
|
5m ―5m― オード[12]
|
瀬名[21]
ハク[4] ネロ[8]
カラーレス[6]*3
瀬名 詩郎:ネロちゃん対象に白兵攻撃します。例によって防具が一つなら装甲無視。
ネロ:来さらせ!
瀬名 詩郎:(5+2)dx8+8
DoubleCross : (7DX8+8) → 10[2,3,6,8,9,9,9]+10[2,4,6,10]+3[3]+8 → 31
瀬名 詩郎:まあこんなもんだろう……!
ネロ:ガード。《八重垣》《戦士の知恵》。
ネロ:ガードシールド2枚でガードします。
瀬名 詩郎:ひー ダメージします
GM:どうぞ!
瀬名 詩郎:4d10+26+1d10
DoubleCross : (4D10+26+1D10) → 20[1,1,9,9]+26+2[2] → 48
瀬名 詩郎:出目が極端すぎ 48ダメージです
ネロ:24点止めて24点入りました。まだ健在!
瀬名 詩郎:ヤバ!
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を4増加 (99 → 103)
GM:演出どうぞ!
瀬名 詩郎:(しかし、実際どうなんだろう。僕は)
瀬名 詩郎:成鐘さんが、裏切り者の策略の果てに死亡したという事実を知らされて、残念に思っている。それは本当だ。
瀬名 詩郎:死亡したらもう話せない。また話すために、ひょいと生き返ってくれるなら、それは嬉しい気がする。
瀬名 詩郎:(こういう感情を抱いているなら、日常が根差したことになるのかな)
瀬名 詩郎:(まあいいか)
瀬名 詩郎:思考は一瞬、陽炎のように揺らめいた身体が、少女の眼前に姿を現したのも一瞬。
瀬名 詩郎:『灯火』青い炎が吹き荒れる刀が、少女の身体を切り裂こうとする。
ネロ:その刀を、両手の篭手で挟み込む。
ネロ:「させっか、よっと!」
ネロ:だが、止まるのは刃だけだ。その炎までを止めることは出来ない。
ネロ:「げっ通んのこれ……!」
瀬名 詩郎:「よく見ていますね」楽しそうに笑う。
瀬名 詩郎:それで先ほどまでの思考のことは忘れた。戦闘にのめり込む。
ネロ:「熱っづ~……舐めたマネさらしてくれんな~僕ちゃん」
瀬名 詩郎:「あはは、子供扱いは久しぶりです」
ネロ:(……しかし、問題は)ちらりと視線を外す。
ネロ:(あいつだよ。何してくる?)
GM:オードの手番。
オード:マイナー《陽炎の衣》《バトルビート》。
オード:隠密状態になり、メジャーダイスを増加。
オード:判定前にブラスギアスを使用し判定ダイスを増加。
オード:メジャー《光の手》《サイレンの魔女》《滅びの光》《マインドエンハンス》。
オード:全員を攻撃。
三本松玉枝:全員!
オード:「ストレンジフェイズ」《デスストーカー》が乗っています。
瀬名 詩郎:秘蔵っ子すぎるだろ
オード:14dx9+4
DoubleCross : (14DX9+4) → 10[1,2,2,4,5,7,7,8,9,9,9,10,10,10]+8[3,4,5,5,7,8]+4 → 22
欠淵 清志郎:暴走してます。リア不
瀬名 詩郎:同じく暴走リア不!
GM:カラーレスはイベイジョンで命中
三本松玉枝:うーん
ハク:4dx+1>=22
DoubleCross : (4DX10+1>=22) → 8[2,6,7,8]+1 → 9 → 失敗
ネロ:ガード
ネロ:《八重垣》《戦士の知恵》《カバーディフェンス》で、ハクをカバー。
米内咲雨:4dx>=22
DoubleCross : (4DX10>=22) → 9[3,5,7,9] → 9 → 失敗
三本松玉枝:エフェクト無しで素ドッジ!
三本松玉枝:4dx>=22
DoubleCross : (4DX10>=22) → 7[2,4,6,7] → 7 → 失敗
三本松玉枝:ダメッ
七釜戸瑞城:ドッジ
七釜戸瑞城:コンボ『カード・シャッフル』原初の緑:死者の肉体+リフレックス
七釜戸瑞城:9dx7+13>=22
DoubleCross : (9DX7+13>=22) → 10[1,3,3,4,4,5,5,5,10]+3[3]+13 → 26 → 成功
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を4増加 (115 → 119)
瀬名 詩郎:さすがです
欠淵 清志郎:すごい!
GM:ヒエ……
オード:3d10+47 装甲無視
DoubleCross : (3D10+47) → 16[6,2,8]+47 → 63
GM:こいつダメージ出し過ぎでは……?
三本松玉枝:つよい
瀬名 詩郎:ヤバー 消し飛びます
瀬名 詩郎:“エペイオス”成鐘水乃/好奇心:〇/不信感/ロイス このロイスをタイタス化して復活。HP15
欠淵 清志郎:むりむり 瀬名さんのロイスを切って復活します。HP12
三本松玉枝:リザレクト!
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (97 → 99)
三本松玉枝:三本松玉枝のHPを2に変更 (27 → 2)
GM:カラーレスが全滅
欠淵 清志郎:マジ?
三本松玉枝:えっ
瀬名 詩郎:ええっ
GM:米内も倒れて
三本松玉枝:咲っちゃん!!
GM:倍ダメージだとネロもか。こいつは《蘇生復活》。
欠淵 清志郎:す、趨勢ー!
七釜戸瑞城:秘蔵過ぎる
七釜戸瑞城:戦略兵器か
七釜戸[8]
三本松[5] 欠淵[8]
|
5m ―5m― オード[12]
|
瀬名[21]
ハク[4]
オード:彼女の姿が消える。
オード:熱の影が、複数通り過ぎるのが、かすかに分かる。
オード:それは、本体でもない。
オード:だがこの間とは違う。分身でもない。
オード:それ自体が、破壊のエネルギーを蓄積させた、見えない爆弾。
オード:周囲一体が爆轟に覆われ、店の壁さえもを吹き飛ばす。
オード:セイヤの倒れる場所だけを、精密に残すようにして。
米内咲雨:「いや……」
米内咲雨:「メチャクチャでしょ」
ネロ:「ゲホッ、フッ……マジで化け物飼ってたのかよセイヤくんはよ……」
ネロ:「あれと付き合えんのあいつ器デカかったんだなあ」
ネロ:「ヒスったら殺されそうなのに」
瀬名 詩郎:「っ……あはは! なんです今の」砂塵にまみれた頭を振りながら起き上がる。
三本松玉枝:掌には、再度生成した紅蓮の球体。……それごと呑まれた。
欠淵 清志郎:「……ああ、怖い怖い。なるほど」砕けた壁を押しのけるように立ち上がる。
欠淵 清志郎:「やるじゃねえかよ」狂ったような笑みを浮かべる。
オード:「……何度でもやるよ」本体が現れないまま、声だけがどこかからする。
オード:「今逃げれば追わずに居てあげるから」
七釜戸瑞城:「…素晴らしい攻撃です」
七釜戸瑞城:その攻撃をまともに受ける。
七釜戸瑞城:「オーヴァードというものは」
七釜戸瑞城:「レネゲイド浸食によって強い力を得る」
七釜戸瑞城:「一方で、攻撃性と引き換えに再生能力は失われていく」
七釜戸瑞城:「それは衝動によるレネゲイド制御の不安定さなのか攻撃性への転化なのかは不明だ」
七釜戸瑞城:「であるなら」
七釜戸瑞城:「意志を強く持つ事で」
七釜戸瑞城:「自分が何者であるか自覚し衝動を制御すればいい」
七釜戸瑞城:「ああ、私は不死の化け物であるのだ、と」
七釜戸瑞城:攻撃を受けた場所が。
七釜戸瑞城:まるで何事も無かったかのように元に戻る。
七釜戸瑞城:「不死身の殺し屋”テクリ・マカン”」
七釜戸瑞城:「そう呼ばれたこともある。それが、私のコード。無限に続く死だ」
ハク:「……」
ハク:「……ネロ。方針を変更して下さい」
ハク:「あれを生け捕りに」
ネロ:「無茶言うなよな~……」
三本松玉枝:「……なんか、あれね」ボロボロになった白衣をはたき立ち上がって。
三本松玉枝:「化けて出るくらいじゃ怖さが足らんね、この場」
GM:イニシアチブ。欠淵さんの手番の前。
ハク:《加速する刻》。
ハク:「……私の担当薬はホワイトフェノミナ」
ハク:「治療薬であるこれは、大した治験を必要としません」
ハク:「本来の担当は別にあります」
ハク:「犬の群れのあなた達には馴染みが深いかもしれませんね」
ハク:マイナーでアイテムを使用。
ハク:「群れのボスの呼称ですよ。私の二の名です」
ハク:「“アルファ”」
ハク:αトランスを使用します。
ハク:エフェクト一つを選択し取得。
ハク:《餓鬼魂の使い》を取得しました。
ハク:メジャーは《タブレット》《多重生成》《ヨモツヘグリ》《癒やしの水》。
ハク:対象は米内、カラーレス*3。
ハク:戦闘不能状態を回復し、HP回復。
ハク:5d10+3
DoubleCross : (5D10+3) → 18[7,4,1,5,1]+3 → 21
ハク:「オード。あなたは何も分かっていない」
ハク:「加減をしていますね。殺さぬようにと」
ハク:「であれば、薬の効果で何度でも取り戻せます」
オード:「……だったら?」
オード:「この手を止める気はないんだけど」
米内[8]
|
5m
|
七釜戸[8]
三本松[5] 欠淵[8]
|
5m ―5m― オード[12]
|
瀬名[21]
ハク[4] ネロ[8]
カラーレス[6]*3
GM:改めて、行動値8組の手番へ。
欠淵 清志郎:こちらが先に動きます。
欠淵 清志郎:マイナー、コンボ『放て』。エンブレム『昇り龍の刺青』の効果を使用します。ラウンド間C値-1、その間防具無効。
欠淵 清志郎:メジャー、コンボ『響け』。《セレリティ》メジャーアクションを2回行います。侵蝕5上昇。HPを9失って残り3に。
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を5増加 (102 → 107)
欠淵 清志郎:まず1回目のメジャーアクション。
欠淵 清志郎:コンボ『叫べ』。《餓えし影》《コンセントレイト:ウロボロス》《リスクジャンキー》侵蝕3上昇。
欠淵 清志郎:単体RC攻撃で、対象はハク。
ネロ:来やがりな!
欠淵 清志郎:判定します。
欠淵 清志郎:12dx6+4
DoubleCross : (12DX6+4) → 10[1,2,3,3,4,5,5,6,8,9,10,10]+10[3,5,5,6,9]+10[5,7]+1[1]+4 → 35
欠淵 清志郎:うーん、ふつう
七釜戸瑞城:こわー
ハク:4dx+1 ドッジ
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[9,9,10,10]+10[10,10]+4[1,4]+1 → 25
GM:???
欠淵 清志郎:こわいよ!
GM:失敗しました。
欠淵 清志郎:よかった……
ネロ:《八重垣》《戦士の知恵》《カバーディフェンス》。
欠淵 清志郎:ダメージ出します。
ネロ:ガードシールドの効果も使う!ラウンド1回、ガード値+5を
ネロ:2枚分!
ネロ:来な!
欠淵 清志郎:ぐえー いきます
欠淵 清志郎:4d10+25 装甲ガード有効
DoubleCross : (4D10+25) → 20[3,2,7,8]+25 → 45
ネロ:ガード34、装甲3
ネロ:残りHP1のためそれで落ちます。
欠淵 清志郎:ふいーー
七釜戸瑞城:やっちゃえ
瀬名 詩郎:やったー!
GM:そのままお続けになって!
欠淵 清志郎:では、二回目のメジャーアクション。
欠淵 清志郎:の前に侵蝕上げなきゃだ
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を3増加 (107 → 110)
欠淵 清志郎:コンボ『叫べ』。《餓えし影》《コンセントレイト:ウロボロス》《リスクジャンキー》侵蝕3上昇。
欠淵 清志郎:同じく対象はハク!
欠淵 清志郎:判定します
欠淵 清志郎:12dx6+4
DoubleCross : (12DX6+4) → 10[1,1,1,3,3,5,6,6,8,8,9,9]+10[2,4,6,8,9,10]+10[1,5,8,10]+3[1,3]+4 → 37
欠淵 清志郎:全然跳ねないの
瀬名 詩郎:十分よ!
七釜戸瑞城:良い感じ
GM:頑張ってよけよ
ハク:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 8[1,5,6,8] → 8
GM:はい。
GM:ダメージどうぞ~
欠淵 清志郎:よ、よかった。
欠淵 清志郎:4d10+25 装甲ガード有効
DoubleCross : (4D10+25) → 26[5,9,8,4]+25 → 51
欠淵 清志郎:お、今度は快調
ハク:ぐえ~結構もらった
ハク:いや……
ハク:死んでますねこれ
瀬名 詩郎:おお!!
ハク:《アクアウィターエ》で復活。
欠淵 清志郎:まじで
瀬名 詩郎:何~!?
欠淵 清志郎:復活かーーしゃあない
米内[8]
|
5m
|
七釜戸[8]
三本松[5] 欠淵[8]
|
5m ―5m― オード[12]
|
瀬名[21]
ハク[4]
カラーレス[6]*3
欠淵 清志郎:欠淵 清志郎の侵蝕率を3増加 (110 → 113)
欠淵 清志郎:演出します
GM:どうぞ!
欠淵 清志郎:「悪いが」
欠淵 清志郎:「群れはもう抜けたんでね。ボスに従う道理もねえや」
欠淵 清志郎:正直なところ、わからないでもない。
欠淵 清志郎:コミュニティにしがみつくこと。不要とした者を始末すること。
欠淵 清志郎:自分がかつて所属していた『組』でもそんなことは日常茶飯事だった。
欠淵 清志郎:(それでも、捨てられなかったんだよなあ。自分があっさりと切られるまでは)
欠淵 清志郎:眼鏡を外してポケットに。そうして、血染めのシャツを片肌脱ぎになる。
欠淵 清志郎:禍々しい黒い刺青が、一面にぞわぞわと蠢いて肌から床にほとほとと溢れ落ちる。
欠淵 清志郎:二匹の紋様で形作られた牙持つ猟犬が、そこに降り立った。
欠淵 清志郎:もうひとつ。あの女のように、この相手こそは、と決めた誰かにこだわり抜くことも、わからないではない。
欠淵 清志郎:全部、形見だ。
欠淵 清志郎:眼鏡も、慇懃な口調も、セーフハウスだった事務所も、『仲裁屋』も、欠淵清志郎の名も。
欠淵 清志郎:本当は何ひとつ自分のものではない。目の前で死んだ友人が足抜けして使うはずのものだった。
欠淵 清志郎:始末されるのは自分のはずだった。生き残ってしまった。だから背負っている。
欠淵 清志郎:呪いのような刺青の他には、何も持たない自分が。
欠淵 清志郎:「……今からここをぶち壊すのは。俺の力だ」
欠淵 清志郎:衝動でかき回されて滅茶苦茶な頭で、そう叫ぶ。
欠淵 清志郎:「喉笛に食らいついてやっから、待ってろ」
欠淵 清志郎:「アルファさんよお!」
欠淵 清志郎:それを合図に、猟犬が同時に駆け出す。
ネロ:「眼ぇヤッバ」
ネロ:「ラリってんのかよこいつ!」アルファをかばうように前に出ている。
欠淵 清志郎:「テメエらにゃあ言われたくねえな」
欠淵 清志郎:がつん。
欠淵 清志郎:黒い牙が噛み砕く。
欠淵 清志郎:そこを踏み越えてもう一匹が駆け込む。
欠淵 清志郎:一心不乱に、狂犬の勢いで。
欠淵 清志郎:牙は、どうしようもなく鋭かった。
ネロ:「嘘」
ネロ:「……ハクッ!」
ハク:「……お前は」
ハク:「何なんです……」
ハク:「無いでしょう。事を構える理由は」
欠淵 清志郎:「さあ? 『仲裁屋』をやってはいますが」
欠淵 清志郎:「あんたらの顧客になる余地もなし」
欠淵 清志郎:「そうだな……ひとつ」
欠淵 清志郎:「貧乏籤を引かせちまった、依頼者とその男」
欠淵 清志郎:「どうも見てるとイライラするんだ。つまり……」
欠淵 清志郎:「魂の安寧と、衝動の解消」
欠淵 清志郎:「それだけですよ」
欠淵 清志郎:くつくつと何がおかしいのかずっと笑い続けている。
ハク:「全く理解できませんね」
ハク:ずるり、と起き上がる。
GM:七釜戸さんの手番へ。
七釜戸瑞城:マイナーでコンボ『裏か、表か』オリジン:レジェンド
七釜戸瑞城:メジャーでコンボ『ドラム・ロール・スロット』コンセ+コントロールソート+マルチウェポン
七釜戸瑞城:ハクを攻撃します
ハク:来なさい
七釜戸瑞城:9dx7+3
DoubleCross : (9DX7+3) → 10[1,3,4,5,5,6,6,7,8]+3[2,3]+3 → 16
七釜戸瑞城:絶望的低さ
瀬名 詩郎:そっそんな
GM:あ、武器の命中が低いのか……
ハク:がんばってみよう。 ドッジします。
ハク:4dx>=16
DoubleCross : (4DX10>=16) → 10[3,9,10,10]+8[5,8] → 18 → 成功
ハク:……
ハク:えへ……
三本松玉枝:がんばっててえらい
欠淵 清志郎:えらいから止まってて
七釜戸瑞城:セイヤのロイスを切って達成値を上げます
七釜戸瑞城:16+1d10>=18
DoubleCross : (16+1D10>=18) → 16+6[6] → 22 → 成功
GM:いいでしょう。やってみな!
七釜戸瑞城:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 21[7,9,5]+10 → 31
七釜戸瑞城:ダメージはまあまあ
七釜戸瑞城:良い出目
GM:流石……!
欠淵 清志郎:やったー!
瀬名 詩郎:あっ良い出目!
GM:ダメージをどうぞ。
三本松玉枝:ナイス!
七釜戸瑞城:命中がはかどればなあ
ハク:まだ生きてます!ピュアウィターエの力!
瀬名 詩郎:し しぶとい
三本松玉枝:何ィ
GM:演出を!
七釜戸瑞城:オードの攻撃がセイヤを的確に外しているのをチラリと見る。
七釜戸瑞城:(薬物による支配を目論んだ女と。仲間に慕われていた男)
七釜戸瑞城:(どちらにせよ、ロクな未来は無かったとはいえ)
七釜戸瑞城:(やはり人は一人で生きることはできないか)
七釜戸瑞城:(ともあれ、マシではなく。それなりに評価はできる)
七釜戸瑞城:(オーダー通りではあるが、自らの普段の行いが生きる道を得たな)
七釜戸瑞城:セイヤのロイスを まだマシ から 多少評価 へ変更しタイタス昇華
七釜戸瑞城:コインを弾く、表。
七釜戸瑞城:「これで、やるべき事は後始末だけだ」
七釜戸瑞城:ショットガンをクルリと回転させ。
七釜戸瑞城:二連射。
七釜戸瑞城:散弾をハクに叩きこむ。
七釜戸瑞城:ハクに対しては既に興味すらない。
七釜戸瑞城:後は死ぬだけの相手だからだ。
ハク:「……!」
ハク:「……ふ、ふふ」
ハク:「久しぶりですね、痛みというのも……」
七釜戸瑞城:「申し訳ない、痛みを感じさせてしまうとは」
七釜戸瑞城:「速やかに殺してしまった方が良かったですね」
米内咲雨:「うわ~怖」
GM:米内の手番。
米内咲雨:マイナーでシルバーハンマーを使用。攻撃力を+5。
米内咲雨:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《確定予測》《神機妙算》《ブレインハック》。
米内咲雨:3人のエンゲージに範囲攻撃。
米内咲雨:命中した場合、オードへの憎悪を与えます。
七釜戸瑞城:結構高いなー
三本松玉枝:あらやだ
米内咲雨:9dx7
DoubleCross : (9DX7) → 10[1,1,1,8,8,9,9,9,10]+10[1,2,4,4,7,9]+10[5,8]+5[5] → 35
米内咲雨:《確定予測》により、リアクションのC値を+2。
欠淵 清志郎:暴走。リア不です。
七釜戸瑞城:経験値度外視の攻撃しやがってー
七釜戸瑞城:さっきの侵蝕分上なくちゃ
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を9増加 (119 → 128)
三本松玉枝:無理っぽいな……素ドッジしますが、クリティカルしなくなるので普通にそのまま食らいます。
七釜戸瑞城:うーん、厳しそうだなあ でもやるかC値は9
七釜戸瑞城:コンボ『カード・シャッフル』ドッジ 死者の肉体+リフレックス
七釜戸瑞城:9dx9+21>=35
DoubleCross : (9DX9+21>=35) → 10[1,1,3,4,5,5,6,9,9]+10[8,9]+4[4]+21 → 45 → 成功
欠淵 清志郎:うわっ
瀬名 詩郎:すごっ
三本松玉枝:スゴ!!!!
欠淵 清志郎:すごーい!
GM:マジ……?
GM:何こいつ!
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を4増加 (128 → 132)
GM:2人にダメージ入れます!
米内咲雨:4d10+10 諸々有効
DoubleCross : (4D10+10) → 14[5,6,2,1]+10 → 24
三本松玉枝:打点は控えめなんだ……でも死! リザレクト!
欠淵 清志郎:HP3防具無効につき倒れます。三本松さんのロイスを切って復活。オードへの憎悪いただきます。
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (99 → 106)
三本松玉枝:三本松玉枝のHPを7に変更 (2 → 7)
ハク:《餓鬼魂の使い》を三本松さんへ。
三本松玉枝:やーん
ハク:邪毒ランク3を与えます。
米内咲雨:「そろそろ仕事しとかないとですよね」
米内咲雨:拳銃を取り出して、構える。タン、タン、と軽快に撃っていく。
米内咲雨:然程精密な狙いではないが、その弾に
米内咲雨:近づきたくなる。抗いがたい魅力を持っているように。
三本松玉枝:「あだだだだ!」
三本松玉枝:一応、避けようとして手足をばたつかせる……のだが、結果的に当たりに行く形になっている。
七釜戸瑞城:そのまま攻撃を受ける。
七釜戸瑞城:「…」
欠淵 清志郎:避ける余裕など、そもそもありはしない。刺青の消えた肌にそのまま、吸い込まれるように弾丸が突き刺さる。
欠淵 清志郎:赤い、血の染みが身体を彩った。
米内咲雨:「つーかまーえ」
米内咲雨:「たっ」
米内咲雨:「じゃあ、そうだなあ~……」
米内咲雨:「オード。あれをヤっちゃて下さいよ」
三本松玉枝:「おお……?」
米内咲雨:「ばあっ」と口を開く。ピアスの開いた舌が覗く。
米内咲雨:その瞬間に、弾丸から蔦のようなものが生え、神経に侵入。
米内咲雨:「言うこと聞いて欲しいなあ」
欠淵 清志郎:(……そう。元はといえばあの女だよなあ、こっちの元凶は……)何かが、思考を誘導する。
欠淵 清志郎:(それに。ああ、あそこまで気持ちよくぶち壊してるんだ。こっちも応えてやらなきゃあ、嘘だろ?)にい、と笑う。
三本松玉枝:惑うようにそちらを向く。ふと、自分の手の上の炎球が目に入る。
三本松玉枝:そこに、紅蓮の色彩に混じるようにして、幾筋かの黄金色が生じていて。
三本松玉枝:「……! あはっ」
三本松玉枝:「いいぞお! 来たぞ来たぞ来たぞ!」
三本松玉枝:異様な興奮と共に、オードへと向き直る。
瀬名 詩郎:「なんだか後ろが厄介なことになっているな」
七釜戸瑞城:「…意外と働き者ですね、貴女」
七釜戸瑞城:めり込んだ弾丸を無造作につまむと
七釜戸瑞城:引きちぎって捨てる
米内咲雨:「あはっ、あはは……うん?」
七釜戸瑞城:傷口はすでに消えている。
米内咲雨:「……なんでそんなまともに応答できるんです」
七釜戸瑞城:「侵入されていれば、でしょう」
瀬名 詩郎:「おや」目を細める。「もっと厄介な人がいた」
米内咲雨:「神経の奥からドロッドロのグッチャグチャに蕩かせてるはずなんですけど……」
七釜戸瑞城:「レネゲイドをコントロールし、相手の支配に抵抗する」
七釜戸瑞城:「基礎訓練の応用です」
七釜戸瑞城:「その能力で真面目に仕事をしていればよかったのですよ」
米内咲雨:「……えっこれどうするんです?」
米内咲雨:「不死身の怪物が洗脳効かないらしいんですけど……?」
GM:カラーレスたちの手番。
GM:マイナーでボルトアクションライフルの効果を使用。メジャー《急所狙い》。
GM:えー 至近攻撃できないので
GM:3人を攻撃するしか無いですね……
GM:いや
GM:オードを含む4人からかな。
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を4増加 (132 → 136)
瀬名 詩郎:ははあ
七釜戸瑞城:またこっち
三本松玉枝:そうか
七釜戸瑞城:さっき君達を全滅させたのは彼女だぞ 忘れたのかい?
GM:choice[三本松,欠淵,七釜戸,オード] 引いた人だけ狙わない
DoubleCross : (CHOICE[三本松,欠淵,七釜戸,オード]) → オード
GM:はい。
欠淵 清志郎:ひどい
瀬名 詩郎:なんてオチ
GM:三→欠→七の順で振ります
三本松玉枝:ミャオ……
ハク:私の指示通りに動くので……
GM:8dx+6
DoubleCross : (8DX10+6) → 10[1,2,2,4,5,5,10,10]+6[5,6]+6 → 22
GM:8dx+6
DoubleCross : (8DX10+6) → 9[1,3,5,7,7,7,7,9]+6 → 15
GM:8dx+6
DoubleCross : (8DX10+6) → 10[1,2,3,6,7,9,9,10]+2[2]+6 → 18
七釜戸瑞城:ドッジ 死者の肉体のみ 目標値は18
七釜戸瑞城:10dx+21>=18
DoubleCross : (10DX10+21>=18) → 10[3,5,7,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,10]+3[3]+21 → 44 → 成功
三本松玉枝:ドッジします。《リフレックス:オルクス》《幸運の守護》。
三本松玉枝:戦闘用人格も乗るようになりまして
三本松玉枝:11dx7+5>=22
DoubleCross : (11DX7+5>=22) → 10[1,1,2,3,3,5,8,9,9,10,10]+10[2,2,5,7,8]+10[1,8]+4[4]+5 → 39 → 成功
三本松玉枝:よしよし
瀬名 詩郎:ヤバ!!
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を2増加 (136 → 138)
GM:堅牢すぎ
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を3増加 (106 → 109)
GM:あたるこいつらに?
欠淵 清志郎:うーーん、悩んだけど暴走中なので当たります。
GM:2d10+31 諸々有効
DoubleCross : (2D10+31) → 19[9,10]+31 → 50
GM:これは常勝載せてるやつのせいです
七釜戸瑞城:クソデカ固定値
欠淵 清志郎:それ以前になにそのダイス目。たおれて隊長のロイスを切り復活します。
欠淵 清志郎:HP12
ハク:「やりなさい」
ハク:幽鬼のごとく生気のない顔の少女たちが、次々に銃を構えて乱射する。
ハク:「最悪当たらなくても構いません。対応に力を使わせれば、」
ハク:「彼らはどこかでセーブする。そこまでの速度を高めればいい」
ハク:「落伍者のお前達にも、それくらいはできるでしょう」
欠淵 清志郎:「そうかよ」その言葉を聞いて。避ける余力もないままに、身を差し出すようにする。
ハク:(……わざと?いやそんなはずは……)
欠淵 清志郎:「どこかでセーブする。どこで?」血を流しながら笑っている。
欠淵 清志郎:「俺は最初っから」
欠淵 清志郎:「崖っぷちの欠淵だぜ」悪鬼のような形相で。
ハク:「……これだから前時代の遺物は……」
三本松玉枝:ぱしん、ぱしん、と弾丸をはたき落とす。
三本松玉枝:楔ではない。女の持つ珠から鞭めいたものが生え、そうしている。
三本松玉枝:「邪魔しないでよ」双眸を爛々と光らせる。溶けた鉄のように。
三本松玉枝:「いいところなんだよお」
ハク:(他の3人はデータを受けている。問題は彼女か)
ハク:(熱杭による破壊攻撃。それだけか?)
七釜戸瑞城:「だとしても、そこまでに至る前にすべて倒せばいいのです」
七釜戸瑞城:傷はすぐに消えていく。
ハク:「対応はできます。いくらでも、後から」次のアンプルを手元に構えて。
ハク:「オードと遊んでいなさい」
GM:三本松さんの手番へ。
三本松玉枝:「ハクちゃん。ハクちゃんや」
三本松玉枝:オードに正対したまま、そう呼びかける。
ハク:「……なんです?」
三本松玉枝:「ぼちぼち人も減ってきたことだし、忌憚のないところを聞きたいんだけどさ」
三本松玉枝:「この店の子たちはキミにとって何で、キミ自身は自分を何だと考えてるんだい」
ハク:「セルメンバーとセルリーダー」
ハク:「単純でしょう?」
三本松玉枝:「もうちょっと具体的に。何かあるだろ」
三本松玉枝:「友達とか同志とか駒とか」
ハク:「なんて言えば三本松さんはこっちに来てくれます?」
ハク:「家族、とか?」
三本松玉枝:「……」
三本松玉枝:ぐるりとそちらを向く。オードを完全に意識から外した動き。
三本松玉枝:「窮屈じゃないかい、キミ」
ハク:「……窮屈?」
ハク:(……何故)
ハク:(彼女はこちらを向いている)
三本松玉枝:「相手の反応ばっかり気にするなよ」
三本松玉枝:「つまんないぞ」
ハク:「あなたは面白いんです?」
ハク:言いながら、アンプルに手をかけている。
ハク:(“カラーレス”が遮蔽になっている)
ハク:(連中が動くよりも早く、投薬を――)
三本松玉枝:体表に真紅の波紋が走る。
三本松玉枝:一瞬の、しかし超高温の閃熱。神経への干渉と塗り込められた毒を一緒くたに焼き切って。
三本松玉枝:「──ああ」
三本松玉枝:「面白いとも。あたしはあたしだ」
三本松玉枝:「自由! 探求! 素敵な出会い!」
三本松玉枝:「毎日とっても退屈しない!」
三本松玉枝:ハクのロイスをタイタスに変えて昇華し、バッドステータスを解消します。
GM:了解です。憎悪と邪毒が解除。判定宣言を!
三本松玉枝:マイナーで《オリジン:レジェンド》《氷炎の剣》《地獄の氷炎》。精神の達成値を+12し、攻撃力24の武器を作成。
三本松玉枝:メジャーで《サンドシャード》。対象はカラーレス3体とハクちゃん。
三本松玉枝:判定前に《オーバーロード》も乗せます。
GM:ヒエ……
三本松玉枝:11dx+17
DoubleCross : (11DX10+17) → 8[1,2,3,3,3,4,4,6,7,7,8]+17 → 25
GM:カラーレスはイベイジョンで命中。
ハク:ハクは……
ハク:やってみせましょう。
ハク:4dx>=25
DoubleCross : (4DX10>=25) → 10[6,8,10,10]+8[6,8] → 18 → 失敗
ハク:18は安定して出るのにな~
欠淵 清志郎:こわいこわい
三本松玉枝:なんで安定してるの
瀬名 詩郎:出目ヤバ
GM:ダメージを!
三本松玉枝:ともかくダメージ!
三本松玉枝:3d10+53
DoubleCross : (3D10+53) → 26[8,9,9]+53 → 79
三本松玉枝:諸々有効です
欠淵 清志郎:殺意
瀬名 詩郎:いいぞ!
GM:全然無理!命中した相手は全滅します。
三本松玉枝:やったあ
GM:復活ももうありません。演出を!
三本松玉枝:三本松玉枝の侵蝕率を14増加 (109 → 123)
三本松玉枝:「さあご覧あれ」
三本松玉枝:掲げた灼熱球に銀砂が流れ込む。人の頭ほどの大きさであったそれが、呼吸をするように膨らむたび、赤橙の色彩に黄金が混じっていく。
三本松玉枝:「やり方を教えてくれたのはキミ! 再現はあたし! あたしたちが“バルカン”だ!」
三本松玉枝:サラマンダーの高熱で融かしたモルフェウスの砂を、オルクスの因子で圧縮精錬。そのように回りくどい手間を経てもなお、平時の出力では及ばない。
三本松玉枝:「作るぞ、キミの体を」
ハク:「何を――」
三本松玉枝:彼を形作る金属の顕現には。
三本松玉枝:「おいで──“山の銅”!」
三本松玉枝:払暁の色の光が溢れ出す。
三本松玉枝:完全な金色に染まった“卵”。そこから三方に尾が伸びる。三脚巴の紋章めいて。
三本松玉枝:伸び続ける──胴体が生じる。大木の如く長く、太く。先端に具わった頭部には嘴。甲高い笛の声で鳴く。解放の歓喜を歌う音色。
三本松玉枝:三叉の尾と鳥の頭を持つ、黄金の大蛇。空想に近すぎるが故に単独では実体を持てない、三本松玉枝の魂の同居者のすがた。
ハク:「……」息を呑む。
三本松玉枝:「せえ、の」
ハク:「何……なんですか、それは」
三本松玉枝:宙を泳ぐそれが、身を翻す。転瞬。
三本松玉枝:ば ぢん!
ハク:「守r」周囲の兵に指示を出そうとして。
三本松玉枝:破城槌めいた衝撃が、挟み込むように彼女たちを襲う。
三本松玉枝:大蛇の三本の尾が一閃し、羽虫を平手で潰すみたいに、三方からまとめて砕いた。誰にもその過程を見せぬ速度で。
ハク:「が……は……」
瀬名 詩郎:「そりゃあ威勢も良くなる」近場の敵が一掃され、刀を構え直しながらぼやく。
ハク:「あなたが。こちらに付いていてくれれば……」
ハク:「状況も変わったでしょうに。薬との相性が悔やまれます」
欠淵 清志郎:目を細めて、その華麗な破壊を見つめている。
三本松玉枝:「あは」
三本松玉枝:「その前に、コロシやってる時点で無理だったよ」
三本松玉枝:「あたし責任取れないからさ。人の命ってやつまでは」
ハク:「……そうですか」
ハク:それきり、弛緩して動かない。
米内咲雨:「……成程?」
米内咲雨:「これ帰っていいですか。クライアント倒れてるし……」
瀬名 詩郎:「ははは、たくましいなあ」
米内咲雨:「手土産に情報売りますよ。どうですか」
瀬名 詩郎:「どうします?」七釜戸さんに声をかける。
七釜戸瑞城:「構いませんが、一度致命的に裏切った人間に対する仕事と扱いは」
七釜戸瑞城:「今までとは全く変わります」
七釜戸瑞城:「監視され、あてがわれるのは危険任務。裏切りに対する保険」
米内咲雨:「なんか具体例とかあります……?」
七釜戸瑞城:「先ほど我々に対して発せられた蔑称により相応しい立場と言えますね」
瀬名 詩郎:「爆弾付きの首輪とか、付けられるんですかね」のほほんと言う。
七釜戸瑞城:「概ねそうなりますね”首輪付きの犬”です」
三本松玉枝:「大変だな~」完全に他人事の体。
七釜戸瑞城:「その代わり、命が保証され、能力は評価されますね。信用は全くされませんが」
米内咲雨:「犬扱い……」
米内咲雨:「……いや、でもそれもアリですね」
米内咲雨:「ゾクゾクできそうで」
米内咲雨:「……ナナですよ。私のUGNの戸籍作ったの」
米内咲雨:「レインボウアビリティ担当のナナ。そもそもが偽装命令ですね」
七釜戸瑞城:「スリルは保証しますよ。同僚も犯罪者や裏切者などが中心になります」
米内咲雨:「あは」
米内咲雨:「ひどい職場だあ」
七釜戸瑞城:「裏切者が得られる立場は、どこでも変わりありません」
七釜戸瑞城:「ようこそ、世界の裏側の底へ」
GM:米内は撤退します。1ラウンド目終了。
七釜戸[8]
三本松[5] 欠淵[8]
|
5m ―5m― オード[12]
|
瀬名[9]
GM:2ラウンド目。
オード:なし。
三本松玉枝:なし!
瀬名 詩郎:《加速装置》のみ使用。今ラウンドの行動値が25になります。
瀬名 詩郎:《ヴァジュラ》の効果は継続中。
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を2増加 (103 → 105)
七釜戸瑞城:なし
欠淵 清志郎:なし!
七釜戸[8]
三本松[5] 欠淵[8]
|
5m ―5m― オード[12]
|
瀬名[25]
GM:では、瀬名くんの手番から!
瀬名 詩郎:はーい
瀬名 詩郎:「さて、そちらの話はまとまったようで、残るは一人」
瀬名 詩郎:熱だけが感じられる、何も見えない空間に視線を向ける。
瀬名 詩郎:「仲裁屋さん」
欠淵 清志郎:「……ああ」
瀬名 詩郎:「彼女に何か言うべきことでもあれば、今がチャンスかと思いますけど」
欠淵 清志郎:血まみれで、普段の口調も捨て去ったような様子。
欠淵 清志郎:「……そりゃあ、気を遣っていただき、どうも」
欠淵 清志郎:「…………」
欠淵 清志郎:「お互い」
欠淵 清志郎:「仕事は、もうちっとばかり相手を知ってからにすりゃあよかったですね」
欠淵 清志郎:虚空に向けて。
欠淵 清志郎:「あんたのことは、案外嫌いじゃないよ。次に縁があれば……」
欠淵 清志郎:「そうだな。今回の代金の『半分』くらいで受けてあげてもいい」
オード:「私は、嫌いよ」
欠淵 清志郎:「だろうよ」
オード:「セイヤを傷付けたんだもの」
欠淵 清志郎:「そうとも。そう。あんたは好きなだけ怒ればいい」
欠淵 清志郎:破壊の痕跡を見回して、嬉しそうに。
欠淵 清志郎:道を駆け回る犬のような顔で笑って。
欠淵 清志郎:「まあ、その前に……手痛い目にも遭ってもらいますがね」
欠淵 清志郎:「気遣いどうも。あとは、やっちまってください。おっかないUGNさん」
瀬名 詩郎:返事の代わりに微笑む。
瀬名 詩郎:(あそこ)少女の声を聞き、動く。
瀬名 詩郎:マイナーで5m→5m移動し、オードちゃんのエンゲージに入ります。
瀬名 詩郎:メジャー。コンボ『灯火』。《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》。オードちゃんに攻撃。
GM:判定を!
瀬名 詩郎:(5+3)dx7+10
DoubleCross : (8DX7+10) → 10[3,3,4,5,5,9,9,9]+10[3,8,10]+6[4,6]+10 → 36
オード:4dx ドッジ
DoubleCross : (4DX10) → 10[4,6,9,10]+10[10]+9[9] → 29
オード:……?
瀬名 詩郎:コワッッッッ
欠淵 清志郎:こわいよ!
瀬名 詩郎:例によってこの!
三本松玉枝:恋の力??
瀬名 詩郎:ダメージ出すね
瀬名 詩郎:もし複数の防具を使用している場合、最も装甲値の高い防具の装甲値を無視します。
GM:とにかく命中です ダメージを!
瀬名 詩郎:4d10+32+1d10
DoubleCross : (4D10+32+1D10) → 19[7,1,4,7]+32+8[8] → 59
瀬名 詩郎:59ダメージ! もしかしたら装甲無視!
オード:一撃で倒れます。復活もなし。
瀬名 詩郎:よ 良かった
欠淵 清志郎:やった……
GM:全滅につき、戦闘終了です。
GM:演出を!
瀬名 詩郎:瞳に宿る魔法陣が明滅する。姿が忽然と消え、
瀬名 詩郎:上空に姿を現す。天井を蹴り飛ばし、少女がいるだろう場所へ向け、刀を振り下ろす。
GM:位置は過たず、確認できている。それはセイヤの真横。
GM:周囲に破壊の跡がないのは、彼だけでなく、自分自身の被害を受けないように。
オード:「……!」すんでの所で、それをかわし
オード:た、つもりだったが。一瞬上回った。
オード:「あぐっ……!なんで……!?」
三本松玉枝:ひゅう、と口笛を吹く。
瀬名 詩郎:少女を床に引き倒し、捕らえるようにしたまま。
瀬名 詩郎:「なんで、がお好きですね」思わず笑う。
オード:「ぐ……!」ジタバタと暴れる。力は強くない。
瀬名 詩郎:「僕も負けず嫌いですので、二度も逃げられる気はありません」
瀬名 詩郎:「そして、殺す気もないです。今は、とりあえず……」最後の方はちょっと小声で言った後。
オード:「……セイヤは」
オード:「セイヤは、どうするの」
瀬名 詩郎:それを答えるのは自分の役割ではない。少女を床に拘束したまま、目線だけ動かす。
七釜戸瑞城:「…死ぬしかないでしょうね。実質がどうだったにせよ」
七釜戸瑞城:店の中を物色しながら答える。
七釜戸瑞城:「この店の主は彼でしょう」
オード:「……!」
オード:「そんな……!」暴れようとする。拘束を解けるほどではない。
瀬名 詩郎:「…」当然、しっかりと抑え込んでいる。
七釜戸瑞城:「生きていても、ロクでもない未来しかない」
GM:薬品棚がある。色別に層別されているようだ。
GM:Blue,Black,White,Silver,Gold,Purple,Violet,Rainbow……
七釜戸瑞城:(確か、FHには)
七釜戸瑞城:灰色の棚を開ける。
七釜戸瑞城:Gray。
GM:カプセル状の薬剤が数粒転がっている。
七釜戸瑞城:「死に方くらいは選べますが」
七釜戸瑞城:「毒には事欠かないようですから」
欠淵 清志郎:(……"サクリファイス")その様を見届けながら。(効果は、確か……)
オード:「代わりに私を殺してよ」
オード:「セイヤは何も知らなくて、私がやってたの」
オード:「ねえ……」
瀬名 詩郎:ぼんやりと視線を移す。少女、七釜戸さん、そして欠淵さん。
欠淵 清志郎:「……あんたこそ、何にも知らなかった、でしょう」
欠淵 清志郎:「さっきの茶番にも引っ掛かるようなお嬢さんだ」
欠淵 清志郎:「お気楽って言ったのは訂正しますよ。真面目で真摯で、まっすぐで」
欠淵 清志郎:「こんな店にいていい奴じゃなかったんだよ」
欠淵 清志郎:ぞわぞわと、刺青が顔に戻ってくる。
欠淵 清志郎:「……そっちの男もね。どっかで間違えた」
オード:「あなたたちは、正しいの」
オード:「誰が、それを決めるの……」
欠淵 清志郎:「さあて」
欠淵 清志郎:ちらりと七釜戸さんを見て。
欠淵 清志郎:「『一番おっかない奴』ですかね」
七釜戸瑞城:「勿論、私ではありませんが」
瀬名 詩郎:「どうされます?」七釜戸さんに言う。
七釜戸瑞城:しゃがみこんで視線を合わせる。
七釜戸瑞城:「生きるのは辛いですよ」
七釜戸瑞城:「恥を恐れず生き抜く汚さが備わって居なければ」
米内咲雨:「……」
オード:「……独りじゃないなら」
オード:「やっていける」
七釜戸瑞城:「では」
七釜戸瑞城:と薬を二錠差し出す。
三本松玉枝:「……! それ……」見覚えがある。
瀬名 詩郎:拘束を緩める。
オード:「……?」
七釜戸瑞城:「二人でなら、地獄の果てでも生きていける」
七釜戸瑞城:「そう思うなら、貴女も飲むと良い」
オード:緩んだ手を伸ばして、一錠手にとって。
オード:躊躇なく飲み込む。
欠淵 清志郎:(……ああ)
欠淵 清志郎:(そうだよ。出て行っちまえばいいんだ。『不真実』なんて店からは)
欠淵 清志郎:あの時、相場の倍、札束を勝手に受け取った。騙してやったつもりだった。
欠淵 清志郎:(違ったな。いや、全体的には赤字だが……)
欠淵 清志郎:(二人分、受け取った。そういうことにしといてやるよ)
瀬名 詩郎:その横顔を眺める。(……仲裁屋)
瀬名 詩郎:(仲裁、仕事、職場)(日常)
瀬名 詩郎:(根差す、日常)
瀬名 詩郎:その時の会話を、ぱっと思い出した。
:───「いつでも、戻っていいんだよ~って言えてるみたいで」「なんか。そういうのの手助けをするのはさ」
瀬名 詩郎:「…なるほど」独り言ちる。
瀬名 詩郎:(僕には難しいな)
瀬名 詩郎:欠淵 清志郎/日常/隔意:〇/ロイス 取得します。
GM:バックトラック。
GM:Eロイスは“カラーレス”が所持していました。《妄念の姿》。3体で3つ。
GM:振る方はどうぞ。
欠淵 清志郎:振ります!
三本松玉枝:振りまーす
瀬名 詩郎:瀬名 詩郎の侵蝕率を9増加 (105 → 114)
瀬名 詩郎:上げ忘れ 上げます
三本松玉枝:123-3d10
DoubleCross : (123-3D10) → 123-8[3,4,1] → 115
欠淵 清志郎:113-3d10
DoubleCross : (113-3D10) → 113-19[10,1,8] → 94
欠淵 清志郎:わお
瀬名 詩郎:振りません!
七釜戸瑞城:Eロイス分
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を3d10(→ 15)減少 (138 → 123)
七釜戸瑞城:んー 2倍で
瀬名 詩郎:一倍振りします 残りロイス5個
欠淵 清志郎:あとは確定帰還なので一倍! 残り3個!
瀬名 詩郎:114-5d10
DoubleCross : (114-5D10) → 114-27[6,6,7,3,5] → 87
三本松玉枝:115で残ロイス5個
欠淵 清志郎:94-3d10
DoubleCross : (94-3D10) → 94-26[7,10,9] → 68
欠淵 清志郎:あーー
三本松玉枝:しちゃお 二倍振り
七釜戸瑞城:ロイス5個で倍で10
七釜戸瑞城:七釜戸 瑞城の侵蝕率を10d10(→ 53)減少 (123 → 70)
欠淵 清志郎:出目がやたら良い。4点!
七釜戸瑞城:3点帰還
三本松玉枝:115-10d10
DoubleCross : (115-10D10) → 115-50[2,3,7,10,1,2,10,2,7,6] → 65
三本松玉枝:3点!
瀬名 詩郎:5点っ
七釜戸瑞城:20点
GM:いつもの5点+シナリオ8点+Eロイス3点+Dロイス1点(米内:複製体)で17点
七釜戸瑞城:米内?
欠淵 清志郎:米内
瀬名 詩郎:なんなの あいつ
GM:ここに侵蝕分を足してください。何点になりましたか?
三本松玉枝:オリジナルがいるのかい米内
欠淵 清志郎:21点です!
三本松玉枝:20点です!
瀬名 詩郎:22点です!
GM:C((20+21+22+20)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 27
七釜戸瑞城:イエイイエイ
■経験点
敗者さん20点
ささささん21点
ぽぽさん20点
めかぶさん22点
GM27点
GM:持っていって!
欠淵 清志郎:いただきます! GMもどうぞ!
瀬名 詩郎:わーい いただきます!
三本松玉枝:経験点のネタの部分だけ食べよ
GM:行儀悪い
エンディング/Unknown
GM:事件はそうして、終結し。
GM:この店には、正規の後処理部隊が現れるのだろう。
GM:ふと。薬品棚が目に入る。
瀬名 詩郎:「ん」見る。
GM:七釜戸が開けた、Grayの棚に、何錠かの錠剤が転がっているが。
GM:その棚の一番手前。一つだけ。
GM:中身だけ、すっかり空の錠剤がある。
瀬名 詩郎:「三本松さん」声をかけます。
三本松玉枝:「……ん」
瀬名 詩郎:「ここだけ、ぽっかり無くなっていますね」
瀬名 詩郎:「何でしょう」
三本松玉枝:「……? 本当だ」背伸びをして覗き込んで。
三本松玉枝:「分かんないけど……でもさ」
瀬名 詩郎:「はい」
三本松玉枝:「や。種が割れれば単純な話だったんだなと」
瀬名 詩郎:「?」首を傾げる。
三本松玉枝:グレイサクリファイス。服用者を一時的に“死んだ状態にする”薬。
三本松玉枝:「ごめんね」
三本松玉枝:「やっぱ、死んだ人間は生き返ったりはしないみたいだ」
瀬名 詩郎:「……」ぱちぱちと瞬きする。
瀬名 詩郎:「謝る必要はありませんよ。むしろ、喜んで」
瀬名 詩郎:「逆に言えば、あなたは一度も死んでないってことですから」
三本松玉枝:「そりゃあたしは安心したけどさあ……」気まずげに頭を掻く。
瀬名 詩郎:「それに…あの時の笑顔が魅力的でした」冗談めかして付け足す。
三本松玉枝:「なっ」
三本松玉枝:「何言ってんだ! こら!」
三本松玉枝:ぱしぱしと腰を叩く。
瀬名 詩郎:「ははは」笑って叩かれる。
三本松玉枝:「……まったく」
三本松玉枝:死んだ人間が生き返る。そんな前例があった方が嬉しいんじゃないかなんて。
三本松玉枝:(……心配して損した)
成鐘水乃:……守れなかった。
成鐘水乃:中毒で死んだという。ニビ、という女の子だ。本名は知らない。
成鐘水乃:他に行き場のない子どもたちが、クスリの実験台にさせられていて。
成鐘水乃:助けようとした。出来なかった。
成鐘水乃:UGNへの連絡は、握り潰された。協力者を募ったのが間違いだった。
成鐘水乃:ハクが、黒幕自身だったなんて。
成鐘水乃:拘束されている。目の前には、私を痛めつけた、加害者の、でも被害者でもある少女たち。
成鐘水乃:私はこのまま、殺される。
成鐘水乃:……きっと、私が殺されても。次の“青”役が準備されるだけ。
成鐘水乃:適合者を見つけるまで、殺しては入れ替えて。
成鐘水乃:この子たち側になるか、ニビや私になるか。
成鐘水乃:……視界の隅。開きぱなしの棚に、無造作に入った薬剤。
成鐘水乃:極小の《ディメンジョンゲート》を開く。
成鐘水乃:GrayよりBlueへ。その錠剤の中身を抜き出して、入れ替える。
成鐘水乃:”グレイサクリファイス”。ニビが試験させられていた、仮死状態にするという薬。
成鐘水乃:それを私の担当の、ブルーゲイルの錠剤に詰め替えた。
成鐘水乃:“ゲイル”は人気商品だ。すぐに担当を付けたがるだろう。
成鐘水乃:ここで、灰を青にした引き換えに。
成鐘水乃:その逆に、このくすんだような灰色の空を。
成鐘水乃:誰かが青色に晴らしてくれるといいな。
成鐘水乃:少なくとも、こうすれば、私は。
成鐘水乃:次に連れてこられる、一人の女の子を、守れるんじゃないか。
成鐘水乃:その一個の真実だけ誇れるのなら。私は――
成鐘水乃:「……いい仕事したよね」
成鐘水乃:私は笑って、そう言えた。
エンディング/Universal
GM:【某所 バー・BlueMoonShiner】
GM:高級志向の、個室バー。
GM:それはアジトとして供されているそれでもなければ、
GM:ドラッグの売買場所としての名目のみのものでもない。
GM:正しく、酒を饗するためのもの。そして今は。
GM:仕事の打ち上げの場。
三本松玉枝:「行き渡りましたでしょうか」
三本松玉枝:「んではあ、お仕事の成功と、正義の勝利を祝しまして」
三本松玉枝:「かんぱーい!」
三本松玉枝:ビールのジョッキを掲げる。
瀬名 詩郎:「乾杯」カクテルのグラスを掲げる。
欠淵 清志郎:「はい、乾杯」頬に絆創膏。苦笑するようないつもの表情。
七釜戸瑞城:「…乾杯」ウィスキーとミント少量、の角砂糖と輪切りレモンの入ったグラスを僅かに掲げる
欠淵 清志郎:グラスの中身はまずはジントニック。
瀬名 詩郎:カシスオレンジ。
三本松玉枝:ごくごくと半分ほど一気に飲む。
三本松玉枝:「ぶはあーっ」
七釜戸瑞城:少しだけ口に含む
欠淵 清志郎:くい、と慣れた様子で煽る。
瀬名 詩郎:「好きに頼んでいいそうです」微笑みながら言う。
欠淵 清志郎:「好きにと言われると、本当に好きに頼みますよ」
三本松玉枝:「人のお金で飲む酒はまた格別ですからなあ」
欠淵 清志郎:実際は、さほど酒に詳しいわけでもないが。そういう顔をしている。
欠淵 清志郎:強いのは強い。
七釜戸瑞城:「そのくらいの予算はありますよ、報酬は多いのです」
三本松玉枝:「えーっめっちゃ飲も!」
欠淵 清志郎:「やれやれ、お役所と打ち上げする仲になるとは思わなかった」小声で。
瀬名 詩郎:「聞こえています、欠淵さん」くすくす笑う。
欠淵 清志郎:「聞かれたくなきゃ声に出しませんて」
瀬名 詩郎:「じゃあ、良い意味だととらえます」
欠淵 清志郎:「そうしていただけると」
欠淵 清志郎:つまみのピスタチオをかじる。
三本松玉枝:「一番高い食べ物なに?」
七釜戸瑞城:「ピンチョスのセットなどは、色々な味が楽しめて良いですよ」
三本松玉枝:「じゃあそれ!」
欠淵 清志郎:「実際、自分一人で突っ込んでいったらまあ、あんまり考えたくない結果になってたでしょうしね」
欠淵 清志郎:「感謝感謝ですよ。そちらさんには」
三本松玉枝:「あ、あとビールも頼も。瓶で」ジョッキにはまだ三分の一ほど残っている。
七釜戸瑞城:「情報操作されていたとはいえ、思った以上に周到な組織でしたからね」
七釜戸瑞城:「その辺りは我々も危なかったと言えるでしょう」
三本松玉枝:「よくやるもんだ、天下のUGNに」
三本松玉枝:届いたピンチョスを一人で次々に食べながら。
瀬名 詩郎:「そちらの処理は片付いたのですか?」七釜戸さんに。
七釜戸瑞城:「躾の良い犬が作った命令書の出来が良かったので、それを真実に変えて使いました」
瀬名 詩郎:「ははは、皮肉が効いてるなあ」
七釜戸瑞城:「組織の処理はオーダー通り、主は死亡扱いとなります」
瀬名 詩郎:「セイヤくんですね」自分もピンチョスを手にとる。
瀬名 詩郎:すでに三本松さんにだいぶ取られている。
欠淵 清志郎:(あんた方の部署はなんというか……物騒ですね)これは声には出さない。
欠淵 清志郎:聞かれたくないので。
欠淵 清志郎:ピンチョスをひとつ取って、もぐもぐと咀嚼している。
欠淵 清志郎:死亡扱い、のその先についても自分からは聞く気はない。
欠淵 清志郎:多分、あの女は嫌がるだろう。
七釜戸瑞城:「UGN管轄部署に預けられることになるでしょう」
七釜戸瑞城:「犬よりは自由がある」
三本松玉枝:「ふうーん」
欠淵 清志郎:「飼い犬は大変だことで」
瀬名 詩郎:「わんわん」言いながら、届いた料理をテーブルに並べている。
三本松玉枝:「結局収まるべきところに収まった? 感じ?」
七釜戸瑞城:「二人と言う希望には沿えませんでしたが彼らはチームとして収まりが良いですから」
七釜戸瑞城:「薬物流通ルートを潰せた分で責任は相殺です」
欠淵 清志郎:「なるほど、なるほどねえ」
欠淵 清志郎:これは口癖だが、口にしている時はさほど物を考えている時ではない。
三本松玉枝:「……保護、引き抜き、再教育、吸収」
三本松玉枝:「そちらさんらしい成果って言っていいのかね」
三本松玉枝:まだ中身のある自分のジョッキに瓶から追加で注ぎ、次いで用意してもらった空の三つにも黄金色の酒をなみなみと注いで。
三本松玉枝:「どうぞ~」配る。
三本松玉枝:「今日はどちらから?」
三本松玉枝:「お仕事は何されてるんです? 貯金は? てか保険入ってる?」
欠淵 清志郎:「ビールお好きですね……いただきますが」
欠淵 清志郎:ごくり、とグラスの中身を飲み干して受け取る。
三本松玉枝:「あ、いらなかったらあたしが貰います」
瀬名 詩郎:配られた麦酒をまじまじと見ている。自分のカクテルもそんなに量が減っていない。
欠淵 清志郎:「いただきますってば」
七釜戸瑞城:クイっとカクテルを空ける。
七釜戸瑞城:「頂きましょう」
七釜戸瑞城:ジョッキを手に取る。
三本松玉枝:「残念」
欠淵 清志郎:くい、と勢い良くビールを飲む。
欠淵 清志郎:「ずいぶん大人しいじゃあないですか」瀬名さんに。
瀬名 詩郎:「僕ですか?」
欠淵 清志郎:「好きに頼んでいいんじゃなかったんです?」
欠淵 清志郎:ビールくらいなら軽くいける。ごくごくと飲んでいる。
欠淵 清志郎:顔色はさほど変わっていない。
瀬名 詩郎:「それはもちろんです。…あ、僕ですか。こういうところに来る経験が少なくて」
欠淵 清志郎:「ふうん」眼鏡越しに横目で見る。
瀬名 詩郎:「まあお気になさらず」
欠淵 清志郎:「店の時はあんなにおっかない二人がいるもんかと思いましたが」
欠淵 清志郎:「TPOっつうか。場によって違うもんですね」
七釜戸瑞城:「私達もくつろぐときはありますよ」
瀬名 詩郎:「人をなんだと思ってるんですか」くすくす笑っている。
三本松玉枝:「そうだぞお」
三本松玉枝:「あと店の時じゃなくてもおっかないぞ」
三本松玉枝:「あとあと、二人じゃなくて三人」
欠淵 清志郎:「良い意味で意外性があるってことで、別に悪口ぁ言ってませんよ」
欠淵 清志郎:「あんたはね、綺麗だったから」三本松さんに。
欠淵 清志郎:「派手にぶちかますやつは好きですよ」
三本松玉枝:「うへへ。どーも」
七釜戸瑞城:「確かに、あの威力は大したものです」
七釜戸瑞城:「オーヴァードは見た目ではありませんが、驚きましたよ」
七釜戸瑞城:「あの力は」
三本松玉枝:「……」そちらに対しては、少し笑みを引き攣らせて。「でも」
三本松玉枝:「ちょっと思ってる」
三本松玉枝:「あたしが向こうに付いてたとしたって、結果は変わってなかったろうなーって」
瀬名 詩郎:「おや、おっかない三人とずいぶん評価していただいているようで」
瀬名 詩郎:料理をとっている。カルパッチョ。
欠淵 清志郎:「新しいチームの人数が一人増えてただけかもしれないって?」
三本松玉枝:「それそれ。それっす」
欠淵 清志郎:「そうですね、そうだったとして」
瀬名 詩郎:「三本松さん、これあげます」ビールのジョッキを差し出す。
三本松玉枝:「……それも楽しかったかな?」
欠淵 清志郎:「私はそうしたら、ここでビールは飲んでなかったでしょうね」
三本松玉枝:受け取ってそのままごくごくと飲む。
欠淵 清志郎:差し出されたジョッキを見つめて。
欠淵 清志郎:「結構美味いですよ、これ。自分じゃあんまり頼まない」
瀬名 詩郎:「そうなんですか? じゃあ分けてください」
欠淵 清志郎:柄ではない、というイメージを、少なくとも演じている。
欠淵 清志郎:「自分で頼んでくださいよ……」
瀬名 詩郎:「全部だと多い気がします」
欠淵 清志郎:「あんただって、それだけビール好きなんだ。やり遂げて飲むのは美味いでしょう?」
欠淵 清志郎:しょうがねえなあ、とジョッキを押しやる。
欠淵 清志郎:「そんなもんでいいんですよ」
瀬名 詩郎:嬉しそうに受け取って、ひとくち飲み、よく分かっていなそうな顔になる。
欠淵 清志郎:(さて。俺は……やり遂げたのかどうか)
欠淵 清志郎:(わからんが、まあ、命は拾った。それで良し)
三本松玉枝:「まーね」
瀬名 詩郎:「果たせましたか、三本松さん」ジョッキを返しながら。
三本松玉枝:「んあ」
瀬名 詩郎:「敵討ちと、確認」
三本松玉枝:「ん。バッチリ」歯を見せて笑う。
三本松玉枝:「おかげさまで、借りはきっちり返せたし」
三本松玉枝:喉を鳴らして酒を飲んで。
三本松玉枝:「お酒もおいしい」
三本松玉枝:「生きてる味がする」
七釜戸瑞城:「良い事です」
瀬名 詩郎:「それは良かった」笑い返す。「素敵な笑顔」
欠淵 清志郎:「何よりですよ」
欠淵 清志郎:「……ああ」上着のポケットの中身をふと探る。
欠淵 清志郎:「すいません、ちょっと一服。外でやってきます」
七釜戸瑞城:「…」
七釜戸瑞城:「ええ、どうぞ」
欠淵 清志郎:立ち上がって、そのままバーの入り口へ。
欠淵 清志郎:姿が扉の向こうに消える。そのまま、少し奥まった裏口方面へ。
欠淵 清志郎:路地裏は静かで、少し汚く、人通りはない。ポケットを再度漁った。
欠淵 清志郎:潰れた煙草の箱と、ライターと、それから。
欠淵 清志郎:一枚の名刺。
欠淵 清志郎:(……残ってたな、これ)
欠淵 清志郎:バー『アン・トルエ』 オード とだけ書かれた、簡素なもの。
欠淵 清志郎:煙草を一本抜き取り、火をつける。
欠淵 清志郎:(……俺がやり遂げたのかどうかは知らん。あの女の行き先も、もう知ったことじゃない)
欠淵 清志郎:(けどまあ、そう。もう、これは要らねえよな)
欠淵 清志郎:名刺に、丸い焦げた穴が空いた。
欠淵 清志郎:そこから赤い火が微かに走り、じわじわと紙は燃えていく。
欠淵 清志郎:(オード。まさか色とは思わなかったから、調べたんだ。頌歌って意味がある)
欠淵 清志郎:(何かを讃えるための歌だと)
欠淵 清志郎:(お前の歌は、ずっとあの男のものだったんだな)
欠淵 清志郎:小さな紙は、すぐに焼け焦げ、跡形もなくなる。
欠淵 清志郎:煙草を少しだけ吸って、もみ消して。すぐにまた店へと踵を返す。
欠淵 清志郎:(ご依頼、ありがとうございました、だ。畜生)
欠淵 清志郎:先ほど開けたばかりの扉に、再び手をかける。
七釜戸瑞城:「おっと…」
欠淵 清志郎:「おや」
七釜戸瑞城:「これは、しまったな」
欠淵 清志郎:「七釜戸さんも?」一服する手つきをする。
七釜戸瑞城:「ええ、ですが。禁煙中なんですよ」
七釜戸瑞城:内ポケットから煙草を取り出す。
欠淵 清志郎:ほんの少し、希少な仲間意識が湧き上がらなくもない。
欠淵 清志郎:「ほほう」意地悪く笑って見せる。
欠淵 清志郎:「何度目の?」
七釜戸瑞城:「内緒です、中々止められなくてね」
欠淵 清志郎:「わかります、わかりますよ」
七釜戸瑞城:「今日は、いつもより飲み過ぎてしまいました」
七釜戸瑞城:「皆には秘密にしておいてください」
欠淵 清志郎:「例の薬よりよっぽど悪いんじゃないかとも思いますがね、もう駄目だな」
欠淵 清志郎:ククク、と軽く笑って。
七釜戸瑞城:「賑やかな場というのも、たまには悪くない」
七釜戸瑞城:「貴方も、そう思いませんか?」
七釜戸瑞城:「柄にもなく、気分が良くなる」
欠淵 清志郎:「……たまにはね。みんなで寿司食ったり」
欠淵 清志郎:「まあ、じゃあ、何か面倒があった時に」
欠淵 清志郎:「『仲裁屋』の名前でも優先的に思い出してくれりゃあ、それで」
欠淵 清志郎:「秘密を葬って差し上げましょう」
七釜戸瑞城:「良いでしょう」
七釜戸瑞城:煙草に火をつける
七釜戸瑞城:深く吸い込み、吐く。
七釜戸瑞城:「では、頼みますよ」
欠淵 清志郎:美味そうだな、と思いながら、また扉を開けて中へ。
欠淵 清志郎:「了解」
七釜戸瑞城:そのまま見送る。
欠淵 清志郎:ひらりと手を振って、入っていく。
七釜戸瑞城:「…」
七釜戸瑞城:(勧められるままに飲む)
七釜戸瑞城:(そういう日があっても良い)
七釜戸瑞城:煙草を灰皿に捩じりこむ
七釜戸瑞城:まだ残ったタバコを内ポケットにしまう。
七釜戸瑞城:そして店内へ、お手洗いにいくという名目だったので。
七釜戸瑞城:トイレで手を洗い。
七釜戸瑞城:口を漱ぎ、臭いを消す。
瀬名 詩郎:廊下へ続くドアを開ければ、色素の薄い頭が待っている。
瀬名 詩郎:「あ。本当にこちらでしたか」
七釜戸瑞城:「本当に、とは」
瀬名 詩郎:「もしやと思い、裏口の方へ行ってしまいました」煙草を吸う仕草。
七釜戸瑞城:「酷いですね、君」と笑う
瀬名 詩郎:「すみません」くすくす笑う。「今、お話しても?」
七釜戸瑞城:「構いませんよ、こんな所で良ければ」
瀬名 詩郎:「こんな所の方がいいかと」
瀬名 詩郎:「明るくもなく、聞き流してくれてもいい話題です」
瀬名 詩郎:「…七釜戸さんが、米内さんに仰っていた言葉が気にかかりました」
七釜戸瑞城:「どのような所がです?」
瀬名 詩郎:「監視される、危険任務をあてがわれる、”首輪付きの犬”……」
瀬名 詩郎:「そういう言い方、でしょうか」
瀬名 詩郎:「実体験かなって」
七釜戸瑞城:「UGNは綺麗なだけの組織ではありません、ですが」
七釜戸瑞城:「だから、綺麗ではない人間にも生きる余地がある」
七釜戸瑞城:「実験体、組織の犬、懲罰装置、殺し屋」
七釜戸瑞城:「そんな状況でも生きる道がある」
七釜戸瑞城:「そういった場所でしか生きられない人間も」
七釜戸瑞城:「居るのです」
七釜戸瑞城:「そして、そう自覚する為の名前がある」
瀬名 詩郎:「ふ」面白そうに言う。
七釜戸瑞城:「彼女が、今後どう生きるかは解りませんが」
七釜戸瑞城:「自分の立場を認識する事でやるべき事が見つかる事もあるでしょう」
瀬名 詩郎:「七釜戸さん」
七釜戸瑞城:「私もそうです」
瀬名 詩郎:「誤魔化さないで…」言いかけて。
七釜戸瑞城:「自覚する、これは重要です」
七釜戸瑞城:「自分が何者であるか」
七釜戸瑞城:「やるべき事は何であるか、自覚する」
七釜戸瑞城:「そうする事で、怪物に慣れ果て無い理性を保つ」
瀬名 詩郎:「…だからいつも意思の話をされるんですね」
七釜戸瑞城:「神峯くんも坂萩くんも、そして君も」
七釜戸瑞城:「そう、あれば良いと思っていますよ」
瀬名 詩郎:「僕も、ですか? 嬉しいです」
七釜戸瑞城:「今回の件で、何かを得ましたか?」
瀬名 詩郎:「……そうですね」
瀬名 詩郎:「数年ぶりに話せると思った知人がもういないと分かった時に、それなりに感傷的な気分になるという発見と」
瀬名 詩郎:「そんな気分も、割とすぐに消え失せるという発見と」
瀬名 詩郎:「あとは、そうだな」瞬きする。
瀬名 詩郎:「女性の心は読めないなと思いました」
七釜戸瑞城:「なるほど、良い知見です。ですが」
七釜戸瑞城:「心が読めない事に性差はありませんよ」
瀬名 詩郎:「…一本取られました」あはは、と笑う。
七釜戸瑞城:「ですが、少し触れることはできます」
七釜戸瑞城:「良い経験をしましたね」
瀬名 詩郎:「はい」目を細める。
瀬名 詩郎:「七釜戸さんにはがっかりされたくないなあ。また呼んでくださいね」
瀬名 詩郎:そう言って、踵を返す。
七釜戸瑞城:「君の力が必要な時は」
七釜戸瑞城:部屋に戻っていく。
瀬名 詩郎:「そんなの、だいたい」
瀬名 詩郎:「おっかない時でしょう」冗談めかして言って笑う。
瀬名 詩郎:ドアを開けて七釜戸さんから先に室内に入ってもらう。
瀬名 詩郎:「わあ」個室内を見回す。「ジョッキが増えましたね」
欠淵 清志郎:「やあ、いないうちにガンガン頼んじまいましたよ」
三本松玉枝:「おかえりぃ」空の酒瓶を掲げて迎える。顔が赤い。
欠淵 清志郎:こちらはさほど変化はない。
三本松玉枝:「なんの話してたの~?」
七釜戸瑞城:「世間話ですよ」
瀬名 詩郎:「付き合っていただきました」
欠淵 清志郎:「へえー」ジョッキを傾けるが、滴が落ちるだけだ。
欠淵 清志郎:しぱしぱと瞬きをして、それを見ている。
三本松玉枝:「鬼しかいないような世間とかかなぁ」
三本松玉枝:少し呂律が怪しくなっている。
瀬名 詩郎:自分の席に戻る。カクテルの進みは遅い。
瀬名 詩郎:「隙あらばひどい事を仰る」
欠淵 清志郎:「……ねえな、これ」ようやく気付いた顔で。
欠淵 清志郎:ビールと軽くチーズの盛り合わせなどを頼みに行く。顔に変化はないが、注文を三回ほど繰り返している。
三本松玉枝:「あのさあ」その様子を眺めながら。
瀬名 詩郎:「なんでしょう?」
三本松玉枝:「あのお店の大体の面子はそちらの管理下に入って」
三本松玉枝:「咲っちゃんは処置付きでどっかの部隊入りでしょ」
三本松玉枝:「ハクちゃんってどうなったん?」
瀬名 詩郎:「3つ目です」
欠淵 清志郎:戻ってきてどかりと席に座る。
三本松玉枝:「んん。ああ」
三本松玉枝:「仕事と敵討ちと」
瀬名 詩郎:「ええ」
瀬名 詩郎:「……と、僕が答えてしまってよかったでしょうか」
瀬名 詩郎:七釜戸さんを見る。
七釜戸瑞城:「構いません、終わった事です」
七釜戸瑞城:「三本松さんには知る権利もある」
瀬名 詩郎:「はい」頷く。
三本松玉枝:「そぉかぁ」特に感慨を見せるでもなく、チーズの包み揚げを口に放り込んで。
三本松玉枝:「いやね。そういえばどうなったのかなって思い出して」
欠淵 清志郎:(……こいつは、知りたい方の人間なんだな)
瀬名 詩郎:「そして、知って…」
瀬名 詩郎:「…何か思うところはありました?」
三本松玉枝:「……」
三本松玉枝:「セルメンバーとセルリーダー」
三本松玉枝:「あの子はあの子で、そうするしかなかったのかなって」
三本松玉枝:「自分だけで何かできるタイプじゃない……から、仲間が要って」
三本松玉枝:「より何かを望めば、親玉になるしかない」
三本松玉枝:「だからまあ、一番きつい罰も受ける」
瀬名 詩郎:「親玉になるということは、そういうことかもしれませんね」
七釜戸瑞城:「全てを手に入れることはできないものです」
欠淵 清志郎:「……切られる下っ端も、潰される親もなかなかしんどいもんですね」
欠淵 清志郎:群れから抜け出したつもりの狂犬が言う。
三本松玉枝:「そーね。かわいそうとか言うつもりもないけどさ」
三本松玉枝:「あれよ。あたしは自由だから」
三本松玉枝:「乙女の内心を勝手に想像して、勝手にしんみりするのも自由ってわけ」
瀬名 詩郎:「それを止められるような人は、ここにはいないかと」
欠淵 清志郎:「ずっと自由ならいいよなあ」斜めに傾いで、ジョッキを傾けている。
欠淵 清志郎:素直な感想だ。自分も綱渡りの毎日でいる。
瀬名 詩郎:「心に触れようとしているんですね」呟く。「もうないのに」
三本松玉枝:「殺さなきゃね」
瀬名 詩郎:「ええ」
三本松玉枝:「そればっかりは」
七釜戸瑞城:「手の届かないものに手を伸ばすのは良い、ですが手段が悪すぎた」
七釜戸瑞城:「自分のよるべき足場を削り取って積みあげても」
七釜戸瑞城:「戻る場所はないのです」
欠淵 清志郎:「手の届かないものに」
欠淵 清志郎:「……触れたくなるのは、全部、亡くしちまった後なんですよね」
欠淵 清志郎:「ないからこそ、そこに手を伸ばしちまうんだな」
瀬名 詩郎:二人を順番に見て。
瀬名 詩郎:「…そればっかりは?」三本松さんに聞く。
瀬名 詩郎:「罵倒でもなんでも、謹んで拝聴しますよ」
三本松玉枝:「ん? んー……」
三本松玉枝:少しとろんとし始めた目つきで、ジョッキに空の瓶を傾けながら。
三本松玉枝:「……返せない」
三本松玉枝:「怪我は治してもらえばいいし、盗んだものは持っとけば返せるけど」
三本松玉枝:「殺した相手のことはそうもいかんでしょ」
三本松玉枝:「だから……」
三本松玉枝:「……気を付けなっていうのも違うか」
三本松玉枝:「大変だな、って思うだけにしとくよ」
瀬名 詩郎:「ふふ」微笑む。
三本松玉枝:その場にいる面々を順番に見て。
瀬名 詩郎:自分も他の2人を見る。
瀬名 詩郎:そして三本松さんに視線を戻す。「ねえ、三本松さん」
三本松玉枝:「なんだい」
瀬名 詩郎:「殺した人は生き返らない。それだけは、どうしようもなく」
瀬名 詩郎:「真実ですね」
我らは暗闇を歩くもの。
与えるのは真実ではない。
R.I.P――眠りという名の安らぎを。
Double Cross the 3rd edition『Untrue ~少女たち~』 END