- プリプレイ
- OP01:銀羽 輪夜
- OP02:津奈木 条静
- OP03:鷺ノ宮 リョウマ
- OP04:仲舛 久遠
- ミドル01
- ミドル02
プリプレイ
GM:ではさっそく自己紹介からやっていきましょう!
GM:PC番号順に、キャラシートを貼るのでお名前やプロフィールを教えてくださいね~。
GM:まずはPC1の銀羽くんから!
GM:キャラシート
銀羽輪夜:はい。銀羽輪夜(ぎなば-りんや)です
GM:顔がよすぎる
銀羽輪夜:銀羽はぎなばで変換できます(知見)
GM:銀羽 ほんとだ!
銀羽輪夜:普段は物静かな高校生として(顔は良いけど)目立たぬよう生きていますが
銀羽輪夜:その正体はこちらにもあります通り……怪盗アイビス! 鮮烈な予告と大胆な手口にで名品を盗み取る怪盗です。
GM:キャ~!怪盗アイビス様~!
銀羽輪夜:そしてオーヴァードでもあります。実際怪盗なんてやれているのは、その能力があってこそという話もある……
銀羽輪夜:過去に色々あり、比較的裕福ですが若干破滅的な所があり
銀羽輪夜:その結実で怪盗ということをしている一面もあります。ま、一番は面白いからなんだがな
GM:え~っほんとに~?
銀羽輪夜:オーヴァードとしての能力で作り出した特殊流体型因子により、あらゆる局面に対応します。めちゃくちゃ便利な液体を便利に使っていると思ってください。
GM:汎用性が高そうでいいですね
銀羽輪夜:性能的には、アイテムアーカイブでアッパー調整を受けたインフィニティウェポンをサンドシャードで折りながら攻撃するスタイル!
銀羽輪夜:《砂の加護》で汎用的なミドル性能もあります。侵蝕率が怖いです。なんだこの錬金術師とかいうDロイスは……
銀羽輪夜:ま、今はそんな所ですね。続きを知りたければ捕まえてみな
GM:キャ~!
GM:サンドシャード、私大好き!豊富なイージーでの活躍が楽しみですね~
GM:というところで銀羽くんのハンドアウトを確認してみましょう
銀羽輪夜:そうだ。色々できます イージーいっぱい
・PC1
シナリオロイス:葉山リュシア 推奨感情:好奇心/猜疑心
キミは怪盗として世間を騒がせるオーヴァードだ。
華麗なる怪盗であるキミの、次なるターゲットは「アリスの鏡」と呼ばれる人工宝石。
最先端技術の結晶だが、裏社会では「開発中から奇妙な現象を引き起こした」と噂されている。
宝石の所有者は、新興財閥の令嬢である葉山リュシアだ。リュシアは小柄だ。彼女は今度、N市にて慈善パーティを開催するという。
絶好の機会である。予告状を送り、キミはまずリュシアに接近する事にした。
銀羽輪夜:フン……小柄とはな
GM:確定演出です
銀羽輪夜:最先端技術の結晶である人工宝石というのも奪い甲斐がありそうだ
GM:そっちね!大事です!
GM:OPで「アリスの鏡」か…盗んでやる…って決意を決めてもらおうと思ってるんですが
GM:初期ロイスの使用人さんを勝手に動かしても大丈夫ですか?
銀羽輪夜:もちろん大丈夫! 実は固定ロイスにいるんですが、やりやすいように調整してもらって大丈夫です
GM:あぁ~助かります!じゃあやらせてもらっちゃおう
GM:ではそのような感じで!よろしくお願いいたします!
GM:次!PC2の津奈木くんよろしくお願いします~。
GM:キャラシート
津奈木条静:はい! PC2,津奈木条静(つなぎ じょうせい)です!
GM:顔が良すぎる
津奈木条静:探偵助手…つまり私こそ、探偵に必要な情報を仕入れてくる…凄腕の情報屋です!
GM:ヒュ~!よっ!情報屋!
津奈木条静:まあ…ミドルではほぼ役に立ちませんし…情報収集が得意なステータスではないんですが…とにかく情報屋なのだ!
GM:本人が言ってるならそうなんだろうな
津奈木条静:たとえエフェクト構成その他が戦闘のことしか考えていなくても、本人が情報屋と言ったらそうなのだ
GM:そう…
津奈木条静:オーヴァードとしては、ブラムストーカーよりのエグザイル・クロスブリード
津奈木条静:汎用性の高いDロイス「器物使い」を取得しており、物体に血液を浸透させることで、自由自在に操る
津奈木条静:強い武器を作って範囲で殴ることしか考えていませんが…ブラムストーカーに対する救済アイテム「九生足」でリザレクト時のHP不足を解消!
GM:コイツ殴ることしか考えてないって言ったぞ!
津奈木条静:そう…情報とは、血と汗で稼ぐもの…!
GM:そうかなぁ
津奈木条静:主に、この血でなぁ~~~ッ!
GM:ギャァ~~~ッ!!
津奈木条静:華麗な貴公子探偵の助手に恥ずかしくない働きをしたいです。以上!よろしくお願い致します
GM:は~い!たくさん殴っていってください。楽しみです~!
GM:では津奈木くんのハンドアウトはこちら!
・PC2
シナリオロイス:凰城昴 推奨感情:信頼/隔意
キミはN市支部に所属するUGNエージェントだ。
腐れ縁の探偵・凰城昴は貴公子と称される優秀な青年で、これまで何度も怪盗(PC1)を追い詰めており、最近はさらに執着を見せている。
また彼は、キミが本当は何か隠しているのではないかと探りを入れてくる。
非オーヴァードである凰城に、レネゲイドの真実は明かせない。気まずい思いを抱える折、UGNから「近辺にジャームが潜伏しているようだ」と報せが入る。
ひとまず、キミは任務に臨むことになるのだった。
津奈木条静:明かせないぜ…!
津奈木条静:その情報だけは…!
GM:そう!さすがのキミでも明かせないのだ……!
津奈木条静:まあ…何度も追い詰めてるから大丈夫か…
津奈木条静:次は捕まえるぞッ
GM:頑張って!そういえばUGNエージェントってハンドアウトで指定してますけど
GM:そういうことでいいんでしょうか?イリーガルとかにします?
津奈木条静:エージェントでお願いします!
GM:了解です!
津奈木条静:このUGN支部の
津奈木条静:コネ:情報屋は……この津奈木と考えてもらっていいですからねッ!
GM:そういうことになりました!
GM:では、貴公子探偵と微妙な関係性をやってもらいましょう…よろしくお願いしま~す
GM:次!PC3の鷺ノ宮様お願いします~
GM:キャラシート
鷺ノ宮リョウマ:はーい!
鷺ノ宮リョウマ:「貴様にはファビュラスさもエレガントさもブリリアントさも足りていない。それではこのリョウマ様に勝つことなど到底できはしないな」
鷺ノ宮リョウマ:鷺ノ宮リョウマ(さぎのみや・りょうま)。26歳、男。UGN支部長です。
GM:顔が良すぎる………
鷺ノ宮リョウマ:当然だ。リョウマ様だからな。
鷺ノ宮リョウマ:筋肉質で細身な体付きをした金髪長身の男で、服装も持ち物も派手で豪奢なものが好きです。
GM:全身輝いてますもんね
鷺ノ宮リョウマ:常に尊大な態度をしており、偉そうな口調で話します。一人称は「リョウマ様」。だいたい金色の服を着てます。
鷺ノ宮リョウマ:シンドロームはオルクス/モルフェウスのクロスブリード。Dロイスは動物使い。
鷺ノ宮リョウマ:アサルトチームを使った交渉攻撃アタッカーです。
GM:これまた渋いDロイスを
鷺ノ宮リョウマ:ペンギンやシロクマ、セイウチなどの寒冷地に住む動物を操ることができ、その動物たちに《水晶の剣》で黄金の武装を施して戦います。
GM:かわいい
鷺ノ宮リョウマ:武装された動物たちはだいたい嫌そうな顔をしています。ファビュラスさで恐縮してしまっているのかもしれんな。
鷺ノ宮リョウマ:また、動物たちの中心的存在である白銀の獅子を「我が妻」と呼んで敬愛しています。
GM:まあ!リョウマ様にそんな方が
鷺ノ宮リョウマ:「我が妻」のことを他人にライオン呼ばわりされると激怒します。
GM:気を付けよ
鷺ノ宮リョウマ:過去にある事件で、実の妻を失っておりそのことと関係があるとかないとか。未亡人系支部長です。
GM:攻略に役立つヒントですね…
鷺ノ宮リョウマ:此度は薄汚いコソ泥がリョウマ様の街にのさばっているらしいからな。このリョウマ様が手ずからファビュラスな鉄槌を下してやるしかあるまい。
鷺ノ宮リョウマ:だいたいこんな感じです!
GM:かしこまりました!交渉アタック見るの楽しみです!ファビュラスに輝いていってください
鷺ノ宮リョウマ:フッ、このリョウマ様に任せるがいい
GM:ではそんなリョウマ様のハンドアウトを確認してみましょう
・PC3
シナリオロイス:陣紀光 推奨感情:誠意/猜疑心
キミはN市支部を率いるUGN支部長だ。
N市で開催される慈善パーティに、怪盗(PC1)からの予告状が届いた。
ほどなくして、本庁から派遣されたエリート警察官・陣紀光が支部を訪れる。
鋭い眼光の彼は、警察の威信をかけて怪盗(PC1)を捕まえると宣言し、UGNに勝手な行動をしないよう釘を刺してきた。
しかし、同時期にN市でジャームの潜伏情報が報告されている。警察の意向を無視するわけにはいかないが、UGNとしても見過ごすことはできない。
キミは陣の監視をかわしながら、慈善パーティへの潜入を決意するのだった。
GM:UGNと警察が仲悪いみたいですね
鷺ノ宮リョウマ:警察か。貴様には貴様の職分があるのだろうが、リョウマ様の街でリョウマ様に何もするなとはとんだ言い分だ。
鷺ノ宮リョウマ:真のファビュラスというものを見せてやるしかあるまい。
GM:オーヴァードが目立つ行動していると怒られるので、コソコソファビュラスしていってください
鷺ノ宮リョウマ:リョウマ様にコソコソせよというのか!?
鷺ノ宮リョウマ:そんな……ファビュラスじゃない……
GM:アイデンティティの危機
鷺ノ宮リョウマ:ハンドアウトは理解しました!
GM:よろしくお願いしま~す!あと「UGN支部の設定はこれがいいぜ!」っていうのあったらどっかで教えてください
GM:では頼んだぜ!
GM:次!PC4の仲舛く~ん!自己紹介をどうぞ~!
GM:キャラシート
仲舛久遠:はーい。イリーガルの"プラス・ブラッケット"こと仲舛久遠(なかます・くおん)、高校1年生です。
仲舛久遠:中学の頃この街に引っ越してきており、そこでR案件に巻き込まれたのが覚醒の切欠で
仲舛久遠:その時ここ所属のエージェントさんに助けてもらった縁でイリーガルとして所属してます。
GM:顔がよすぎる…
GM:王道覚醒枠な経緯!大変良いですね
仲舛久遠:自分が助けてもらった分、自分も人助け出来たら良いな~みたいなシンプルな善性の持ち主。
仲舛久遠:性格的にも明るくて気さくな良いヤツです。冗談好きだけど周りにボケ気質が多いとツッコミに回りがち。
GM:1卓に一人は欠かせない 善良イリーガル
仲舛久遠:能力としてはウロボロス/バロールのクロスブリード。自分の魔眼を仮面状に変形させて
仲舛久遠:その仮面の形状に添った色と能力に代わる影を操って戦います。自然と仮面の少年になれるんだぜ。
GM:わ~カッコいい!
仲舛久遠:データで言うと自分ではダメージ出さず火力支援とガードに徹するサポート型。Dロの起源種でエフェクトレベルを底上げする感じ。
GM:イリーガル枠がサポート型なのほんとカッコいいポジション
仲舛久遠:皆を良い感じにサポートできるよう頑張るぜ。よろしくお願いします!
GM:は~い!戦闘の火力バフにすごい貢献しそうで楽しみです。がんばって~!
GM:ではそんな仲舛くんのハンドアウトも確認してみましょう!えいやっ
GM:・PC4
シナリオロイス:滝野菜月 推奨感情:友情/不安
キミはN市支部に協力するUGNイリーガルだ。
同級生の滝野菜月は少しクールな雰囲気漂うしっかり者の女子生徒で、N市で開かれる慈善パーティを楽しみにしている。
怪盗(PC1)から予告状が届いたと話題のそのパーティは、一般市民もチケットがあれば参加できるらしい。
一方、ジャーム潜伏の情報を受け、キミは当日の警戒任務を命じられる。さらに警察から「怪盗の件にはUGNは関わるな」と念押しがあったという。
せめて菜月がパーティを楽しめればいいのだが。キミはなぜか、胸騒ぎを覚えるのだった。
GM:シナリオロイスの滝野菜月ちゃんは、なんとなく互いに意識してるもののまだ仲良くなりきっていない距離感の女の子になりました
仲舛久遠:そういうことになりました さん付けを脱却できなくてもだついたりします
GM:え~良い距離感~
GM:OPでのびのび青春を満喫しちゃいましょう あと任務があります!
仲舛久遠:はーい パーティーを楽しんでもらうためにも頑張ります
GM:その調子!ではよろしくお願いします~。
GM:自己紹介は以上!最後にトレーラーを貼り、うおおやるぞという気持ちになって本編を開始したいと思います
鷺ノ宮リョウマ:うおおおおお
・トレーラー
──怪盗とは!
変幻自在にして神出鬼没。
予告状に記された刻、鮮やかに獲物を手にするものである。
N市にて、とある新興財閥の令嬢が慈善パーティを開催するという。
彼女が携えるのは、最先端技術の粋を集めた人工宝石「アリスの鏡」。
だが、その輝きには奇妙な噂が付きまとっていた──「それは、持ち主の願う世界を映し出す」と。
欺く者、追う者、そして囚われし者。
映し出された虚構の中、真実を盗みとれ。
ダブルクロス The 3rd Edition『怪盗と鏡の夜/Phantom Through the Looking-Glass』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。
GM:うおおやるぞ!皆さまよろしくお願いしま~~す!
津奈木条静:宜しくお願い致します!!!
銀羽輪夜:よろしくお願い……します!
鷺ノ宮リョウマ:よろしくお願いしまーす!
仲舛久遠:よろしくお願いしますー!
OP01:銀羽 輪夜
GM:ではまずPC1のOPから!銀羽くんは侵蝕率を上げて登場してね。
銀羽輪夜:銀羽輪夜の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(33 → 39)
GM:このシーンは、キミが「アリスの鏡」を次の獲物に決めて予告状を出すまでを描く前日譚的なシーンになります。
GM:まずとある美術館で盗みを成功させる描写をしますので、好きなだけカッコつけていただき
GM:そしたらちょっとだけ凰城昴が登場してグヌヌ……ってしますので、フン……ってしてもらって
GM:あとはなんかビルの屋上とかで使用人と会話する感じの流れでございます
銀羽輪夜:了解です! やります
GM:よろしくだぜ!
GM:とある夜。都内、某美術館にて。
GM:館内は騒然としていた。警報が鳴り響き、係員や警備員が右往左往している。
GM:この美術館では、時価数十億円のダイヤモンド『紅玉の瞳』が展示されていた。
GM:しかし、厳重な警備体勢を突破して、とある怪盗が宝石を盗み出したのだった。
GM:「な……ない!? 宝石が消えた!?」「奴がやったんだ……! どこへ行った!?」
:知れず、その警備員は上を見た。いや、その場の全員がその刹那、上を見た。
:先程まで警備員が確かに見張っていた、第一展示ホールの上階へ続く階段に
:先端だけが黒い、白のマントをはためかせる人影を見た。
怪盗アイビス:「――紅玉の瞳」
GM:「あれは……!」警備員が叫ぶ。
怪盗アイビス:手袋に包まれた大きな手が、その宝石を繊細に包み、誇示している。
怪盗アイビス:「探し物はここだ、諸兄。よく目に焼き付けておくように」
怪盗アイビス:「これが最後の機会となる」
GM:「怪盗アイビス!」「動くな!コソ泥風情が…!」多数の警官が駆け付けてくるが…!
怪盗アイビス:大きくマントが翻り、わずかにその部屋の照明が翳った。次の瞬間、その姿は消えている。
GM:間に合わない!「き…消えた?!」「どこに行った…。まさか、噂通り本当に魔法を…!?」「バカ野郎、そんなわけあるか!」
怪盗アイビス:後に残るのは、僅かに銀色の飛沫が散っているさまのみ。
怪盗アイビス:……本物の怪盗アイビスは、悠々と逆側の階段から、美術館の屋上を目指していた。
怪盗アイビス:先ほど彼らの前にこれ見よがしに姿を晒した怪盗は、間違いなく本物である。紅玉の瞳もまた本物。
怪盗アイビス:だが照明が瞬いたその刹那に、オーヴァードの力による視線の強制集中を解除し、逆の階段へと翔び渡っていたのだ。
怪盗アイビス:「……水溜りに映った月に、せいぜい齧り付いているがいい」
怪盗アイビス:両手でドアを開け放つ。夜の猛風の歓迎を浴び、マントが音を立ててはためく。
GM:キミが屋上に辿り着くと。待ち受けるかのように佇む、ひとりの少年がいることに気付く。
怪盗アイビス:「…………」 驚きはない。予想はできていた
怪盗アイビス:だが、不愉快だ 「読んでいたか」
GM:洒落たデザインの学生服を着た青年。貴公子探偵・凰城昴。キミを熱心に追い続けている一人。
凰城昴:「……ええ。あなたが好みそうな行動ですからね」
怪盗アイビス:「研究熱心だな」
凰城昴:「派手に皆の目を欺き、こっそりと姿をくらます…。いつも同じ手が通用するとは思わないでいただきたい、怪盗アイビス」
怪盗アイビス:「しかし俺のファンボーイなら、俺の道を塞ぐというのはマナーにもとる」
凰城昴:「御冗談を」ゆっくりと拳銃を掲げ、キミに狙いを定める。
凰城昴:「今日こそチェックメイトといきましょう」
怪盗アイビス:フ、と息を吐く 「驚きだな」
怪盗アイビス:「そんなものを持ち出すとは……ああ、いや、勘違いするな」
怪盗アイビス:「不法を咎めているのではない」
怪盗アイビス:「無謀を戒めている」
怪盗アイビス:カラン、と金属音が怪盗の足元から響く。それは彼が後ろ手に持っていたスキットルの蓋を落とした音
凰城昴:グッと眉間に皺を寄せる。「このッ…!」
怪盗アイビス:銀の液体がこぼれ落ち、しかし地に到達することはない。
凰城昴:「勝手な真似はやめて、今すぐ大人しく…」焦ったように音の方に視線を向ける。
怪盗アイビス:ひらりと浮かび、散らばり、きらめき、その視界と注意をしばし奪って
怪盗アイビス:次の瞬間には凰城昴の拳銃に、そのしなやかな手を置いている。
怪盗アイビス:「盗む前には予告をする主義だ」
怪盗アイビス:引き金を引いても無駄だ。既にセーフティがかかっている
凰城昴:「………ッ!」あっという間の出来事に目を丸くしている。
怪盗アイビス:「それは君のコレクションルームに戻しておいてくれ」
怪盗アイビス:風のようにその側を抜け、屋上の縁へ到達している。ひらりと振り返り、笑って
怪盗アイビス:「次の舞台をお楽しみに」
凰城昴:「アイビス、アイビス…!」悔しそうに叫び声を上げるが、拳銃で狙い撃つこともできない
怪盗アイビス:屋上から飛び降り、姿を消そう
凰城昴:「待て…!」屋上から、姿を消したキミを見送る。拳を握り、悔しそうな顔を見せる。
凰城昴:「くそ…。今度こそ、必ずお前を仕留めてやるからな…!…くそっ!」
GM:そのように美術館から抜け出したキミは、摩天楼を駆け抜けていく。
GM:とあるビルの一角にキミは辿り着く。そこに使用人の姿を認めたからだ。
使用人:「お帰りなさいませ、お坊ちゃま」執事服に身を包んだ禿頭の老人が、恭しく頭を下げる。
怪盗アイビス:はるか高層からマントをはためかせながら飛び降り、広がった銀の流体へ、少しの乱れもなく着地する
怪盗アイビス:「お坊ちゃまは止せ」
怪盗アイビス:スキットルに、足元の流体が自ら戻っていく。最後の一滴が変形して、口を塞ぐ真鍮の蓋となった。
使用人:「これは失礼、若き怪盗アイビス様」その様子を見つつ、愉快そうに返す。
使用人:「今宵も見事に獲物を手に入れたようですな」
怪盗アイビス:「笑うなよ」 スキットルをホルダーに戻し、次の瞬間にはその手にダイヤモンドが輝く
怪盗アイビス:「『紅玉の瞳』。何故この曇りのない金剛石にそんな名が着けられたのか」
使用人:「おお」魔法のような手さばきを興味深そうに見ている。
怪盗アイビス:「どうしてこれほどまでに高値なのか。……世間はまだ知らないだろうな」
怪盗アイビス:――ある資産家の妻が、目を患った。眼球が変形するその病は、その家の重要な金庫の網膜センサーを開けなくなった。
怪盗アイビス:そこで資産家は、妻の赤い眼に代えて、在りし日の網膜データをダイヤモンドの内に刻み込んだのだ。
怪盗アイビス:確かにそのダイヤモンドは美しいが、時価数十億円という価値はあまりに不相応。
怪盗アイビス:それは宝石ではなく、長らく閉ざされたままの金庫の可能性の値段である。
怪盗アイビス:「金庫の中が暴かれれば、このダイヤの値は元に戻り、在るべき所に戻るだろう」
怪盗アイビス:「愛されるべき場所に。……その段取りも早くに着けなければな」
使用人:「ダイヤを売り飛ばして、そのまま代金をせしめてしまえばいいのでは?」
怪盗アイビス:「それもいいな。そうすればお前との縁も少し繋がるかもしらん」 口角を上げて
怪盗アイビス:「しかし、分かってるだろ? それは――つまらない」
使用人:「いつもの悪癖ですな」呆れたようにしている。
怪盗アイビス:「この世界に示す回答としては、あまりに順当過ぎる」
怪盗アイビス:「人々は求めているんだ。もっと燃え上がり、そして冴え渡る答えを」
使用人:「まったく。貴方様にモーニングコーヒーを淹れてさしあげられるのも、あと何回になるのやら」
怪盗アイビス:「俺はそれを示したいのさ」 そのダイヤモンドに唇をつける。鑑定価格にして数億円が、その刹那に失われただろう
怪盗アイビス:そうすることを愉しんで止まない少年が、怪盗アイビスであった
使用人:「ならばお坊ちゃま」肩をすくめている。「こんな噂はご存知で?」
使用人:「葉山財閥が開発した、『アリスの鏡』という人工宝石にまつわる噂です」
怪盗アイビス:「アリスの鏡?」
怪盗アイビス:手の中からダイヤモンドが消える。別の宝の話を聞かせて、盗み出した宝を嫉妬させる趣味はない
使用人:「ええ」手慣れた様子で、タブレットに画像を表示させる。ネックレスに加工された宝石が映る。
使用人:「こちらです。世界初の特殊加工により、あらゆる天然宝石を凌駕する輝きを放つんだとか」
使用人:「何せ一つしかない宝石ですから、オークションに出せばさぞかし高値がつくだろうとも囁かれております」
怪盗アイビス:「……全ての天然宝石を凌駕する、人工の輝き」
使用人:「葉山財閥は、このアリスの鏡を筆頭に新世代のラグジュアリージュエリーと謳い、ブランド化していくつもりのようでして」
怪盗アイビス:「世界最新にして、唯一か」 ニ、と笑う 「面白い」
使用人:ちらりとキミを見る。「…そんな最新科学の結晶に」
使用人:「オカルトじみた噂が流れているそうなんです」
怪盗アイビス:「オカルト? ……おいおい」
怪盗アイビス:「さらに面白くしてくれるのか、爺」 子どもっぽい呼び名が出る
使用人:わざとらしく会釈。
使用人:「『開発中、アリスの鏡が不思議な夢のような光景を見せたらしい』。後ろ暗い連中が噂していることなので、信憑性は定かではありませんが…」
使用人:「貴方様はお好きでしょう」
怪盗アイビス:「ほう……」
怪盗アイビス:笑っている口元を隠す。それでも笑みを隠しきれていない
怪盗アイビス:「アリスの鏡、と言うだけのことはあるにしても、宝石にそんな噂が付きまとうか」
怪盗アイビス:「夢のような輝き、という噂に尾鰭がついた? いいや……そんなつまらない話ではあるまい」
怪盗アイビス:「さすが、俺の好きなものを分かっているな」
使用人:「お坊ちゃまの好むものでしたら、なんなりとご用意いたしましょう」特に嬉しそうでもなく返し。
使用人:「アリスの鏡は、財閥の令嬢である葉山リュシアが所有しておるとのこと」
使用人:タブレット端末を操作し、ひとりの少女を表示させる。 上品な雰囲気の、可憐な少女だ。
使用人:「今度、リュシア嬢はN市で慈善パーティを開催するそうで。せいぜい世間の評判を良くし、さらなる富を得るのが狙いでしょうが…」
怪盗アイビス:こちらは終始楽しそうである 「在処も分かっていれば充分だ。令嬢の宝石箱一つ、暴けない訳はないが」
怪盗アイビス:「おいおい、舞台まで整っているじゃないか。いいとも。密かに鍵を開けるよりずっといい」
怪盗アイビス:「N市慈善パーティ! いいだろう。ならば俺なりの『慈善』を世に示してやるとしよう」
使用人:「ええ、こちらにてアリスの鏡は華麗に披露されることでしょうとも。そこに貴方が現れれば、よりパーティは盛り上がる」
使用人:「お坊ちゃま。今宵はよくよく口が回るものですな」
怪盗アイビス:「お前のおかげだよ、爺。……おっと、あとお坊ちゃまは止せ」
使用人:「3回は言わせていただきました」指を3本たてる
怪盗アイビス:「ならば三度、呼び直しながら予告状を用立てろ」
怪盗アイビス:「警察、葉山財閥、そして葉山リュシア!」
使用人:「我儘、不遜、ごうつくばり…」小声で呟きながら粛々とお辞儀をする
怪盗アイビス:ビルの縁に足をかける。月夜にマントが広がり、波打ちながらきらめいている
怪盗アイビス:「夜のように燃え、空のように輝く。怪盗アイビスの翼を見上げるがいい」
怪盗アイビス:「それがこの世界へ俺が与える、最高の回答だ」
GM:摩天楼。月光がきらめき、キミを見つめていた。
GM:シーンを終了します!シナリオロイスの葉山リュシアにここでロイスを取ってもいいし
GM:あとで初遭遇シーンがあるのでそれまで保留にしておいてもいいよ
怪盗アイビス:こういうのは忘れない内に取っておくのがよいとされています 葉山リュシア ◯好奇心/猜疑心 で取得!
GM:英断!ではこのシーンは以上で!
OP02:津奈木 条静
GM:では、次のOP!PC2のOPにいきましょう。津奈木くんは侵蝕率を上げて登場してね~
津奈木条静:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 10[10]+35 → 45
GM:アヤッ
津奈木条静:シャーッ
GM:ではこのシーンは、キミは腐れ縁の探偵・凰城昴にコキ使われながら関係性を描写していくシーンです。
GM:最初に凰城昴の名探偵キャラをアピールする描写をいれますので、適宜反応したりしなかったりしてもろて
GM:そのあと二人でいろいろ話をしていくよ~
津奈木条静:了解です!
GM:はい!ではやっていきましょう 最初ちょっと描写入ります
GM:某市。
GM:そこは海沿いのオフィス街で、海をまたぐ大きな橋が架かっている。
GM:とあるビルで秘書をしていた男が殺された。現場にはまだ事件の痕跡が生々しく残されている。
GM:そんな状況で、警察関係者とビルの社員たちに取り囲まれながら……
GM:洒落た学生服姿の少年・凰城昴は恭しく推理を披露していた。
凰城昴:「防犯カメラの映像によって、彼の死亡推定時刻がはっきりと分かること。それこそが我々を欺くトリックだったのです」
GM:周囲の大人達はすっかり彼の推理に圧倒されている。
津奈木条静:「そう! 防犯カメラ!」
津奈木条静:「超大事! 99%が防犯カメラのおかげ! 誰が取ってきたと思う?」
津奈木条静:「この情報は高いんだよな~~ どうしよっかな~~~」 チラッチラッ
津奈木条静:無視して続けてください
凰城昴:パチン!と華麗に指を鳴らす。
凰城昴:「彼は衝動的に殺されたのではない。これは入念に準備された計画的な犯行です」
津奈木条静:「えッ! 話が次に行ったぞ……!?」
凰城昴:「チェックメイト。真犯人は別にいる」
凰城昴:キミをしっかりと無視している。
津奈木条静:「バカっ、チェックメイトは先行他社が多すぎるって言ったろ! ここは『王手~ッ』にしろって!」
津奈木条静:「将棋の駒も持ってきてやってんのに!」
凰城昴:「そして」無視!
凰城昴:「真犯人の真の目的は、まだ果たされていないのです!」
津奈木条静:「……え? 嘘だろ?」
GM:どよどよどよ…と、周囲も驚きの声を上げている。
津奈木条静:「そのくだり聞いてない…!」
GM:そこで推理はひと段落したようです。関係者をかき分けて、凰城昴がキミに歩み寄ってくる。
津奈木条静:「フ…フフ…面白い推理だ、探偵さん…」
津奈木条静:「俺もまだ聞いてねえ推理をぶち上げるとはなァ~~~ッ! テメーを遺書残して消えるタイプのミステリ作家にしてやろうか!」
凰城昴:「いいじゃないか、今聞いたんだから。それにパーツを集めてくれたのはまさしくきみだろう?」
津奈木条静:「そうだけど~~~」
凰城昴:「ともに推理をしたようなものだ」ウインク。「いつも頼りにしてるよ、津奈木条静くん」
津奈木条静:「やめろそのキメ顔! こっちには段取りってものがあるんだよ」
津奈木条静:「まず、お前が若き天才探偵だろ」 昴くんを指差す。
凰城昴:「そうかい?」嬉しそうに前髪をかき上げる
津奈木条静:「俺がその天才探偵をプロデュースし、縁の下で力を発揮する、超スゴウデ情報屋」 自分を指差す
津奈木条静:「俺のプロデュースなしに偉くなられちゃァ困るんだよな」
凰城昴:「おや、そこまで考えていてくれたとは。あとで高い報酬を要求したりなんかしないでくれよ」
津奈木条静:「しないわけねーだろ! お前をまるまると太らせて…ビッグなビジネスを展開し…」
津奈木条静:「最終的にものすごい報酬を吹っ掛けるんだよ!」
津奈木条静:「わかったら、これ。次から忘れるなよ」 将棋の駒と扇子を渡す。
凰城昴:「これでどうするの」と言いつつ受け取る。
津奈木条静:「お前はキャラ付けのために、次から『王手~ッ』を口癖にしてもらう…将棋のたとえ話をするために、今月中には将棋三段とかになってもらうからね」
津奈木条静:「まあ……いけるだろたぶん」
凰城昴:「しかし…」すべての脈絡を無視した憂い顔
凰城昴:「今回の事件は問題なく解決できるだろうが。ぼくの本命は別にある」
津奈木条静:「え? 楽勝続きだろ、ここんところ」
津奈木条静:「俺の情報網からすると……お前が失敗した依頼は、ない!」 自信!当然、その情報網は目の壊れたザル同然!
凰城昴:「だったらいいんだけどね…」扇子でキミをぴたっと示し返す。
津奈木条静:「おっ。俺の考えた『飛車角いただき~っ』のポーズだ」
凰城昴:「怪盗アイビス。…彼がまた予告状を出したそうじゃないか。きみも知っているだろ?」
津奈木条静:「あ。あ、あ~~~~。いるね。アイビスアイビス。知ってる知ってる。あの……なんか……」
津奈木条静:「泥棒の?」
凰城昴:「そうだ!泥棒だよ」
津奈木条静:「合ってた!」
凰城昴:「世間がどれだけ持て囃そうが、ぼくにとってはただの盗人風情だ。そんな輩に…」
凰城昴:「……クソッ!あんな醜態、二度と晒すものか…!」急に、ガンッと拳を壁に叩きつける。
津奈木条静:「え。まさか……」
津奈木条静:「逃がしたわけか? しかも、前からなんか言ってたような気もするし……」
津奈木条静:「また?」
凰城昴:「これで何度目になるかな!」
津奈木条静:「あ~~~っ。くそ、なんてこった。やっぱりアレだよ。俺が前に言ったろ?」
津奈木条静:「赤いレーザーだよ! 赤いレーザーの本数が足りてねえんだよ」
津奈木条静:「泥棒を捕まえるのは結局赤いレーザーがピャピャピャッてなってるアレなんだから!」
津奈木条静:「いまの倍に増やせ! 悪いこと言わねえから!」
凰城昴:「触れるほどまで近づけたんだ…。いや、あちらから近付かれたという方が正確か…完全に舐められていた」早口でブツブツ言っている
津奈木条静:「近づいたの? 屋上に追い詰めたのか……まさか!?」
凰城昴:「あっさりと銃は封じられ、何も言い返せず、なすすべもなかった。この凰城昴が…!」
凰城昴:「まさか、とんでもない。情けなく、怪盗の魔法じみた手品を眺めていただけだ」
津奈木条静:「お前なあ、お前ともあろう者が手品に引っかかるとは……。その原因、俺にはハッキリとわかる」
津奈木条静:「情報だ!」
津奈木条静:「情報が足りてねえんだ。つまり、この俺!」
津奈木条静:「この俺を連れて行かなかったのが、お前の最大の失敗だ。そうだろ? 若き天才探偵」 指差す
津奈木条静:「その助手で無敵の情報屋!」 自分を指差す
津奈木条静:「それが揃ってなくて、な~~~んで怪盗を捕まえられるかな~~~」
凰城昴:「……」キミを見つめ、ふっと零れるように笑う。「…ああ。そうだな、津奈木条静くん」
凰城昴:「きみはいつも、ぼくの求める情報を正確に獲得してきてくれる……」
津奈木条静:「そうだろそうだろ」 うなずきまくる
凰城昴:「……しかしだぜ」
凰城昴:「なあ、きみもぼくに隠し事があるのなら、早々に白状しておいた方がいい」
津奈木条静:「えッ」
津奈木条静:「あ、あ、あるわけねえだろ! なんだよ隠し事って!」
津奈木条静:「い、いやそうじゃなくて……あの……アレ! プライベート情報は超高額だぞ!」
凰城昴:「興味あるね。なにせ、どうやって情報を掴んでいるのかきちんと聞いたことはなかった」
凰城昴:「ぼくの想像もつかないような手段を取っているのかも……。そうじゃないか?」
凰城昴:気付けば、値踏みするような視線をキミに向けている。
津奈木条静:「たっ、探偵が想像もつかねえとはな! 語るに落ちたぜ! お、俺の情報はあれだよ」
津奈木条静:「この足とコミュ力と、汗と血で稼いでんだ。嘘じゃないぜ!」
津奈木条静:嘘ではない! そう…事実!
凰城昴:「………」じっとキミを見つめる。
津奈木条静:探偵相手に嘘は禁物。どうせバレるからだ。
津奈木条静:すべて本当のことを言うことにしている……。津奈木が情報を得るプロセスは、実際その通りだ。
津奈木条静:最後には、血がモノを言う。
凰城昴:「…………ふうん」
凰城昴:「まあ、そういうことにしておこうか」目を合わせず零す。
津奈木条静:「ホッ」
津奈木条静:「…じゃなくて! 次は絶対に連れて行けよな」
津奈木条静:「怪盗の一人くらい捕まえておくもんだぜ、名探偵ってのは。そうだろ?」
凰城昴:「ふふ、ありがとう」
凰城昴:「そこまで言ってくれるなら、パーティにきみを連れて行こうかな…」
津奈木条静:「ン……パーティー?」
凰城昴:「そう、葉山財閥主催のチャリティ・パーティさ。セレブ揃いだぜ。楽しいんじゃないか?」
津奈木条静:「セレブなあ。ま、上客になりそうなのはその通りだが――」 考える。そして、結論を出す。
津奈木条静:「いかにも怪盗や怪人の出て来そうな響きじゃねえか。いいぜ。俺がついてなきゃ、お前がヘマするかもしれねえからさ!」
GM:というところで……キミのもとに、UGNから任務を告げる着信があるだろう。
津奈木条静:「おン?」
GM:支部への呼び出し。おそらく新たな任務だ。キミがそれを把握する様子を、凰城昴が眺めている。
凰城昴:「ふふ。それじゃあ本命に挑む前に、この事件を終わらせ………」
凰城昴:「……津奈木条静くん? どうかしたかい」
津奈木条静:「くそっ。あのキンキンに冷えた支部、寒いときつい……あっ、いや! 別に!」
津奈木条静:「また別のお客さんからな。俺って凄腕だから! いや~参ったな~」
凰城昴:「……まあいいけど」将棋の駒をぱらぱらとキミに返す。
凰城昴:「こっちの事件がまだ片付いてない。別のお客さんのところに行くのは、それからで頼むよ」
津奈木条静:「は! そりゃそうさ」
津奈木条静:「俺はお前の助手だからな!」
凰城昴:楽しそうに微笑む。「それじゃあ……早速だが」
凰城昴:「この会社のデータをハッキングし、極秘に機密データを取引していた証拠を集めてきてほしい。一時間で頼むよ」
津奈木条静:「…………」
津奈木条静:「お前さア! そういうの、ホンットによくないと思うんだよね!」
津奈木条静:「……やるけど!!!」 デカい鞄を持ち上げる。 「寿司頼んで待っとけ! 特上な!!!」
凰城昴:「ああ、期待している。ぼくの推理が正しければ、真犯人の目的はあの橋が吹っ飛ばすことだ」
凰城昴:「あと一時間が勝負だ。市民何万人の命がきみにかかっている。頼んだよ」
津奈木条静:「お前な~~~~~……」ドアを後ろ手にしめる。指先を噛み切って、地面に数滴。
津奈木条静:「俺が凄腕の情報屋じゃなかったらどうするつもりだ?」 ブクブクと床が泡立ち、それは無数のコウモリに変わる。
津奈木条静:「機密データの取引の証拠……集めてる時間ねえな……。よし」
津奈木条静:「社長から情報収集するか」 非常口から、階段を使わず跳躍していく。これが、津奈木条静のやり方だった――。
GM:凰城昴の知れずところで。今日もキミの仕事が始まる。
GM:シーンを終了します。シナリオロイスの凰城昴にロイスを取ってね!
津奈木条静:実は…固定ロイスで取っています!
津奈木条静:なので、そのまま!
GM:あっ、そうだった!
GM:尊敬/憤懣〇ですね ありがとうございます!ではこれで、このシーンは終了!
OP03:鷺ノ宮 リョウマ
GM:PC3のOP。リョウマ様は侵蝕率を上げて登場してね
鷺ノ宮リョウマ:はーい
鷺ノ宮リョウマ:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+7[7] → 41
鷺ノ宮リョウマ:そこそこ
GM:ぼちぼちでんな
GM:ではこのシーンは、キミが警察の陣紀光と会って、UGN…余計な手出しはするな…とピリピリ緊張感あるやり取りをするシーンです。
鷺ノ宮リョウマ:ピリピリしなきゃ
GM:まずはじめに支部員と「ジャームがいるらしいですね」と話していると陣紀光がやってくる流れでございまして
鷺ノ宮リョウマ:怖いねぇ
GM:支部員、なんかこういうのが良いとかリクエストあります?特になければハワワ~って言いそうなNPCになります
鷺ノ宮リョウマ:そんなんでいいですよ! GMのやりやすいので!
GM:じゃあやりやすいからハワワ~~って言ってそうな女の子にしよう
GM:ではそのような流れではじめます!
GM:N市、昼。
GM:市内中心部に位置する、空へ突き抜けるようにそびえるとある高層ビル。
GM:表向きはスポーツ用品メーカーのオフィスビルであり、その実はN市UGN支部の本拠地となっている。
GM:両方の顔を使いこなすキミに、UGN支部の支部員が駆け寄って来る。
鷺ノ宮リョウマ:社長室の無駄に大きなデスクに座しているのは金髪で長身、黄金のスーツに身を包んだ眉目秀麗な男。このリョウマ様だ。
鷺ノ宮リョウマ:部屋の隅には氷塗れのビニールプールがあり、一匹のペンギンが涼んでいるぞ。
支部員:「社長…いえ、支部長! ご報告がございます!」初々しい雰囲気の女子社員…支部員としても働いている…だ。
鷺ノ宮リョウマ:「どうした。そう慌ててはファビュラスさに欠けるというものだ」
鷺ノ宮リョウマ:手元の資料から目を離し、彼女の方を向くぞ。
支部員:「だってそんな場合じゃないんですもの~。やっぱり、この近辺にジャームが現れたようなんですよ!」
鷺ノ宮リョウマ:「何、ジャームだと」眉間に皺を寄せる。
鷺ノ宮リョウマ:「リョウマ様の街やリョウマ様の市民に被害は?」
支部員:「はい。こちらで把握しているコードネームは“カーマイン”」キミに報告資料を渡す。
支部員:「いまのところ、リョウマ様の街やリョウマ様の市民に被害はないようです」
支部員:「って、N市とN市市民のことですよね~!」
鷺ノ宮リョウマ:「……“カーマイン”。ブリリアントさが足りんコードネームだ」資料を一瞥する。
GM:そのジャーム“カーマイン”は隠密行動を得意とし、素性は未だ把握できていないらしい。目的も不明だ。
鷺ノ宮リョウマ:「いちいち翻訳せずともよい。貴様は我が社の主力商品、ペンギリンガルか」
支部員:「ペンギンの言葉を翻訳する機会、そんなにあります…?」
鷺ノ宮リョウマ:「もう少し売れると思ったのだがなぁ」商品サンプルをもてあそんでいる。
支部員:「って、そうじゃなくて~!」
鷺ノ宮リョウマ:「それで。そのカーマインとやらがどうした」
支部員:「はい。コホン」咳払い。「ジャームが現れたなら、一刻もはやく捕まえるべきじゃないですか」
支部員:「でも、いまこの街ってそれだけじゃなくて…」
GM:と、話しているところで。
GM:コンコン、と更なる来客を告げるノックの音が鳴る。
鷺ノ宮リョウマ:「入るがいい」優雅に返事をする。
社員:キミの返事に、恐縮そうにした社員が顔を覗かせる。「すみません、社長」
社員:「アポイントはないとお伝えしたのですが、どうしてもと言って聞かないお客様がいて……」
鷺ノ宮リョウマ:その言葉に顔をしかめる。
鷺ノ宮リョウマ:「貴様。そのようなことでリョウマ様のファビュラスな時間を……」と、言おうとしたところで
鷺ノ宮リョウマ:美しい白銀の獅子がすぐそばにやってきて小さく唸る。
鷺ノ宮リョウマ:「……む、そうか。我が妻がそう言うならば」
支部員:おお…と小声を零し、その様子に注目している。
鷺ノ宮リョウマ:「構わん。通せ」白銀の獅子をそっと撫でると言う。
社員:「は。では…」そう言って、すぐそばまで来ていた一人の来客を通す。
GM:社長室に入って来たのは、銀縁眼鏡でスーツ姿の男性です。鋭い目つきでキミを見つめる。
鷺ノ宮リョウマ:「リョウマ様のエレガント・タイムに闖入したのだ。我が妻の言うようによほどの緊急事態なのだろうな?」
陣紀光:「突然失礼。私は刑事。本庁より派遣された陣紀光と申す者です」
陣紀光:「エレガント・タイム……?」
鷺ノ宮リョウマ:「官憲か。して、用向きは?」
鷺ノ宮リョウマ:お盆を持ったペンギンがてくてくと歩き、陣刑事のところまでアイスコーヒーを運ぶ。
陣紀光:銀縁眼鏡をクイッと指で上げる。「ええ。私も端的な会話を好みます」
陣紀光:「今度、葉山財閥の一人娘がパーティを開催することは知っていますか?」
支部員:(あっ、仕事とられた!)ペンギンを見守っている。
鷺ノ宮リョウマ:「この街はリョウマ様の庭であり、リョウマ様の国だ。知らぬことなどない」
鷺ノ宮リョウマ:「……だが、仔細を確認しておくのも悪いことではないな」
鷺ノ宮リョウマ:「申してみよ!」
陣紀光:「会社主催の慈善パーティです。ホテルを貸しきった盛大なチャリティイベントで、この街の住民も参加できると聞いております」
陣紀光:「…もしくは」
鷺ノ宮リョウマ:「もしくは?」
陣紀光:「怪盗アイビスが予告状を出した、例のパーティ。と言ったほうが伝わるでしょうか?」
GM:怪盗アイビスが「アリスの鏡」を盗むと予告状を出したことは、すでに報道で伝わっており、キミも知っていてかまいません。
鷺ノ宮リョウマ:ぴくり、と眉根を寄せる。
鷺ノ宮リョウマ:「薄汚い賊がリョウマ様の街で何をやろうとしているのかは知らんが」
鷺ノ宮リョウマ:「到底見過ごしてはおけんな」
陣紀光:「…そのようなことを仰ると予想はしていました」
陣紀光:「しかし」
陣紀光:「単刀直入に言います。怪盗アイビスについて、UGNの皆さんには手を出さないでいただきたい」
鷺ノ宮リョウマ:「何……? リョウマ様の街でそのようなコソ泥をのさばらせておけと?」
陣紀光:「ええ」アイスコーヒーに口をつける。「怪盗アイビスはオーヴァードである…という情報があることは、私どもも掴んでいますが」
陣紀光:「しかし、ジャームではない犯罪者を捕まえることはあくまで警察の管轄」
陣紀光:「このたび我々は、公安警察特殊犯罪調査室と協力し、怪盗アイビス対策チームを結成することにしました」
鷺ノ宮リョウマ:「対策チーム……! 何だか分からんが、ファビュラスな響き……!」
鷺ノ宮リョウマ:若干感銘を受けている。
陣紀光:「フッ……」勝ち誇った顔
陣紀光:「パーティの警戒は我々が行います。あなた達は家でゆっくり緑茶でも飲んでいるがいいでしょう」
鷺ノ宮リョウマ:「馬鹿な。そのような盗人が好き勝手している時にリョウマ様が悠々自適なエレガント・ライフを送ことなどできるものか……!」
陣紀光:「……率直に言って、私はあなた達を信用していないのです」
鷺ノ宮リョウマ:「……ほう?」
陣紀光:「構成員には学生もおり、なにか特別な教育を受けているわけではない…」
陣紀光:「そのような素人たちに、本当に怪盗が捕まえられると?」
鷺ノ宮リョウマ:「言うではないか。ならば、貴様にはその賊を捕らえられると?」
陣紀光:「まあ」眼鏡をクイッと上げる。「私は、有能ですから」
陣紀光:「時にルナティック」
鷺ノ宮リョウマ:「よかろう。そこまで言うのならば貴様の意見は聞いておこう。好きにせよ」
鷺ノ宮リョウマ:「……何だ。申してみよ?」
陣紀光:「あなたが熱心に犯罪者を捕まえようとしているのは、正義感からでしょうか?」
陣紀光:「私は疑いを持っています」
鷺ノ宮リョウマ:「このリョウマ様の行動に疑う余地があると?」
鷺ノ宮リョウマ:「ファビュラスでエレガントでブリリアントなリョウマ様の行動に……?」
陣紀光:「……あなたのことは、少し調べさせていただきましたよ」
鷺ノ宮リョウマ:「リョウマ様には隠し立てするようなことは何もないがな」
陣紀光:「では聞きましょう」
陣紀光:「あなたは正しいことをしたいのですか? それとも…ただ、許せないという感情が先だっているだけではありませんか?」
陣紀光:ぎらりと眼光が光る。「ルナティック。あなたが過去に囚われている可能性について、私は指摘させていただきます」
鷺ノ宮リョウマ:「ファビュラスさの欠片もない質問だな」
鷺ノ宮リョウマ:「それは刑事としての尋問か。それとも個人的な興味か?」
陣紀光:「私は警官としてのおのれにプライドを有しています」
陣紀光:「前者だと言えば、答えていただけるでしょうか?」
鷺ノ宮リョウマ:「貴様がもっとエレガントな刑事……いわばエレガント刑事になった暁にはどんな質問だろうと答えてやる」
鷺ノ宮リョウマ:「話すことを話したならば行け。見ての通りリョウマ様は多忙な身だ」
陣紀光:「そうですか」アイスコーヒーを一気に飲み干す。
鷺ノ宮リョウマ:ペンギンがお盆を頭上に掲げ、グラスを受け取ろうと四苦八苦している。
陣紀光:お盆の上にカチャンとグラスを置く。
陣紀光:「くれぐれもパーティには近づかないよう。忠告はしましたよ」
鷺ノ宮リョウマ:「話は聞いたとも」
GM:その言葉にキミを一瞥だけし、陣紀光は去って行きます。
鷺ノ宮リョウマ:「……さて」
鷺ノ宮リョウマ:そばに控えていた白銀の獅子が小さく唸る。
鷺ノ宮リョウマ:「何を言う、我が妻よ。話を聞けと言ったのはお前ではないか」
支部員:ハラハラと見守っていた支部員が、目を白黒させてキミと獅子を見ている。
鷺ノ宮リョウマ:「だが、まあ。貴重な情報も得られた」
鷺ノ宮リョウマ:「支部の構成員に招集をかけよ!」
支部員:「はひっ!」
鷺ノ宮リョウマ:ペンギンが慌てたようにとてとてと歩き出す。
支部員:「リョウマ支部長、一体何を…?」
鷺ノ宮リョウマ:「刑事と財閥令嬢の小娘とコソ泥。俗な輩が多すぎるな」
鷺ノ宮リョウマ:「身を以ってファビュラスさの何たるかを教えてやるとしよう」
支部員:「って……、警察の方に邪魔するなって言われたばかりですよ~!?」
鷺ノ宮リョウマ:「邪魔はせん。だが、ルナテック・スポーツの代表取締役社長であるリョウマ様のもとにもこういったものが届いていてな」
鷺ノ宮リョウマ:慈善パーティーの招待状を優雅に見せる。
支部員:「あっ! パーティの招待状!」
鷺ノ宮リョウマ:「無下に断るのも財閥令嬢の小娘がかわいそうだ」
鷺ノ宮リョウマ:「さて。どうしたものか、と思案している」
支部員:「普通にお客さんとして参加するなら…あの警察の邪魔はしない…ってことですか…?」
支部員:「わ、私も怪盗アイビス様と会えるチャンス…!?」
鷺ノ宮リョウマ:「貴様、あのようなファビュラスさのない輩のファンなのか!?」
鷺ノ宮リョウマ:「サインならリョウマ様がいくらでもしてやるからやめておけ!」
鷺ノ宮リョウマ:「……さて。どうしたものかな、我が妻よ」そばに寄ってきた白銀の獅子を優しく撫でながら呟く。
GM:シーンを終了します。シナリオロイスの陣紀光にロイスを取得してね~
鷺ノ宮リョウマ:よかろう
GM:推奨感情は誠意/猜疑心だよ
鷺ノ宮リョウマ:では、ポジティブが連帯感。ネガティブが猜疑心で取得する。ポジティブを表にしておこう。
鷺ノ宮リョウマ:しっかり協力していくぞ。
GM:ありがとうございます!捜査に協力してあげてね
OP04:仲舛 久遠
GM:ではPC4のOP!仲舛くんは侵蝕率を上げて登場してね
仲舛久遠:仲舛久遠の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(32 → 40)
GM:ぼちぼちでんな
GM:ではこのシーンは、同級生の滝野菜月と慈善パーティに行くかどうか話しつつ交流を深めるシーンになります。
GM:仲舛くんはもう、UGNから「パーティの日、任務があるよ」って言われてるといいかな~と思ってまして
仲舛久遠:あ、なるほど
仲舛久遠:なら「俺あのパーティー行くんだぜ~」のノリで話します
GM:お、なるほど! じゃあフ~ン…誘おうかなと思ってたり……しなくもないんだけど……ゴニョゴニョ……ってやりますね
GM:シチュエーションは…
GM:委員会帰りみたいな感じで考えてたんですが、どうでしょ
仲舛久遠:あ、良いと思います こっちも日直で二人残ってるとかかなと思ってました
GM:あ~日直いいかも!そっちにしましょう!
GM:じゃあ放課後の教室からスタートして行きますね~
仲舛久遠:はーい お願いしますー!
GM:N市公立高校。放課後。
GM:夕焼けのオレンジ色が窓から射しこみ、教室に舞う埃を照らしている。
GM:いつからの名残なのか、この学校の日直当番は男女ひとりずつで担当することになっていた。
GM:キミはクラスメイトの滝野菜月と教室に残り、日直当番の日誌書きや黒板掃除なんかの雑用を片付けているところです。
滝野菜月:「あ…ごめん。ごみ、ゴミ捨て場に持って行ってくれたんだね」
滝野菜月:滝野菜月は、ボブヘア―でクールな雰囲気漂う女子生徒です。
仲舛久遠:「ん。ちょうど喉乾いてたからさ、買うついでにって」
仲舛久遠:ストローの刺さったパックのミルクティーをちらりと見せて。
仲舛久遠:まあ実際のとこはちょっとカッコつけたくて一人でゴミ捨てを済ませた後、口実として買っておいたんだけど。
滝野菜月:「ふうん」黒板を消しながらキミを見やる。
滝野菜月:「仲舛くんって、意外と…意外とでもないか」
滝野菜月:「真面目?」
仲舛久遠:「えっ、バレた?」 オーバーリアクションして見せて。
仲舛久遠:「普段は隠してるんだけどな……やっぱ分かる人には分かっちゃうか、滲み出る真面目オーラが」
滝野菜月:「あー、言って損した」
滝野菜月:黒板消しを置く。
滝野菜月:「………」
仲舛久遠:「ええ~?俺は褒められて得したのになぁ」
仲舛久遠:「俺が得した分滝野さんが損するタイプの等価交換?」
滝野菜月:なんだかムズムズしており、意味もなく髪を耳にかけたりしている。何か話したいことがあるような雰囲気だ。
滝野菜月:「なに、それ。全然等価してないじゃん」
仲舛久遠:「いやほら、得が移動したというか……質量保存的な?」
仲舛久遠:手で何かを移動させる動きをしつつ、なんとなくの雰囲気を見て取って。
滝野菜月:「わかんな……」「つーか……損してないし。良いことあったし」
仲舛久遠:「お、マジ?どんなん?」
滝野菜月:「聞く?」嬉しそうに身を乗り出す。
仲舛久遠:「聞く!」 なんならこっちから話題振ろうかとしていたところ。
滝野菜月:「今度さ、N市のパーティに怪盗アイビスが来るってニュースあるじゃん」
滝野菜月:「そのパーティの、市民参加チケット。抽選の。……当たったの!」
仲舛久遠:「おわ、マジでラッキーなやつじゃん」
仲舛久遠:「アレ結構倍率凄くなかった?なんか財閥のお嬢様が主催するんだっけ」
滝野菜月:「え、詳しいじゃん。そう、アイビスが来るって分かってからすっごく人気になっちゃって」
滝野菜月:「マジで超嬉しー。そう、その財閥の…会社が作ってる宝石が見れたりするんだって」そこはあまりよく分かっていないらしい。
仲舛久遠:「いや実は、俺もソレ行くんだよね。えーと……バイト先の社長が誘ってくれて」
滝野菜月:「え、うっそ」
仲舛久遠:「マジマジ。嘘つかない」 実際嘘ではない。イリーガルをバイトのうちに入れれば。
滝野菜月:「その社長、招待客だとしたらすごいよ、セレブしか招待されてないんだから」
滝野菜月:「仲舛くんって何のバイトだったっけ……?」
仲舛久遠:「ほら、大通りのとこに立ってるスポーツメーカーのビルあるじゃん」
仲舛久遠:「そこの直営店の店員。あとたまに試供品のテスター的な?」
仲舛久遠:支部の形態がオフィスビルなので、大体こういうカバーで統一されている。
滝野菜月:「へぇ~」納得している。「確かに仲舛くん、スポーツ好きそうだもんね…」
滝野菜月:「てかそっか」唇をとがらす。
滝野菜月:「……この抽選チケット、一人だけ誰か同行者を連れていけるらしくてさ」
仲舛久遠:「えっ」
滝野菜月:「別にいいんだけど、別に」そっぽを向いている。
滝野菜月:「こういうイベント好きそうで暇そうな人、探してたんだけどな」
仲舛久遠:(ええ~~~!?コレ誘ってもらえるはずだったヤツか!!?)
仲舛久遠:(じゃないと言わないし拗ねないよな!?てか拗ね方かわいいな!)
仲舛久遠:顔に出さないよう内心でワタワタと慌てながら言葉を探す。
仲舛久遠:(今からでもせっかくだし一緒に回ろうぜみたいな……いやでも任務なんだよなコレ!)
仲舛久遠:(下手に一緒に回って巻き込むとかは……一応アイビスって盗み以外はしないタイプの怪盗って聞いてるけど……)
仲舛久遠:「気になってる女子とパーティー回れるチャンス」と「イリーガルとしての責任感」で天秤がぐらんぐらん揺れる。
滝野菜月:「………ふ~~ん」チラッとキミを覗き見てくる。
滝野菜月:「まっ、いいけど。もともと一人で行動するつもりだったし」
仲舛久遠:「いや!いや、あー……」 咄嗟に否定が口から洩れて。
仲舛久遠:「別にほら、中でも社長に付きっきりでないといけない訳じゃないと思うし」
仲舛久遠:「一応確認は取らないとだけどさ。アリなら一緒に回らん?」
滝野菜月:「……」じっとキミを見ている。「……そう?」
滝野菜月:「……じゃ、ちょっと楽しみにしてよっかな」髪を耳にかける。「期待はしないでおくけどー」
仲舛久遠:「え~、期待してくれよ。いやまあ、社長の許可は確かに要るんだけど」
仲舛久遠:「でもOKだったらバッチリエスコートするからさ。パーティーだし」
滝野菜月:「ははっ、エスコート? 仲舛くんが?」楽しそうに笑う。「ウケる。じゃーよろしく」
仲舛久遠:「ハードルが目に見えて低い……。当日挽回してやるからなその感じ!」
仲舛久遠:いつものノリで軽口を叩いて見せているが……。
仲舛久遠:(いや、パーティーのエスコートって何をどうすんだ?)
仲舛久遠:(てか結局任務あんのに約束しちゃったし。支部長なら割と許可してくれそう感はあるけど)
仲舛久遠:(任務しながら良い感じにエスコートするって出来んの?俺?しかも滝野さん相手に?)
仲舛久遠:(……いや出来る。お前なら出来る、仲舛久遠。平常心で臨めば大体何でも出来る!)
仲舛久遠:(てかやるしかねえ!約束しちゃったから!もう!)
仲舛久遠:内心はそれなり以上に荒れ模様なのだった。
GM:ガンバレ、久遠!シーンを終了します。シナリオロイスの滝野菜月にロイスを取ってね~
GM:推奨感情は友情/不安ですね
仲舛久遠:○好意/緊張で取ります クラスのちょっと気になる子的な……
GM:かわいい… ありがとうございます!ではこれでシーンを終了するよ~
ミドル01
GM:OPは以上!さっそくミドルフェイズに入っていきましょう
鷺ノ宮リョウマ:ミドル!
GM:イエス!まずはUGN組の合流シーンから描写していきます!シーンプレイヤーはリョウマ様。
GM:アイビス様はまだ出ないでね UGN組の皆様は登場してね~
鷺ノ宮リョウマ:リョウマ様か
仲舛久遠:はーい
鷺ノ宮リョウマ:41+1d10
DoubleCross : (41+1D10) → 41+10[10] → 51
怪盗アイビス:ククク……
仲舛久遠:仲舛久遠の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(40 → 46)
津奈木条静:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 4[4]+45 → 49
鷺ノ宮リョウマ:不穏な影……
GM:忍び寄る気配……
GM:では合流と兼ねまして
GM:はじめにTIPS的な情報を収集していただきます~ 項目は2つ!
鷺ノ宮リョウマ:おお!すごい!
鷺ノ宮リョウマ:この段階で情報収集があるの気合入ってるなぁ
GM:ヘヘッ
・N市周辺の動向について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度4
・アリスの鏡について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度5
GM:よいしょ!難易度低めなので頑張ってクリアしてね!
津奈木条静:見せてやりますよ…
津奈木条静:情報屋の力を!
鷺ノ宮リョウマ:まずは支部員たちのお手並み拝見といくか
GM:やれるか!?条静!
鷺ノ宮リョウマ:見せてみよ、条静!
仲舛久遠:頑張れ先輩~!
津奈木条静:アリスの鏡について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度5!
津奈木条静:UGNで振ります!
津奈木条静:1dx+1>=5
DoubleCross : (1DX10+1>=5) → 4[4]+1 → 5 → 成功
仲舛久遠:あっぶな
鷺ノ宮リョウマ:ぎ、ギリギリ!
津奈木条静:ハァハァハァハァ
津奈木条静:ら、楽…勝…!
鷺ノ宮リョウマ:もう死にそうになってる
GM:ダイス1個しかないんだこの子
仲舛久遠:じゃあ俺がN氏周辺の動向行きます
鷺ノ宮リョウマ:そんなんで情報屋を名乗るな!
仲舛久遠:コネ:噂好きの友人を使いまして
GM:やったれー!久遠ー!
鷺ノ宮リョウマ:頼むぞ、久遠
津奈木条静:がんばれ~!
仲舛久遠:3dx+2>=4
DoubleCross : (3DX10+2>=4) → 10[2,2,10]+8[8]+2 → 20 → 成功
鷺ノ宮リョウマ:すげー!
津奈木条静:あ…あ…あ…
GM:wwwww
仲舛久遠:知らないことないかも
鷺ノ宮リョウマ:これが真の情報屋……
津奈木条静:ガクガクガクガク…
GM:ヤバいじゃん
鷺ノ宮リョウマ:ヒエラルキー……アイデンティティ……
GM:ではさっそく項目を開示していきましょい
・N市周辺の動向について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度4
先日から“カーマイン”というジャームが近辺に潜伏しているようだ。
“カーマイン”は隠密行動を得意とする正体不明の存在で、非常に危険な幻覚能力を有する。
また、N市で葉山財閥が開催する慈善パーティに、怪盗アイビスから宝石「アリスの鏡」を盗むという予告状が届いている。
怪盗アイビスはオーヴァードとされるが、UGNは正体を掴めていない。
鷺ノ宮リョウマ:何者なのだ、怪盗アイビス……!
津奈木条静:こわい
GM:達成値もすごかったので補足しておくと、パーティは高級ホテルを貸し切って行われるよ
鷺ノ宮リョウマ:高級ホテル、やったー
仲舛久遠:流石財閥主催
GM:そうなのだ… では次!
・アリスの鏡について 〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉難易度5
葉山財閥が最先端技術によって開発した人工宝石。あらゆる天然宝石を凌駕する輝きを持ち、見る角度によって鏡のように美しく色合いや透明度が変化することが名前の由来。
技術の宣伝も兼ねて、普段は社長の一人娘である葉山リュシアが着用しているようだ。
裏社会では、開発中にアリスの鏡が奇妙な光景を映し出したという噂が流れている。
噂が本当なら、アリスの鏡はレネゲイドに感染している可能性がある。
鷺ノ宮リョウマ:アリスの鏡とやらヤバくないか!?
津奈木条静:ヤバ~
仲舛久遠:大分ヤバそう~
鷺ノ宮リョウマ:ギャルになっちゃった
GM:チョベリバ~
鷺ノ宮リョウマ:古い
鷺ノ宮リョウマ:今時はマジ卍よ
GM:ふ…古い!
GM:ではこの情報らを参考にしつつ、UGN組の皆さんに「パーティに潜入しようぜ!」と話をまとめてもらいましょう
GM:リョウマ様~ 支部のどこがいいかとかリクエストあります?
鷺ノ宮リョウマ:うおおお、やるぞ
鷺ノ宮リョウマ:む、社長室でもいいぞ。ブリーフィングルームとかがよければそれでも構わんが
GM:じゃあ社長室行きましょうか
GM:「ルナテック・スポーツ」本社ビル、もといN市UGN支部。
GM:社長室、もとい支部長室。
GM:キミ達は来たる任務に関し、情報等を整理するため、この場所に集まっています。
津奈木条静:「ハァ……ハァハァハァ……。ウィーっス……!」
鷺ノ宮リョウマ:無駄にだだっ広いデスクに腰掛け、黄金色の液体が並々と注がれたワイングラスを揺らしている。
津奈木条静:鼻にティッシュを詰め込み、額から血を流しながら入室。青あざもある。
鷺ノ宮リョウマ:「来たか、久遠。条静……ど、どうした条静」
津奈木条静:「どうしたって、情報収集っスよ!」
鷺ノ宮リョウマ:「情報収集……戦闘の間違いではなく、か……?」
仲舛久遠:「先輩の情報収集、いっつもなんか物騒ですよね……」
仲舛久遠:「そんななります?情報収集で」
津奈木条静:「この敏腕情報屋、”マレディクタ”の名に懸けて、情報の収集をね! きちっと終わらせてきたわけですよ!」
津奈木条静:「なりますかって、なっとるやろがい!」
鷺ノ宮リョウマ:「リョウマ様の知っている情報収集とちょっと違うな」
津奈木条静:「お前はならないのか!?」
仲舛久遠:「なりませんけど……普通に噂色々集めてきただけだし……」
津奈木条静:「なんか俺の知ってる情報収集と違う…! 汗と血の結晶がない…!」
仲舛久遠:「でも俺と支部長が知ってるのはコレですよ。2対1っすよ今」
津奈木条静:「……いいぜ、そこまで言うなら! お前の摑んできたネタ、先に聞かせてもらおうじゃねーか! 支部長社長の御前でな!」
仲舛久遠:ねえ支部長と見上げつつ。
鷺ノ宮リョウマ:「いや、別にこれは勝負とかそういうものでは……」
鷺ノ宮リョウマ:「だが、そこまで言うならば見せてもらおうか!」
鷺ノ宮リョウマ:「どちらが集めてきた情報がよりファビュラスかをな!」
鷺ノ宮リョウマ:「久遠がサボっているだけで、実際には情報収集とはもっとズタボロになるものである可能性もまだ捨てきれんからな」
仲舛久遠:「支部長までソッチ行かないでくださいよ!?いやまあ、さっき言った通り噂を集めてきたって程度なんですけど」
鷺ノ宮リョウマ:「ふむ。聞かせてみよ」黄金色の液体が入ったワイングラスを揺らす。
仲舛久遠:「えーっと、まず例のパーティーの話がやっぱ一番トピックですかね。市内新聞とかにも載ってるし」
鷺ノ宮リョウマ:「あのなんとかいう財閥令嬢の小娘が開くやつだな」
津奈木条静:「すげーよな。新聞に載ってたもん」
仲舛久遠:「『怪盗アイビス、次なる獲物はアリスの鏡!』とか、『現代の怪盗がN市へ』とか……もう大騒ぎっすよ」
鷺ノ宮リョウマ:「たわけ。リョウマ様だって新聞に載ったことくらいあるぞ」ちょっと拗ねてる。
仲舛久遠:「市内住みでまだコレ知らないって人居ないんじゃないです?」
津奈木条静:「それ(パーティー)とこれ(支部長)とは話が別でしょ! 怪盗アイビスか……」
津奈木条静:「俺の読みじゃあ、オーヴァードで間違いないぜ。あんなやつ」
津奈木条静:「うちの探偵大将が捕まえられねーんだもん」
鷺ノ宮リョウマ:「怪盗アイビス……例のコソ泥か」
仲舛久遠:「あ、実際そういう話も出てるらしいっすよ。現場にレネゲイドの痕跡が残ってたって」
鷺ノ宮リョウマ:「ならばほぼ決まりではないか。なんと非エレガントな手口だ」
津奈木条静:「ふっ…。俺もたまには探偵助手らしく推理するか。いまのところ集まってる情報からすると、怪盗アイビスはハヌマーン/ソラリスのクロスだな」
津奈木条静:「やつが起こす超不思議現象は、超スピードと催眠術でほとんど説明がつく」
仲舛久遠:「警察のR担から現地のUGNに協力要請出た例もあるって過去の事件洗ってたエージェントさんから聞きました」
津奈木条静:「逆にモルフェウスとオルクスはほぼ100%あり得ない。泥棒しなくても金が入ってくるからな」
仲舛久遠:「その辺はシンドロームで括りきれない気ぃしますけどねぇ。能力って十人十色だし」
鷺ノ宮リョウマ:「過去の事件まで裏を取るとは。手慣れているな、久遠」
仲舛久遠:「へへ。こういうのはまず分かってること集めるとこからですもんね」
津奈木条静:「くっ…。ま、まあまあやるじゃねえか…」
仲舛久遠:「あ、あとカーマインっていうジャームが市内に潜入してるって話もあるらしいです」
津奈木条静:「え、ジャーム?」
鷺ノ宮リョウマ:「カーマイン。聞き覚えのあるブリリアントじゃない名だ」
仲舛久遠:「能力が幻覚メインで、隠密が得意だっていうヤツ。そのせいで場所の目星とかはまだついてないって」
鷺ノ宮リョウマ:「そのカーマインとやらも警戒しておいた方がよさそうだな」
津奈木条静:「なるほど…。これは俺のさらなる推理になるが……同一人物かもしれねえな!」
津奈木条静:「カーマインと怪盗アイビスは!」
鷺ノ宮リョウマ:「……!!!」
鷺ノ宮リョウマ:「と、それはさておき。なかなかの調査能力だったぞ、久遠。イリーガルのままにしておくには惜しい」
津奈木条静:「むっ……まだ! 俺だって情報集めて来たんだぜ! 新鮮なネタがいっぱいあるよッ!」
鷺ノ宮リョウマ:「ファビュラス度で言えば……20というところか」難しい顔をしながら判定を下す。
仲舛久遠:「イェイ。お褒めに預かり光栄です」 ぺこりと大仰なお辞儀。
津奈木条静:「聞いて聞いて聞いて聞いて!」
鷺ノ宮リョウマ:「ならば、条静。次は貴様の番だ!」
仲舛久遠:「や、もちろん聞きますって。落ち着いて落ち着いて」
津奈木条静:「よし。じゃあ……アリスの瞳について、だ!」
津奈木条静:「パーティーの目玉だよ。知ってるだろ? すげえ宝石なんだってな!」
鷺ノ宮リョウマ:「うむ。何やら大層な宝石らしいな」
津奈木条静:「こいつは葉山財閥社長の一人娘の、葉山リュシアってのが身に付けてるそうだ。プロモーションってやつか?」
津奈木条静:「最強最高の人工宝石って売り文句だもんな」
仲舛久遠:「ああ、今回のパーティー自体それのお披露目目的って感じなんですっけ」
鷺ノ宮リョウマ:「宝石とは身に付けためにあるからな。無警戒さはともかくその行動自体は理解しよう」
津奈木条静:「そう、それ。ただ、この宝石、裏社会じゃあちょっと妙な噂があってな……それを探るために、若干、ちょっと情報収集に熱がこもってこうなっちまったんだが」
津奈木条静:「この宝石、妙な光景を映し出したって話だ」
鷺ノ宮リョウマ:「熱がこもるとそうなるのか……?」猜疑心。
津奈木条静:「開発中の話だから、切羽詰まった研究員の幻覚とかって説もあるが、ここまで広まってるとそうとも言い切れねえ」
津奈木条静:「レネゲイドに感染してるかもしれないってよ。……以上だ!」
鷺ノ宮リョウマ:「ふむ……」静かに目をつむる。
鷺ノ宮リョウマ:「ファビュラス度……5!!」
仲舛久遠:「EXレネゲイドかもってことっすね」
鷺ノ宮リョウマ:カッと目を見開いて叫ぶ。
津奈木条静:「低くねっスか、社長支部長!?」
津奈木条静:「何基準だよッ」
仲舛久遠:「ファビュラス基準でしょ」
津奈木条静:「そうだけどぉ……」
鷺ノ宮リョウマ:「リョウマ様基準だ、馬鹿者! そのような重要な情報を持っているならばもっと早く言わんか!」
津奈木条静:「情報屋らしく勿体ぶりたくて……」
鷺ノ宮リョウマ:「それ! そこが5なのだ!」
鷺ノ宮リョウマ:「レネゲイドに感染しているかもしれん宝石を一般人の手元に置いておいたらどうなる?」
仲舛久遠:(意外と理由がちゃんとしてる……) 口には出さずに感心してる。
津奈木条静:「えっ。大変なことになる……?」
鷺ノ宮リョウマ:「そう。大変なことになる……かもしれんのだ」
鷺ノ宮リョウマ:「今すぐに行くぞ、貴様ら!」
津奈木条静:「わかっ……あっ、はや! もう行くんスか!? ブリーフィングは!?」
鷺ノ宮リョウマ:「対決に勝利した久遠は褒美として後でエレガントにしてやろう」
仲舛久遠:「あざっす……いやエレガントになるって何ですか!?」
仲舛久遠:「俺何されるの!?」
津奈木条静:「俺、地面師の北村一輝みたいな感じでブリーフィングしたかったんスけど!」
仲舛久遠:「先輩はまた流行のドラマの真似しようとしてるし!」 前はコンフィデンスマンJPの真似しようとしてた。
鷺ノ宮リョウマ:「くだらんネットフリックスなど見ている場合ではない! リョウマ様の市民が危険に晒されるかもしれんのだぞ!」
鷺ノ宮リョウマ:「条静。久遠。そのなんとかいう財閥令嬢の小娘のパーティーに乗り込むぞ」
津奈木条静:「まあ、元からそのつもりでしたけど!」
鷺ノ宮リョウマ:「……そういえば貴様ら。リョウマ様は警察に勝手な動きをするなと言われていたことを、今思い出した」歩き出しながら言う。
津奈木条静:「あー……警察はねえ……面倒ですよね」
仲舛久遠:「えっ、ソレ良いんすか?」
鷺ノ宮リョウマ:「パーティー会場で警察らしき男を見かけたら……何かこう、ファビュラスにやるように」
津奈木条静:「同じ公務員なんだから、上の方でうまいことやってくれないかなあ……。ま、了解っす」
鷺ノ宮リョウマ:「構わん。リョウマ様は『話を聞く』とは言ったが、聞いてどうするとは言っていない」
鷺ノ宮リョウマ:「貴様らも好きにするといい」
鷺ノ宮リョウマ:二人に向かって微笑む。
仲舛久遠:「支部長らしいですけど……あっ」 苦笑していたがハッとして。
仲舛久遠:「あのじゃあ、俺ちょっと……単独行動しても良いです?」
津奈木条静:「えっ。なんで?」
仲舛久遠:「実はその、クラスメイトがパーティーに参加するらしくって」
鷺ノ宮リョウマ:「ほう」
津奈木条静:「女子だな……」
津奈木条静:「俺にはわかる……」
鷺ノ宮リョウマ:「まだ分からんだろう」
津奈木条静:「いーや、わかります!」
津奈木条静:「わざわざ単独行動するってことは、女子以外どんな可能性があるんスか!」
鷺ノ宮リョウマ:「そうなのか……?」
仲舛久遠:「……可能性自体は色々あると思うっすけどぉ」
仲舛久遠:「今回に限って言えばまあ……はい……」
仲舛久遠:「……女子っす」
鷺ノ宮リョウマ:「珍しく条静の推理が当たったな」驚いた顔。
津奈木条静:「ほら~~~! ちっ。許せねえと言いたいところだが、後輩の異性交遊は喜ばしいことだ」
仲舛久遠:「マジでなんでこういう時だけ勘良いんですか、先輩」 普通にはずくなってきて耳が赤い。
津奈木条静:「情報屋だからな! つまり、うまくいったら……あとはわかるな? 応援してるぜ!」
鷺ノ宮リョウマ:「馬鹿者。貴様が許可を出すな」
仲舛久遠:「何がどう分かるんすか!?俺の情報を売るとか??」
津奈木条静:「いいでしょ、応援するくらい! 違うよ、その彼女の友達とかにいい感じに俺を紹介したりするんだよ!」
鷺ノ宮リョウマ:「ふむ……」社長室の奥で眠っている白銀の獅子を一瞥する。
鷺ノ宮リョウマ:「……まあ、よかろう」
鷺ノ宮リョウマ:「久遠、単独行動を許す。条静、その調子で応援してやれ」
津奈木条静:「オス! FIGHT! 久遠!」
鷺ノ宮リョウマ:「馬鹿者。まだそこまでの仲とも限らん。応援するならばそっと、だ」
津奈木条静:「FIGHT…久遠…」 森のささやきのように
鷺ノ宮リョウマ:「そう。それでいい……」満足げ。
仲舛久遠:「気遣いが行き届きすぎて逆に居づれえ~!それに先輩、そういうことじゃねえ~~!」
仲舛久遠:「いやまあ、許可については本当にありがとうございます!頑張ります!!」
鷺ノ宮リョウマ:「ファビュラスに支障のない範囲でな」苦笑しながら言う。
GM:ではキミ達が和気藹々と歩き去って行く様子を描いてシーンを終了させましょう。
GM:ロイスの処理と購入判定ができるよ~
津奈木条静:まずは同級生… 仲舛久遠 好意〇/敵愾心 で取ります!
鷺ノ宮リョウマ:久遠にロイスを取っておくか。ポジティブが誠意、ネガティブが不安。ポジティブが表だ。
仲舛久遠:津奈木先輩に○連帯感/心配、支部長に○尊敬/不安で!
鷺ノ宮リョウマ:購入は……万が一に備えて何か射撃武器を買っておこう
津奈木条静:それから 鷺ノ宮リョウマ 尊敬/不安〇 です!
鷺ノ宮リョウマ:不安!? リョウマ様が!?
津奈木条静:不安は不安でしてぇ…
鷺ノ宮リョウマ:こんなにファビュラスなのに……
仲舛久遠:俺はちゃんとポジティブ表ですし……
鷺ノ宮リョウマ:購入は拳銃を狙います
鷺ノ宮リョウマ:6dx+4>=10
DoubleCross : (6DX10+4>=10) → 10[1,1,2,4,9,10]+9[9]+4 → 23 → 成功
仲舛久遠:めっちゃ回ってる
鷺ノ宮リョウマ:もっといい銃を狙えばよかった
GM:すごい
津奈木条静:購入、バックラー
鷺ノ宮リョウマ:でも、拳銃が手に入ったから万が一の時は威嚇射撃ができる!
津奈木条静:1dx+1>=8
DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 2[2]+1 → 3 → 失敗
津奈木条静:だめだぁ~ッ 以上!
鷺ノ宮リョウマ:条静……
GM:情報収集してたら使っちゃったのかな
仲舛久遠:じゃあパックラー狙ってみよ
仲舛久遠:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 5[5] → 5 → 失敗
津奈木条静:難しいですよね~
仲舛久遠:俺もダメでした
GM:あぁ~残念!
鷺ノ宮リョウマ:次のシーンで買ってやる
津奈木条静:やさし…!
仲舛久遠:さすが支部長~!
GM:素敵~!
GM:では皆さんの処理が終わったので、このシーンは以上になるよ~。
ミドル02
GM:次!怪盗アイビスのみ登場できるシーンです。アイビスくんは侵蝕率を上げて登場してね。
怪盗アイビス:銀羽輪夜の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(39 → 45)
GM:このシーンは怪盗アイビスとヒロインである葉山リュシアの初邂逅を描写するシーンになります。
GM:どういうシーンにしようかなと思ったんですが やっぱこういうのは…
GM:夜中にヒロインが泊っている部屋のバルコニーに怪盗が現れてほしい
GM:そういうシーンをやる!良い具合に交流したらシーンを〆ますね
怪盗アイビス:深い理解があります 了解です!
GM:真夜中。
GM:N市リッツ・カールギュー国際ホテル。
GM:慈善パーティの会場であり、葉山財閥関係者が滞在する市内有数のラグジュアリーホテルである。
GM:クラシックな西洋建築と広大な庭園、教会めいた大ホールで知られ、どこか貴族の館のような風格を醸している。
GM:さて怪盗であるキミは、予告状の時刻より前に、現場の下見にやって来たところだ。
怪盗アイビス:屋根の上を、悠々とした足取りで歩く。先端だけが黒い白のマントをなびかせて、悠々と
怪盗アイビス:『月溜り』――と名付けているその流体には、外見を偽装する能力もあった。ここまで潜入する間は夜空を偽装し、今こうしてホテルへと降り立ったという次第である。
怪盗アイビス:(警備の網の具合はおよそ想定通り)
怪盗アイビス:(だったらこの経路は、当然見つからない……)
怪盗アイビス:黒いブーツが、装飾に施された僅かな段差を整備された階段のように登っていく。最上、何もない壁に黒手袋が触れると、そこを起点に長身を回転して、上層の屋根へ到達。
怪盗アイビス:(想定通り)(散歩だな、今は)
怪盗アイビス:コツコツという靴音すら憚ることなく、屋根を歩いて飛び降りる。
怪盗アイビス:夜風を切って、狙った通り、バルコニーの欄干へ向けて。
GM:キミがそんな風に、とあるバルコニーに降り立つと。
GM:寝間着姿の少女がそこにいて、夜風に当たっていることに気付くだろう。
葉山リュシア:「……」ふわっと長い栗色の髪。柔らかな素材のネグリジェ姿の少女。
葉山リュシア:丸い目を大きく開き、夜空から現れたキミをまじまじと見つめる。
葉山リュシア:「───あ」
怪盗アイビス:悠々と着地する。白い――圧倒的に白く、だけどどうしてか黒色に目を奪われる、そんな姿。
怪盗アイビス:黒い帽子の下、マスクのさらに下、わずかに青みのある眼が、わずかに視線を向ける。
怪盗アイビス:「……眠れない夜に月を見るのは、止めておいた方が良い」
怪盗アイビス:「悪い夢に魘されるだろう」
葉山リュシア:驚いて、けれど不思議と悲鳴は上げず、その代わり胸の前で両手を握り合わせる。
葉山リュシア:「怪盗アイビス……」
葉山リュシア:「ですか」
葉山リュシア:「予告状の時刻は、まだ先のはずです」
怪盗アイビス:「その通り。俺は怪盗アイビスで、予告の時刻はずっと後」
怪盗アイビス:「ただ散歩の途中、擦れ違った相手に挨拶くらいはするとも」
怪盗アイビス:細い手すりに、ブーツで直立している。白いマントが広がり、波打つ 「君のような相手ならばなおさらだ」
葉山リュシア:「………、」どぎまぎしている。丸く柔らかな手をしきりに握り合わせている。「私?」
怪盗アイビス:「お互い、名前と顔だけは知っている間柄。俺から手紙を送ったことがあり、これからもっと深く関わることになる」
怪盗アイビス:「そんな相手に会釈だけで済ますなんて、俺の流儀ではない。……君は?」
怪盗アイビス:「その目を俺に向けるばかりの君。声を上げて、助けを呼ぶ必要はないのかな」
怪盗アイビス:「すぐに来るよ。ここの警備は皆優秀だ」 口元に笑みを浮かべる
葉山リュシア:「……」笑みを見た途端、頬に赤みが差す。少し口ごもってから。
葉山リュシア:「ここに、あなたが狙っているものはありませんから」
葉山リュシア:「盗む以外の犯罪はしないって、ニュースで見ました。……あの」
葉山リュシア:「でも、ニュースで報道されている姿はまやかしで、本当はもっと、おっかないグループで盗みをしてるんだと思ってました」
怪盗アイビス:「なるほど」
怪盗アイビス:両手を自分の胸元に当てて 「見ての通り、少なくともグループではないね。それで、どうだろう」
怪盗アイビス:「おっかない?」
葉山リュシア:「………いえ、いえ………ううん」
葉山リュシア:「ふふ。分かりません」困ったように笑う。
怪盗アイビス:「そうだな。俺のことは、これから知っていってくれ」
怪盗アイビス:「少なくとも誤りを一つ、この手で直せただけで、君に会いに来た価値はあった」
怪盗アイビス:「少し良い散歩になったな」
葉山リュシア:「…待って!」
葉山リュシア:「あ、」慌てる。「もう行っちゃうって思っちゃって…」
怪盗アイビス:「構わない。いつまで待とうか。夜が明けるまで? ……それとも、君の鼓動が落ち着くまで?」
葉山リュシア:「はぁぁぁ」小声
葉山リュシア:「いえっ、あの、あの…えっと、せっかくだし、せっかくですから、そう」慌てている。
葉山リュシア:「質問を!させてほしいんです!」
怪盗アイビス:「ほう」「俺から何かを得ようとするなんてな」
葉山リュシア:ぱちぱちと瞬き。
葉山リュシア:「怪盗アイビスさんは、ひとりで……行動していて、色々な場所に現れるのを、ニュースで見ています」
葉山リュシア:「それって、どんな気持ちで…」
葉山リュシア:「ひとりでお宝を狙うのって、寂しくはないの?」
怪盗アイビス:「……きっと一人では、何をしても寂しいだろうな」
怪盗アイビス:「だが生憎、俺はまったく一人ではない」
怪盗アイビス:「俺の行いを噂し、俺の翼を見上げる人々がいる。彼らを忘れて自分が一人だなんて言っては、彼らに悪い」
葉山リュシア:「翼……」視線を上げ、夜空にたなびくマントを見つめる。
怪盗アイビス:「そうだ。夜のように燃え、空のように輝く、この白翼――」
怪盗アイビス:不意に、手すりから音もなくリュシアのほど近くへ降り立つ。遅れて、マントのはためく音がする
葉山リュシア:「ひゃ」
怪盗アイビス:「……君もその一人となれば」 低い囁き
怪盗アイビス:「尚更寂しさなんてものとは無縁だな」
葉山リュシア:「わぁぁぁぁぁぁ」真っ赤になってうろたえ、後ずさる。
怪盗アイビス:黒いシルクに包まれた手が、リュシアの柔らかな髪へかすかに触れた。間近に見えた顔はすぐ遠ざかり、視界を、風に踊る白いマントが埋め尽くす
怪盗アイビス:瞬きの後には、その怪盗は再び欄干の上に立っている。右手の指から、先程までリュシアの髪に陣取っていた、何かの花の花びらが夜に散った
怪盗アイビス:「予告もなく失礼」 帽子の鍔で目元を隠し 「時間だ」
葉山リュシア:「………」真っ赤になって、触れられた方の耳元に手をやっている。
葉山リュシア:「あっ……」
葉山リュシア:「待って、最後にひとつだけ」
怪盗アイビス:背を向けかけていたが、首を傾げるように振り返る
葉山リュシア:「私を…」
葉山リュシア:「一緒に連れて行ってと言ったら、私のことも盗んでくれますか?」
怪盗アイビス:「…………」
怪盗アイビス:わずかな思案。だが、すぐに 「……フ」
怪盗アイビス:笑う 「一夜にして、俺から二つも得ようとするとは」
怪盗アイビス:「強欲だな。そんなこと、試みようとしたのすらお前が初めてだ」
葉山リュシア:うそ、と頬に書いてある表情。
怪盗アイビス:「『月はなぜ、月と呼ばれているのか』」
怪盗アイビス:「これに答えられれば、お前の依頼を受けることもあるだろう」
怪盗アイビス:「これはお前の強欲への罰でもある……せいぜい眠れぬ夜を過ごせよ、リュシア」
葉山リュシア:「あ、名前……」驚いたように目を丸くして、去り行くキミを見送りながらバルコニーに身を乗り出す。
葉山リュシア:少し背伸びをして、欄干に手をつく。
怪盗アイビス:地へ飛び降りたはずの白い影は、見下ろした時にはもう見えない。夜風か、あるいは夢のように消えている
葉山リュシア:「……、リュシアです」
葉山リュシア:「葉山リュシア……」
葉山リュシア:もう一度、耳元に手をやる。柔らかな髪が夜風にさらわれる。
GM:シーンを終了します。
GM:ロイスを…リュシアに対してはOPで取ってますね 購入もあればどうぞ!
怪盗アイビス:木刀でも買っておくか 購入値5、攻撃力3の白兵武器
怪盗アイビス:3dx=>5
DoubleCross : (3DX10>=5) → 9[4,8,9] → 9 → 成功
怪盗アイビス:成功 のっぴきならない時にサンドシャードするぜ
GM:とりあえずの武器確保大事 了解です!
GM:ではこのシーンはこれで終了だよ~